世紀が変わる頃に、施設警備をしていた頃のことである。ホームレスhomelessの座り込みや寝込み、更にはゴミ箱漁りがあると警備担当に連絡が入る。直ぐに現場に急行して、ホームレスに止めるように伝える。大抵は止めてもらえるが、また同じことを同じ場所で繰り返すhomelessも少なくない。大人気ない人間だと警備員は思うけれど、警備員に対してhomelessも同じように感じでいると思われる。まあ警備担当に、注意行為につき選択の余地は無い場合が殆どである。そして本当に体調を崩しているhomelessにも出くわしたことがある。こうなると119番するしかどうしようもない。
