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家族の個人化(家族生活研究第8回)

理論については突っ込んで調べなければと思う。

 

近年の家族の変化。見逃せない動向。どのような事態を指し示すのかが明確でない。マジックワード。個人化傾向が現れるまでの動向。
家族の個人化がどのように語られているか?男女親子が、個人的情緒的つながりに。家族を社会的ネットワークとして。個人的関係が続く限りで。共感は確実に広がっている。議論は拡散している。生活シーンでは?寝室を別に。パーソナルネットワークは別に。など。個人化ではないといえばそう言える。具体的現象を直接示すものではない。現実はあまり違わない?意識の有り様と言った方が近い?個人主義的な価値観。結婚しない、離婚、再婚は少なくない。けれど家族の個人化とは考えない。家族に関する言説。言説としての家族の個人化、交通整理が可能に。現象そのものではなく。知見。パースペクティブPerspective。制度的家族規範。相互規定性。個人の選択性を最重要。離婚晩婚再婚。離婚化や晩婚化。離婚者や再婚者。家族制度自体の問題。家族生活を選択しない人は?社会システム作り。家族と全体社会の関係。内実が充分検討されていない。マジックターム。日本における家族の個人化。家族の個人化の進行。家族の相対化。個人的スタイル、選択肢。家族福祉政策。脱家族制度化。その後の社会システムは?制度設計。個人化論一型と二型。社会設計論と夫婦関係論。一型に焦点を絞る。高度経済成長時代の影響。家族生活の変化。中心化、さらに遠心化。さらに個人化。親族関係から離脱しても家族は成り立つ。これまでは相互依存しながらも生きていた。村の生活。高度経済成長時代において激変。農家の次男三男は都会へ。核家族。相互扶助的親族ネットワークから離れる。核家族時代。裁量権の増大、反面自己責任の意識。マイホーム主義。隣や社会に関心を持たない。我が家の安泰を最重要に。家族一緒に。家族揃って行動することが頻繁に。子どもを中心とした求心力。豊かな社会の実現、家族の個性化、遠心化。個室に個人用テレビが、個食。家計は別々に。別々の部屋で寝る。個人用携帯電話。家族単位で共有していたものが個人一つ一つに。価値観の多様化、個人主義化。豊かな社会の到来。生活のゆとり。中流化で生活安定。時間請求権。家族員個人の方が。家族に遠心化。個別化するが故の。社会と家族の変化が続く。女性の自立。結婚もままならぬ時代。格差や階層分化。制度的に融解。即家族の個人化ではない。制度的規範。個人の選択が何より優先。家族の私事化。
家族の個別化問題。磯田智子。家族の私事化。家族の状況。個別化論議。一型と二型。家族の多様化。枠内における個人化。本質的個人化。区別するべき。家族の私事化の研究の動機は?家電から個電へ。テレビが個室に。家族の私事化個人化。核家族が家族として自立。親族と地域から自立。次に個人が。どんどん単位が小さくなる。家族に向かっていった意識が、外に向かっていく、矛盾?家族の個別化や個人化。多くの人は家族揃ってが理想だった。期待を込められた。しかし男性よりも女性の方が個別化を望んだ。徐々に市民権を得ていった。個別化指向性が高まる。個別性得点。別に旅行したい。自分自身の世界を持ちたい。家族からも邪魔されたくない。共同性得点に比べ、個別性得点は個人のバラツキが大きい。反面、家族の共同化を求めている。個別化を望む家族は情緒性を重視しない?情緒を重視しないからこそ個別化を望むとも言える。ただ個別化を望む人も、情緒性を重視しない訳ではない。欧米型のロマンティック・ラブより日本型。家族という私的な生活領域、男性はそうでも女性には公的なものではないか?職場と家庭との比較。女性にとっては家事育児介護の役割を期待されている。家庭こそ公的な場。法事があった場合は?男性は仕事だからと納得してもらえるが、女性は家族の行事を優先しなければならない。仕事は私事だが法事は公的。男性は家庭は憩いの場でも、女性にとっては家事をしなければならない公的な場。個別化の志向は女性が強いという原因?

