もれたりした事柄をあとからおぎない加えること。また、そのもの。百科事典に補遺の巻が付け加えられることもあるし、単行本を文庫化した際に補遺が加えられることもある。それを目当てに、単行本を持っていても文庫で買い直すこともある。補遺をどのようなものなにするかは、著者などの腕の見せ所でもある。
塀。#類語新辞典
5年前の6月18日の高槻の地震では、倒壊したブロック塀の下敷きになり小学生が死亡した。死者が数名の内の1人だったので、NEWSにも大々的に取り上げられていたのは記憶に新しい。ブロック塀の耐用年数は概ね20年から30年程度であり、既に突破しているブロック塀も多いであろう。撤去には費用もかかる。私は極力ブロック塀と近づかないようにはしているが、限度があるかもしれない。ううみゅ。
腑。#類語新辞典
人体など動物の個体を解剖することがあるが、古くは「腑分け」と称した。と言っても日本史上は幕末までは記録がごく少ない。ただ江戸時代に、杉田玄白などが腑分けを行ない、それが蘭書の解剖学書の「ターヘル・アナトミア」の日本語訳の契機になったとされる。幕末より前に西洋医学は日本に流入していた模様である。
火。#類語新辞典
いわゆる「火炎びん〔瓶〕」を、法律では以下のように定義する。「ガラスびんその他の容器にガソリン、灯油その他引火しやすい物質を入れ、その物質が流出し又は飛散した場合にこれを燃焼させるための発火装置又は点火装置を施した物で、人の生命、身体又は財産に害を加えるのに使用されるもの」(火炎びんの使用等の処罰に関する法律第1条)。長々しい定義であり、お近づきになりたくない方も多いだろう。先に挙げた法律で、火炎びんは使用、製造、所持等が処罰されることになっている。
把握。#類語新辞典
最近のことだが、JR京都駅の手洗いに入ると、忘れ物と思しきものがあった。東京土産の定番の「東京ばな奈」である。未だ封を切っていない商品であった。恐らくは東京行きのお土産として買ったのだが、帰りのトイレで把握し切れずに忘れてしまったものと思われる。差し当たり改札の駅員に現物を届けておいた。果たして持ち主に戻ってくるだろうか。
膿。#類語新辞典
「膿を出す」という行為は、文字通りの意味だけではなく、比喩としても深い意味を持つ。これは、体内の膿を取り除く医療行為を超え、社会な問題の解決にも通じるメタファーである。社会的な文脈で考えると、「膿を出す」とは、問題の核心に迫り、隠れた原因や困難を明らかにすることを意味する。この行為は、しばしば苦痛を伴い、短期的には不快な状況を生み出すこともある。しかし、長期的には、問題を根本から解決し、健全な状態を取り戻すために不可欠なものである。「膿を出す」という行為は、生物学的なプロセスだけでなく、個人や社会が直面する問題を解決するための重要なものである。それが必要な組織はNEWSを数日見ていれば色々と挙げられるだろう。
値上げ。#類語新辞典
物価の上昇(要するに値上げ)は、一般的に経済活動の活発化と見なされる。ただ、それが賃金の上昇を上回ると、生活の質に影響を及ぼすこともある。賃金の増加は、労働者にとっては生活水準の向上を意味する。しかし、物価が同時に上昇する場合、その増加分は実質的な生活の改善にはつながらない(「実質賃金が上がらない」とも言う)。特に低所得層にとって、物価の上昇は生活費の増加に直結し、生活困難に陥るリスクを高める。そうならなくても個人の購買力は下がる。経済全体の成長にもブレーキをかける可能性が出てくる。賃金と物価のバランスは、個人の生活水準、企業の経営状態、そして国の経済健全性を維持するために、慎重に管理されるべき要素である。