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DV脱出後のユウさんは後遺症に苦しみ、不安感や日常生活の困難、現実逃避のため韓国時代劇に没入する心理的影響を経験。(家族問題と家族支援第10回)♯放送大学講義録

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ユウさんはDVからの脱出後も、その後遺症に苦しんでいます。初期には、物事に対して不安を感じ、息苦しさや心の詰まりを経験していました。日常生活では、水面で息をする魚のように苦しみ、不安やイライラを感じることが多く、ハリネズミのように身を守るように暮らしていました。これらの症状は時間が経っても完全には消えず、日常生活の中で続いている困難や、以前はできたことができなくなったり、特定の行動に対して抵抗感を感じるなど、さまざまな不具合として現れています。例えば、アイロンをかけることができない、手にする気になれないといったことが挙げられます。

また、ユウさんは現実逃避として韓国の時代劇を視聴し続けるという行動を取っていました。日常生活とは全く異なる世界に没入することで、現実からの一時的な逃避を図っていたのです。時代劇を見ている間、画面と自分の間にペットボトルが立っていても、それをどかすことができず、長い間その状態でドラマを見続けるという状況がありました。これらの行動は、DVの影響が心理的な側面だけでなく、日常生活の細かな部分にまで及んでいることを示しています。ユウさんはこれらの後遺症と長く付き合っていかざるを得ないと認識しており、その過程で様々な症状や困難との付き合い方を学んでいると述べています。

家庭内暴力に苦しむユウさんが離婚を決意。子育ての負担、精神的苦痛を経て、友人の支援で逃走し新生活を模索。(家族問題と家族支援第10回)♯放送大学講義録

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ユウさんは元夫からの暴力に苦しんでいたにも関わらず、離婚を真剣に考えるまでには至らなかった時期がありました。特に子供が生まれる前は、離婚がいつでも可能だと考えていましたが、友人の離婚を見て自分も同じ道をたどるのではないかと恐れ、離婚を切り出すことへの不安もありました。子供が生まれてからは、自分自身が父親との良好な関係を持っていたため、子供に父親がいない環境を作りたくないという思いから、なんとか現状を改善できるのではないかと頑張り続けました。

しかし、結婚してから10年間の共同生活の中で、ユウさんは日々の生活での疲労と心労が積み重なり、朝起きられなくなるほどの状態に追い込まれました。特に夫が出張で家を空ける日は、精神的にも肉体的にも余裕がなくなり、娘の幼稚園の準備を自分でさせてしまうほどでした。この生活の中で、ユウさんは逃げ出すことを考えるようになりました。

ある日、夫が短時間家に帰った後に再び出かけた際、ユウさんは子供が祖母に電話をしているのを見て、自分もまた暴力の被害に遭っている現実を突きつけられました。その瞬間、ユウさんは逃げ出す決意を固め、荷物を詰めて子供を連れて家を出ました。最初は元夫の実家に転がり込みましたが、夫からの電話で過去に聞いたことのある謝罪の言葉を再び聞き、変わらない夫の態度に絶望しました。

その夜、中学からの友人に電話をし、これまで語ってこなかった暴力の事実を打ち明けました。友人からの言葉で、ユウさんは自分の状況が改善されないことを悟り、ついに離婚への道を歩み始めました。その後、友人の家を転々とし、最終的には実家に戻りました。この一連の出来事は、ユウさんが自身と子供の安全のために、苦渋の決断を下した瞬間を示しています。

DV被害者が子育て中の日常的暴力、自己嫌悪、健康影響、マインドコントロールを経験。裁判での苦闘も語る。(家族問題と家族支援第10回)♯放送大学講義録

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ユウさんの生活は、元夫の暴力によって深く影響を受け、その心は日々の恐怖で徐々に麻痺していきました。子育てにおいても、夫はいかなる支援も提供せず、責任を全てユウさんに押し付けました。ささいなことで、彼女は夫からの制裁を受けることがあり、その一例として、娘が怪我をした際にも、ユウさんは夫によって非難されました。このような状況の中で、彼女は自分が非難されずに済むことを最優先に考えるようになりました。娘がクリニックで怪我をしたことは、ユウさんにとっては「セーフ」と感じられる状況であったことが、彼女自身の心理状態を如実に表しています。