 

家族生活研究―家族の景色とその見方 (放送大学大学院教材)

家族生活研究―家族の景色とその見方 (放送大学大学院教材)

 

 

ファシズム。

他の国でもあったけれど、差し当たりドイツと日本に議論を限定する。何故ファシズムfascismに走ったか分からない、という人は多いと思う。私もそうだったから。全体主義政党や軍部が権力を掌握し、国民も支持をしたのは、やはり経済的な理由がかなりあったと思う。かなりベタだけど。29年に起こった世界大恐慌は、世界全てをどん底に叩き込んだ。もはや自由放任を旨とした資本主義経済では立ち行かない、と考えるのもやむを得ない。まだケインズ経済学が主流ではなかった頃である。統制経済を基軸とした全体主義でなければ、もはやどうしようもないとの世論が全てを覆った。統制経済なのだから、必然的に中央の権力は肥大化せざるを得ない。ファシズム体制になるのは、もはや論理的帰結である。そして軍備の拡大に走る。一般の経済に比べて計画性の色彩が濃かったからである。そして軍備を持てば、使いたくなるのが軍人の性である。そして歯止めをかける勢力はなかった。第二次世界大戦に至るのは必然だったように思える。身もふたもない話だが。

うんざりする。

恐らく皆が感じるのは人出の多さ。日本では休日は土曜日曜祝日ということに多くの人ではなっているのだろう。エクストラとしてゴールデンウィークや盆休み、年末年始の休みはあるけれど、それも大概の人間については同じである。休みが同一なので、行楽地も同じような日には同じように混雑している。「働き方改革」が叫ばれている。サラリーマンの休みは多くなるかもしれないが、大方の国民全体にとっての休みが増えるだけで、混雑の中で過ごす休日というのは変わらないのではと感じる。休みの実感がないのでは。有給を「むりやり」取らせるらしいけれど、サービス残業ならぬサービス出勤日に堕してしまうのかもしれない。ううみゅ。

妙見夜行登山。

日曜に府知事選と府議会議員選があるが、それを取り仕切る選挙管理委員長は、私の高校の同級生である。冬山を50キロ夜通し歩く、妙見夜行登山という「訳の分からない」行事があるのだが、彼が実行委の委員長で、私が副委員長だった。其れまでも参加の経験があったので、何をしなければならないかはイメージが出来ていたけれど、結構大変だった。彼方此方の休憩場所を確保したり、先生方に付き添いを依頼したり、パンフレットを作ったり。当日も200人以上の隊列をマネージメントしないといけなかったので大変だった。その分達成感もひとしお。その後の人生では登山の経験はないが、地震が起こって交通機関が麻痺しても、歩いて家に帰れるという妙な自信はついた。ううみゅ。ともあれ選挙が無事に終わりますよう祈ろう。

犯罪と生活ガバナンス(生活ガバナンス研究第8回)

底に落ちても這い上がれるのには勇気づけられる。

 

