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平均寿命と健康寿命の推移と課題(食と健康第15回)#放送大学講義録

ーーーー講義録始めーーーー

 

平均寿命と健康寿命の推移

平均寿命の推移と将来予測

日本人の平均寿命は、2013年に男性80歳代、女性が86歳前後に到達し、その後も増加傾向が続いています。

  • 2060年の予測では、男性が84.2歳、女性が90.9歳に達すると見込まれています。
    このように、今後は「100歳以上の長寿」が特別なことではなくなる時代が訪れます。

健康寿命とは

平均寿命が「0歳における平均余命」を示すのに対し、健康寿命は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」を意味します。

  • 健康寿命は、国民生活基礎調査の「現在、健康上の問題で日常生活に支障があるか?」という設問への「ない」と回答した人の割合から算出されます。

平均寿命と健康寿命の差(2013年・2019年)

年度 男性:平均寿命/健康寿命/差(年) 女性:平均寿命/健康寿命/差(年)
2013年 80.21歳/71.19歳(差 9.02年) 86.61歳/74.21歳(差 12.40年)
2019年 81.41歳/72.68歳(差 8.73年) 87.45歳/75.38歳(差 12.07年)

 

平均寿命と健康寿命の差を縮めることは、「寝たきり」や要介護状態の期間を短くし、人生をより活動的に過ごすために極めて重要な課題です。