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Cat5e〜Cat8 Ethernet規格比較(身近なネットワークサービス第7回)#放送大学講義録

ーーーー講義録始めーーーー

 

有線LAN(Ethernet)はカテゴリー番号が大きいほど新しい規格となり、最大転送速度(帯域幅)が向上します。既存のCat5e/Cat6ケーブルで構築されたネットワークを高速化するには、スイッチやNICを2.5GBASE‑T/5GBASE‑T対応機器に交換するだけで済み、ケーブル張替えの手間とコストを抑えられます。
また、Wi‑Fi 6/7など無線LANの高速化に伴い、有線バックボーンにも同等以上の帯域が求められています。さらにデータセンター用途ではラック内配線が30m以下に収まるため、Cat8対応の25G/40GBASE‑Tで高密度・低遅延通信を実現可能です。
NICとスイッチの双方が同一規格に対応していない場合は下位速度にネゴシエーションされるため、目的とする伝送速度を得るには機器選定時に対応規格の組み合わせを必ず確認する必要があります。