F-nameのブログ

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気象衛星の恩恵。

昨日は兎にも角にも台風14号の昼間であった。敗戦後の日本列島では、伊勢湾台風や洞爺丸台風などが襲来して、多数の犠牲者を出した。当時は気象衛星もなかったので、地上の観測地のデータしか頼るものはない。台風が予想外の進路を取るとなす術もないことがあった。洞爺丸の遭難は、台風の目だろうと誤判断したとの説がある。

ただ、今は違うのは書くまでも無い。気象衛星があるから、現在の台風の位置は分かる(台風の目の位置も分かる)。後はデータと照らし合わせて台風の進路はある程度は予測可能である。予想が出来れば天気予報で広く知らせることが出来る。最近では台風襲来を見込んで、鉄道の運行取り止めや店舗の休業など(私の勤務地の百貨店でも午後4時で営業を中止した)も行なわれるようになっている。もちろん被害はゼロにはならない。犠牲者の御冥福を祈るしかない。しかしながら、台風をハンドリングする方向に進んでいるとは言えるだろう。気象関係者の方々に感謝したい。

図。#類語新辞典

私は京都大学の学部の4月入学者の内で、昭和時代の最後に潜り込んだ者の1人である(法学部は1学年で400人になる)。吉田キャンバス内にある教養部という所で一般教養の科目を取るのだが、自然科学の科目の中で図学と呼ばれる科目を履修した。内容はほぼ覚えていないが、祇園祭の山鉾をレポートの題材にしたのは覚えている。

それで自然科学の場合は理系向けと文系向けがあり、私は後者を学んだ。図学というのは単に図形の面白さを追究するだけでは無いが、私には様々な図の話に映った。

混乱。#アラン定義集

1941年12月8日未明(これはあくまでも日本時間であるが)に、大日本帝国の主に空母艦隊の艦載機により、ハワイオアフ島の米軍基地や艦隊に対する攻撃が断行された。いわゆる真珠湾攻撃である。旧軍の中には、半ば投機的な作戦であるという意見も強く、シミュレーションでも芳しい結果にはなっていない。旧日本軍でも米軍でも、誰しも最初に真珠湾を攻撃するとは考えていなかった模様で、それが故に成功したとも言える。米軍のレーダーには日本側の艦載機が認められたのだが、友軍のものだと考えてしまった。いきなり艦載機が来襲したので、真珠湾はかなりの混乱ぶりであった。

なお「真珠湾攻撃」というのは、高度成長期の大阪でも比喩で用いられていた。山崎豊子先生の「白い巨塔」で出て来る。

 

 

 

彷徨える大相撲中継。

台風14号が日本列島に上陸した。過去に例を見ない被害が生じる恐れがあることの報道であった。実際にはどうなっただろうか。

今は9月の中旬なので、大相撲の秋場所が行われている。台風が来ているのに(来ているから?)、昨日の15時44分に台湾南東部で地震が起こった。

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地震の被害も気掛かりだが、宮古島辺りに津波が来る恐れがあるとNHKは報ずる。通常は総合チャンネルで大相撲中継をするのだが、地震の報道もしなければならない。なので大相撲は衛星のBS1で報じていた。ところが津波の危険性が無いのが判明して、中継は教育のサブチャンネルに移る。更に定位置の総合に。災害報道のためだから致し方ないのだが、大相撲のファンはチャンネル移動を知って驚いたのでは無いか。まあNHKは複数のチャンネルを持っていると、融通は効くのだろう。伊達に公共放送を名乗っていない。

事。#類語新辞典

「大事の中に小事なし」と言う慣用句がある。大きな案件に絡むことが仕事の中ではあると思うけど、そうなるとさして重要とも思えないような小事には構っていられない。優先順位は厳然とあるのが通常である。もちろん仕事であるから、カット出来ないものもある。なので後から手掛けるのだが、小事と思っていたタスクが大事になっていることもある。清掃でも怠けていると汚れを取るのは簡単では無くなる。「小事は大事」という慣用句もある。疎かにして放っておくのもいけないのだろう。正直なところ耳が痛い。ううみゅ。

無秩序。#アラン定義集

一般的に日本に住む人間は、他の国や地域に比べて秩序正しい行動をすると見做されている。それは事実かもしれないが、全く無秩序にならないかというとそうでも無い(反例がある)。

1956年2月2日には阪急宝塚線で庄内事件と呼ばれる乗客の暴動が発生している。神戸線と比較して輸送力に乏しいと乗客が認識していて不満があったのに加え、出すと言われた無人の回送列車が用意されていない、そんな阪急サイドの不手際も重なり暴動になった。TOPから乗客に必死に説明したのもあって、暴動は沈静化した。こういう事件は関西圏だけでは無く、首都圏では上尾事件や首都圏国電暴動が後に発生している。いわゆる新左翼がゲバルトGewaltに走っていた頃である。

台風雑感。

台風が日本列島を襲っている。某公共放送のTVやラジオを捻ると、未明に通常の番組は流さず、台風の情報を報じている。過去に例を見ない強烈な台風という報道である。お読みの方はご無事であろうか。

それで台風の通過の際には、出歩かないのが常道と思われるが、どうしても外出しなければならないことも。私は日常的に折り畳みの傘を使用しているが、強風でオシャカにならないか不安である(過去にもジャンプ傘であった)。風を考慮すると、傘より雨合羽でも用意した方が賢明なのかもしれない。なお気象庁によると、最大瞬間風速が75メートルにもなっているとのこと。因みに最大瞬間風速が55メートルになると、トラックが横転する可能性が出るそうだ。怖い。

なお、今後の強風に備えるための図があるので紹介する。

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補足:

台風が来たと思えば、台湾で地震が起こり津波の可能性が。何故に重なって災いが来るのか。嗚呼。