犯罪学。一般市民による防犯。犯罪からの離脱。犯罪に関わる生活ガバナンスは簡単ではない。嫌悪感や不安を。如何に乗り越えるか。
一般市民による防犯。市民の為の防犯ビデオ。見た人同士で感想を。討論ガイドの内容。相違について議論を。話し合うこと自体が安全感を高める。不安感を高めないように話合いを。偏見と知識不足を避ける。規範を広めることで誰が得をするか。人権、差別を受けない。社会の参加者となるためには。genderの問題。歳を取ると言うことは?安全感を高める為には何が出来るか?続けられることを。不安感を高める方向とは逆。まずは安全感を高める方向に。他者への信頼を高めれば犯罪が減ることが分かっている。高齢者と移民の若者。互いに理解し合う。メディア報道が犯罪への不安感を煽っている。日本でも。居住地域と日本全体と。治安が良い?日本全体では治安が悪くなったと感じるのは6割を越える。日本全体ではメディア報道についてしか判断できないため。認知件数。急速に減っている。犯罪の届け出と安心感不安感とは違う。メディア報道の影響をきちんと理解する。地域において他者への信頼を高めると犯罪は減る。社会解体の程度。集合的友好感。地域における信頼の程度。高いほど犯罪は減る。非公式社会。ご近所の底力。社会的凝集性と信頼。ご近所の仲の良さ。シアトル市。ご近所応援助成金。自分の近所で行うプログラムに助成金を支給する。資材やボランティアなどを集める。相互信頼が向上。様々なプログラム。何でも構わない。所得の低い地域でなければならない。相互協力を高める。犯罪への影響。あらゆる地域にとって犯罪を減らしている。地域の人たちが一緒に取り組む。防犯の為の生活ガバナンス。参加型。メディアが引き起こしている不安感を払う。
犯罪を犯した人における、犯罪からの離脱の生活ガバナンス。犯罪の人生から離れていく。セカンドチャンス。ラベリング理論。本人が方向付けられてしまう。外見や印象がよく似た者。履歴書の犯罪歴の有無だけが異なる。仕事に応募し続ける。人種に関わらず、犯罪歴のラベルが本人の人生を変えてしまう。社会的に構造化された差別。離脱する人々。どのような?犯罪を続ける人と止める人。本物の私の発見。ダイヤモンドの原石。くさった存在ではない。本人以外の人の助けを借りて。自分の運命は自分の力で、楽観主義。どんな逆境であっても努力する。社会、とりわけ次の世代にお返しをしたいという意識。セカンドチャンス。3つの特徴。立ち直る為に何をするのか、立ち直ったのか?本当の自分の発見。悪ぶったり真面目ぶったりしない。心地いい関係が生まれる。自分の運命は自分の力で何とかできる、他の人のせいにしない。社会、次の世代にお返しをする。自分が必要とされる場があったら飛び込む。目からウロコ。真の自己の発見。素の自分でやっていける。心地いい関係が築ける。犯罪から離脱する。3つの特徴を手に入れる。自らの生活をガバナンスする。当事者活動。スウェーデンのクリス。どんな矯正プログラムも効果がない、このままではダメだ、刑務所の中で、出所者がプログラムを。再犯率を抑える効果が。自動車教習所で話をしたり、刑務所の鍵を預かってコミュニケーションを取ったりする。出所者が社会で役に立つ。クリスというラベルで社会に通用する。刑務所から出てきて最初の15分が勝負。その後の人生が大きく変わる。ギャングが来る前に車に載せて、これからの話をする。グッドフレンド。セカンドチャンス。社会で同じ経験を分かち合う。交流会と合宿と少年院のメッセージ活動。普段はSNSで繋がる。月イチで交流会。年一で全国合宿。院生に対して一人じゃないと伝える。メンバーシップ制は特にとっていないが。100人位。自分が必要とされているのが嬉しかった。恥ずべき過去にも自分のchanceがある。出来ることならば人生を変えたい。外に出ると独りぼっちに。友達も居ない。職場でも嘘をついている感じになる。仲間と支え合いながら立ち直るということ。加速する。自分自身の為にも。悪びれることも真面目ぶったりすることもない。本音を言える。輪を広げたい。友達が全国に居るということで、犯罪から断ち切ることが出来れば。立ち直ることで友達が出来る。
相互の対話で他者に対する信頼を。

 

生活ガバナンス研究 (放送大学大学院教材)

生活ガバナンス研究 (放送大学大学院教材)

 

 

残忍な。

世界レベルだと、戦争などの残忍な行為は減っていると言う識者が居る。事実なら喜ぶべきこと。しかしながら絶無になった訳ではない。そして残忍な行為の被害者は亡くなったら苦しんたりする。例え他に残忍行為が無くても、その為に被害者を慰めることは出来ない。当の行為が全てだから。それにそもそも減っていると言う根拠も無いかもしれない。戦争やテロは各地で起こっているし、国内でも犯罪行為やイジメ、虐待は依然として在る。私個人としては、地元高校集中受験運動、いわゆる地元集中で散々な目にあった記憶が消えない。過去の出来事でさえ人は苦しむ。今現在苦しむ人に、他が平穏だから良いではないかと言う人間は、何も分かっていないのだろう。

「令和」雑感。

新たな元号の「令和」が万葉集から取られたことは、もはや日本国民誰もが知るところだろう。今や日本だけの元号を使い続けていこうというキャンペーンというか、日本市民の潜在意識に深く埋め込まれたのだろうと思う。左派の方々は口惜しく感じているのでは。まあ元号は10年単位では変わってしまうので、西暦にチェンジchangeするモノは多くなるのだろうけれど。情報システムを改修するコストや工数は大変なものなのだろうし。

万葉集の関連書籍が増刷されたり、新しい書籍が出たりするし、日本の「素晴らしい歴史」を学ぶ動きは出てくるだろう。ただ、更に時代を遡ると、やはり中国の古典の漢籍からのものではないかという説もあるようだ。まあ和書より漢籍の方が圧倒的に多いし歴史もあるから、徹底的に探せば、似たような言葉は何かしら出てくるのでは。粗探しをする人はどの社会にも居るだろう。だからと言って中国古来のものか?と言うのも違うだろうと考える。少なくとも候補は漢籍系譜の称号もあったので、わざわざビバ日本と言う為に新元号を選んだとも思えない。それに日本文化の結晶として万葉集は編纂されたものだとも言えるから。確かに辺境の文化だが、だからこそ愛すべきものなのかもしれない。