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日本社会の「危機に立つ“中流”」

たまたまNHKのNEWSを流していると、「危機に立つ“中流”」なる報道が為されていた。放送された内容はこんなモノである。

危機に立つ“中流” | NHK | WEB特集

事例の家族は、如何にも日本社会に居そうな「中流」である。家族全体の収入は年で約750万円。高いかもしれないが、税金やら社会保険料やらも、この中から出さなければならない。当該家族は、「中流」はもう少し上だと認識している。こんな家庭は多いと思われる。

NHKは20歳代から60歳代の男女にインターネットで調査をして、5370人から回答を得たとのことである(なお統計的に何処まで妥当なのかの問題は残る)。色々と項目はあるが、身につまされるのはこの回答結果。

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親より豊かになれないと3分の1以上の若者は感じていると答えている。私はこの年齢のときは平成の前半であるが、ここまでは酷くなかったという印象である。幾らバブル崩壊に見舞われても、復活出来ると世の中は信じ込んでいた。私が30代の初頭にNHKで「プロジェクトX」が人気を集めたのも理由がある。不祥事もあって数年で放映終了になったけど。