この事実に気づいた時、ユウさんは自分の思考に愕然としました。自分の子供の安全よりも、自身が制裁を受けないことを優先に考えている自分に対して、深い自己嫌悪を感じました。しかし、この感情は、彼女が夫の暴力から逃れることができない状況の中で、自己保護の一形態として現れたものです。

夫からの暴力は言葉によるものと身体的なものの両方がありました。ユウさんは毎日、夫の気分や行動を慎重に見守り、暴力や非難を避けるように行動していました。このような状況は、彼女の精神的、身体的健康にも大きな影響を及ぼし、気管支炎や花粉症などの健康問題を引き起こしました。

裁判での経験も、DVの連続性とその影響の深刻さを物語っています。ユウさんは、具体的な暴力の事例を挙げることが困難であり、日常的に続くDVの中で、身体的な暴力はその一部に過ぎないと語りました。元夫による支配とマインドコントロールの下で、ユウさんは絶えず苦しみ、自分の意志に反して行動を強いられました。このような状況は、DVが被害者の心と身体に与える深刻な影響を示しています。

DV被害者が語る結婚後の変貌と暴力。精神的、身体的暴力の実態と恐怖をシャドーボクシング、年賀状エピソードで明らかに。(家族問題と家族支援第10回)♯放送大学講義録

結婚前から暴力をふるう人と結婚することは稀だろう。

 

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結婚前、相手はまったく暴力を振るう様子はなかったとユウさんは述べています。彼女は、多くの加害者が当初はそのような行動を見せないこと、変貌することを指摘しています。彼女の元夫は、表面上は温厚で、普通の会社に勤める営業マンでしたが、結婚後、彼の暴力的な行動がエスカレートしました。ユウさんは、体の悪い母親を心配し、仕事を持っていたため、離婚を考えなかったり、暴力に対して声を上げることをためらったりしました。

ユウさんは専業主婦になった後、元夫の暴力はさらに悪化し、目を殴られるなどの身体的暴力を受けました。しかし、彼女の元夫はこれらの行為を覚えていないと言います。彼がボクシングをしていると自称し、日常的にシャドーボクシングをしていたことから、ユウさんは彼が何をするかわからないという恐怖を感じました。

精神的に最も辛かったのは、年賀状のエピソードでした。ユウさんは、彼女が管理していた年賀状の中で、大事な人宛のものを彼が出すことになっていたが、彼がそれを忘れており、結果的に彼女がそれらを急いで出しに行くことになりました。この出来事は彼女に深い屈辱を感じさせ、精神的な暴力として深く傷つきました。

この証言は、ドメスティックバイオレンス(DV)の多様性と、身体的暴力だけでなく精神的暴力も深刻な影響を及ぼすことを浮き彫りにしています。ユウさんの経験は、DVが被害者の精神をどのように「潰す」ことができるかを示しています。

DV(ドメスティックバイオレンス)を深掘りし、夫婦間暴力の本質と解放の支援策を探求。 - F-nameのブログ(1)(家族問題と家族支援第10回)♯放送大学講義録

DVは決して縁のない問題とは言えないと思う。

 

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第10回と第11回のテーマはDV(ドメスティックバイオレンス)です。DVとは、配偶者やパートナーなど親密な関係の中で行われる暴力を指し、結婚している夫婦間だけでなく、離婚した夫婦、事実婚の関係にあるカップル間の暴力も含まれます。この授業では、夫婦間の暴力に焦点を当て、DVがプライベートで親密な関係の中で起こるため、第三者から見えにくく、明らかになっても軽く扱われがちな点について考察します。

