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牧阿佐美バレエ団の稽古場からの特別放送で、バレエの本質とその歴史を探究。牧阿佐美先生のインサイトとバレエレッスン風景を紹介。(舞台芸術の魅力第5回)#放送大学講義録

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今回の放送は、牧阿佐美バレエ団の稽古場からお送りし、視聴者にバレエの魅力を深く伝えます。特別ゲストである牧阿佐美先生による貴重なお話や、バレエレッスンの風景も披露される予定です。バレエの古典をテーマに、この芸術形式が持つ数百年にわたる歴史と進化を探求してきたシリーズの今回は、バレエというダンスの本質に焦点を当てています。

バレエは、内発的な動き、つまり感情や衝動を表現する足を使ったダンスとして認識されており、主にヨーロッパで発展しました。これに対して、模倣的なダンスは主に手を使用し、アジアを中心に発展しています。ただし、実際のところ、ほとんどのダンス形式にはこれら二つの要素が融合しており、どちらかが優勢である場合が多いです。

日本の舞踊では「踊り手」という言葉が使われ、手の動きに重点を置いた伝統があります。これは、足を主に使うバレエとは対照的であり、バレエでは高くジャンプしたり、女性がつま先で立つなど、上向きの動きが特徴です。また、バレエではダンスの技術に加えて、マイム(演技的な部分)も重要な要素となりますが、ダンスが主要な表現手段です。

この番組を通じて、バレエの技術的側面だけでなく、文化的背景やそれがどのように人間の感情や物語を表現するかについても深く掘り下げます。そして、日本の伝統的な舞踊や他の文化との比較を通じて、バレエがいかに独自の美学と技術を発展させてきたかを探ることになるでしょう。