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東横惠愛病院の児童思春期病棟で開催される夏フェスは、多職種協働とチームビルディングを促進し、スタッフが患者にパフォーマンスを披露します。(保健医療心理学特論第3回)♯放送大学講義録

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東横惠愛病院の児童思春期病棟で行われる夏フェスは、精神科病院の一般的な夏祭りと異なり、患者さんが観客となりスタッフが出し物をするイベントです。このフェスティバルでは、スタッフが日頃の業務から一息ついて、患者さんに楽しんでもらうために様々なパフォーマンスを行います。例えば、ラジオ体操をアレンジした演目や、伝統舞踊、個人の趣味を活かしたパフォーマンスなどが披露されます。

特に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、イベントは縮小されて半日のみの開催となり、参加スタッフと患者さんにはマスクの着用や適切な距離の保持が求められました。このイベントはスタッフにとっても重要で、忙しい日々の中で創造的な活動に参加することで、患者さんだけでなく自分自身にもポジティブな影響を与える機会となっています。

夏フェスは、スタッフが自ら楽器を演奏したり、ダンスを披露したりすることで、患者さんに新たな一面を見せ、楽しんでもらうことを目的としています。また、このイベントを通じてスタッフ間の協力やチームワークが育まれ、職場全体の雰囲気が向上していると感じられます。このように、夏フェスは患者さんを元気づけるだけでなく、スタッフ自身のチームビルディングにも寄与しており、多職種間の協働とチームアプローチの良い例となっています。