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2023-01-01から1年間の記事一覧

自閉症スペクトラム障害の心理学的理解(障害者・障害児心理学第12回)(放送大学講義録)

心理学の視点で考えるのが有意義なのだろう。 ------講義録始め------ 自閉症スペクトラム障害の心理学的理解:自閉症スペクトラム障害の原因は脳のどのような機能障害にあるのかということは、現時点では明確ではありません。また、脳科学の理論モデルの原…

自閉症スペクトラム障害の出現率と診断法(障害者・障害児心理学第12回)(放送大学講義録)

今ではクラスに数人いると言われることもある。 -----講義録始め----- 5. 疫学:国際的には、自閉症スペクトラム障害の出現率は160人に1人の割合と言われています。しかし、これはいくつかの研究の平均的な出現率であり、よくコントロールされた研究では自閉…

診断基準の変化と自閉症スペクトラム障害(障害者・障害児心理学第12回)(放送大学講義録)

診断基準は半世紀前から変化しているのだろう。 ------講義録始め------ 診断基準:医学的診断のためのマニュアルDSM-5では、自閉症スペクトラム障害の診断基準に、複数の状況で社会的コミュニケーション及び対人的相互作用における持続的な障害と、行動、興…

発達障害の理解と支援:自閉症スペクトラム障害の特徴と診断名(障害者・障害児心理学第12回)(放送大学講義録)

これから数回、発達障害をテーマとした放送大学の講義の書き起こしを展開する。 ------講義録始め----- 第12回発達障害の理解と支援:自閉症スペクトラム障害について、担当の江藤です。よろしくお願いします。自閉症スペクトラム障害は、症状の重度差、併存…

思春期・青年期と精神障害(精神医学特論第12回)(放送大学講義録)

放送大学の石丸昌彦教授が精神医学特論で、思春期・青年期の精神障害、特に統合失調症・双極性障害について解説。発達障害や治療法にも焦点。

発達障害(精神疾患とその治療第11回)(放送大学講義録)

発達障害は、脳の発達に関連した障害で、言語、学習、社会性に影響を及ぼす。自閉スペクトラム症、ADHD、学習障害などがあり、個別のニーズに合わせた教育、療法が重要。早期発見と適切な支援により、自立と社会参加を促進。

問題行動のある発達障害者への支援(司法矯正・犯罪心理学特論第11回)(放送大学講義録)

自閉スペクトラム症(ASD)における逸脱行動の理解、コミュニケーション障害へのアプローチ、効果的な支援技術に焦点 #ASD #逸脱行動 #コミュニケーション障害 #支援技術

概。#類語新辞典

歴史とは、膨大で複雑な出来事の集合体を要約し、概要として伝えることだと言うことが出来るだろう。歴史の概要を作成する際の主な挑戦は、事実の正確性を維持しつつ、同時に内容を簡潔に保つことにある。矛盾しているように思えるが、複雑な歴史的背景を簡…

矮躯。#類語新辞典

小学生の頃、私はクラスでも背が小さい部類に属していた。整列では背の低い順で並ぶのだが、一番前だったこともある。目立つので困惑したのを覚えている。体育祭では背の高い順で並んで行進したからか、保護者には迫力があると好評だったそうである。矮躯だ…

労。#類語新辞典

これを読まれている方には、何処かの組織に属して働いている方が多いであろう。要するに労働をして賃金を貰う、そんな側面があるだろう。場合によっては自らの身を粉骨砕身して(あくまで例えだけど)仕事に取り組むことが求められる。それで組織に属さないフ…

レイアウト。#類語新辞典

伝統的な教室のレイアウトでは、学生(つまり参加者)は前を向いて一列に座り、教師は教室の前方で教えます。この配置は、教師(つまり教える側)中心の教育に適している。そして習慣的に教室以外の、例えば企業の研修でも、そういうレイアウトにしがちである。…

累計。#類語新辞典

地球上で起こっている環境変化は、一日や一年のうちに顕著になるものではない。これらの変化は何十年、何世紀にもわたって徐々に蓄積され、その結果が現れる。例えば気候変動は、主に温室効果ガスの排出により引き起こされ、地球の気温上昇をもたらす。この…

リアル。#類語新辞典

山崎豊子が書く作品は、緻密なリアリズムと深い人間洞察で知られる。ここで言う「リアル」とは、単なる現実の再現ではなく、社会的、政治的な真実を探求することを伴う。例えば、「白い巨塔」では、医療界の権力闘争や倫理問題が生々しく描かれている。ここ…

来援。#類語新辞典

警備会社に所属していた際に、祇園祭の警備に参加する機会があった。言わずと知れた日本の夏の風物詩である。他の祭り同様に、祇園祭は、警備員にとり多くの課題を伴うイベントである。特に私の年は雨天であり、その難易度は一層高まった。路上などが滑りや…

夜明かし。#類語新辞典

私は以前に梅田の商業施設で施設警備に携わっていたことがある。24時間勤務で、4時間の仮眠以外は働いていた。勤務形態の中には、朝の5時まで延々と働くシフトもあった。未明の2時には眠気が出てきて、カフェインの入った飲料を飲んで紛らわせたことも度々あ…

