藍。#類語新辞典

出藍の誉れ、という表現がある。「青は藍より出でて藍より青し」という故事がある。青色の染料を藍から取ることがあるが、その染料は藍そのものよりも青くなることを意味する。転じて、弟子がその師より優れていることを指す。ただ弟子の側からこのように言うのは非礼にあたると思われる。師が厳かに弟子を誉めるのが妥当な使用法である。そして優れた弟子を養成したのであるから、師の側も評価されることになる。因みに「トンビが鷹を産む」という表現もある。しかしトンビの側が評価されるのにはならないだろう。