F-nameのブログ

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気象衛星の恩恵。

昨日は兎にも角にも台風14号の昼間であった。敗戦後の日本列島では、伊勢湾台風や洞爺丸台風などが襲来して、多数の犠牲者を出した。当時は気象衛星もなかったので、地上の観測地のデータしか頼るものはない。台風が予想外の進路を取るとなす術もないことがあった。洞爺丸の遭難は、台風の目だろうと誤判断したとの説がある。

ただ、今は違うのは書くまでも無い。気象衛星があるから、現在の台風の位置は分かる(台風の目の位置も分かる)。後はデータと照らし合わせて台風の進路はある程度は予測可能である。予想が出来れば天気予報で広く知らせることが出来る。最近では台風襲来を見込んで、鉄道の運行取り止めや店舗の休業など(私の勤務地の百貨店でも午後4時で営業を中止した)も行なわれるようになっている。もちろん被害はゼロにはならない。犠牲者の御冥福を祈るしかない。しかしながら、台風をハンドリングする方向に進んでいるとは言えるだろう。気象関係者の方々に感謝したい。