唯我独尊。#類語新辞典

「唯我独尊」と言えるような、自己中心的な態度を取る人間が稀だが居る。自己愛や自己重視が過度に表現されているのだろう。そんな心理状態は、深い自己愛や自尊心の問題から発生する。そんな人間は自分の考えや欲求が常に正しいと信じ、他人のニーズや意見…

野。#類語新辞典

「西部劇」と「野」は、アメリカ文化の象徴として深い関係を持つ。「野」は西部劇(1900年代にアメリカで製作された)において、アメリカの拡張主義と開拓精神の象徴であった。開拓まもない西部劇は、アメリカが未開の西部を開拓していく過程を描き、その中で…

盲愛。#類語新辞典

「盲愛」という言葉は、愛情が極端になり、現実を見失う状態を表す。心理学的に見ると、盲愛は愛情の感情が強迫的な要素を含むようになると発生することが多い。それは愛する人に対する強い恐れや不安、自己価値の低さから生じることがある。自分が愛する人…

目明き。#類語新辞典

「目明かし」とも言う。江戸時代に於いて、町奉行の与力や同心に私的に雇われ、その手先となって犯罪人の捜査・逮捕に従事した者を指す。「岡っ引き」とも称する。今で言う刑事に近いかもしれない。要するに治安維持の為に必要な者であったのだけど、明治時…

無意義。#類語新辞典

無意義感は、現代人が直面する複雑な心理状態の一つである。それに陥る主な理由として、生活や仕事、人間関係において目的や価値を見いだせないことが挙げられる。この状態は、自己の存在や行動が無価値であるという感覚につながり、更には自尊心の低下や動…

箕。#類語新辞典

農具の一。穀物を入れ、あおって、その中の殻・ごみをふるいわけるもの。ふじづる・柳・割り竹などで編んで作る。例えば下の絵のようなものである。 農家の側を通ると目にすることが多い。構造は単純だが、実用的ではあるのだろう。なお、箕作麟祥(みつくり_…

まあまあ。#類語新辞典

「まあまあ」という表現は、日常会話の中でしばしば用いられる。感情の極端な高揚や低下を避け、穏やかな状態を示すための手段として機能することが多い。例えば、仕事や学業での過度な期待や圧力に直面した際に、自己評価を「まあまあ」とする。この表現は…

補遺。#類語新辞典

もれたりした事柄をあとからおぎない加えること。また、そのもの。百科事典に補遺の巻が付け加えられることもあるし、単行本を文庫化した際に補遺が加えられることもある。それを目当てに、単行本を持っていても文庫で買い直すこともある。補遺をどのような…

塀。#類語新辞典

5年前の6月18日の高槻の地震では、倒壊したブロック塀の下敷きになり小学生が死亡した。死者が数名の内の1人だったので、NEWSにも大々的に取り上げられていたのは記憶に新しい。ブロック塀の耐用年数は概ね20年から30年程度であり、既に突破しているブロック…

腑。#類語新辞典

人体など動物の個体を解剖することがあるが、古くは「腑分け」と称した。と言っても日本史上は幕末までは記録がごく少ない。ただ江戸時代に、杉田玄白などが腑分けを行ない、それが蘭書の解剖学書の「ターヘル・アナトミア」の日本語訳の契機になったとされ…

火。#類語新辞典

いわゆる「火炎びん〔瓶〕」を、法律では以下のように定義する。「ガラスびんその他の容器にガソリン、灯油その他引火しやすい物質を入れ、その物質が流出し又は飛散した場合にこれを燃焼させるための発火装置又は点火装置を施した物で、人の生命、身体又は…

把握。#類語新辞典

最近のことだが、JR京都駅の手洗いに入ると、忘れ物と思しきものがあった。東京土産の定番の「東京ばな奈」である。未だ封を切っていない商品であった。恐らくは東京行きのお土産として買ったのだが、帰りのトイレで把握し切れずに忘れてしまったものと思わ…

膿。#類語新辞典

「膿を出す」という行為は、文字通りの意味だけではなく、比喩としても深い意味を持つ。これは、体内の膿を取り除く医療行為を超え、社会な問題の解決にも通じるメタファーである。社会的な文脈で考えると、「膿を出す」とは、問題の核心に迫り、隠れた原因…

値上げ。#類語新辞典

物価の上昇(要するに値上げ)は、一般的に経済活動の活発化と見なされる。ただ、それが賃金の上昇を上回ると、生活の質に影響を及ぼすこともある。賃金の増加は、労働者にとっては生活水準の向上を意味する。しかし、物価が同時に上昇する場合、その増加分…

縫い付ける。#類語新辞典

高校時代の制服は、単なる古びた学生服ではなく、時間と共に縫い付けられた記憶を織り込んでいる。私が忘れ去った友人との日々も、この制服には深く刻まれているのだろう。この制服は、卒業と共にクローゼットの奥にしまわれたけれど、ごくたまにその制服を…