第10回ではDVの問題構造について、DVがどのような暴力であるか、その本質を深く掘り下げます。第11回では、DVからの解放に向けて必要な支援策について考えます。印刷教材ではDVに関わる制度や統計を通じて、DVの全体状況を解説し、放送教材では当事者のリアルな状況を伝えるために、DV被害者である「ユウさん」(仮名)にインタビューしました。

レム睡眠は体温が低い時に増加し、夜半から明け方にかけて長くなる。夢の長さも同様に変化。体温周期と密接な関係。(睡眠と健康第4回その11)#放送大学講義録

夢は睡眠の後半にみるものなのか。

 

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最後に、レム睡眠の特徴について述べます。図4の6をご覧ください。この図は、体温とレム睡眠の出現率との関係を示しています。第13章で詳しく説明されていますが、私たちの体温は24時間周期で変動し、夕方に最高体温に達し、早朝に最低体温になります。最高体温と最低体温の差は、個人差がありますが、大体0.5度から1度程度あります。図4の6の横軸は、最低体温を0時として表現しています。

図の下段に示されている温度は、アメリカなどで使われるファーレンハイト(°F)です。この温度を摂氏(°C)に換算すると、98.5°Fは約36.9°C、97.5°Fは約36.4°Cに相当します。そして、上段のレム睡眠の出現率を見ると、体温が低い時にレム睡眠の出現率が高まり、体温が高い時にレム睡眠の出現率が低くなることがわかります。

通常、夜間の睡眠では就寝直後はまだ体温が高いためレム睡眠は短いですが、睡眠の後半には体温が下がるため、レム睡眠が長くなります。レム睡眠中には夢を見ることが多いので、夢の長さは深夜よりも明け方の方が長くなります。以上、今日の講義では、睡眠が一晩のうちにどのように変化するか、特に脳波に焦点を当ててお話しました。時間になりましたので、今日の話を終わります。

 

 

 

睡眠時間の短縮は健康に悪影響。覚醒時間が長いほどデルタ波睡眠(深い睡眠)が増加。昼寝・アルコールは夜の睡眠に影響。(睡眠と健康第4回その10)#放送大学講義録

昼寝するにも長いのはいけないと知る。

 

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睡眠時間が短いと健康を害することは多くの研究で証明されています。浅い睡眠である睡眠段階2でも、しっかりと取る必要があるのです。一方で、一晩の間に現れるデルタ波睡眠(深い睡眠)の長さは、起きている時間の長さと関係があることもわかっています。印刷教材の図4の5をご覧ください。この図は、朝起きてからその後眠るまでの時間(覚醒時間)と、一晩の睡眠中に現れるデルタ波睡眠の長さを示しています。起きている時間が長ければ長いほど、デルタ波睡眠が長く続く傾向があります。

図4の4を再度見てください。ここに示されたデータは、1日に7時間睡眠を取る人たちのものです。これらの人たちは、眠るまでの時間が17時間ということになります。もし彼らが一晩徹夜して、普段の起床時刻に就寝した場合、24時間起き続けたことになります。そうすると、睡眠の初期のデルタ波睡眠(深い睡眠)が早く始まり、長く続く傾向があります。このように、起きている時間が長いほど、睡眠の前半にデルタ波睡眠が長く現れるようになります。逆に、起きてから眠るまでの時間が短い場合、デルタ波睡眠が短くなります。

この現象は、昼寝を取った際にも体験できます。2時間程度の昼寝をすると、昼寝中にデルタ波睡眠が現れますが、これは本来夜間の睡眠中に取るべき睡眠です。昼寝をすると、夜に睡眠を取るまでの時間が短くなり、夜のデルタ波睡眠が短くなることがあります。その結果、昼寝をすると夜眠れなくなることがあります。ですから、長い昼寝は避けるべきです。また、アルコールの摂取も夜の睡眠に悪影響を及ぼすことがありますので、注意が必要です。