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「令和」雑感。

新たな元号の「令和」が万葉集から取られたことは、もはや日本国民誰もが知るところだろう。今や日本だけの元号を使い続けていこうというキャンペーンというか、日本市民の潜在意識に深く埋め込まれたのだろうと思う。左派の方々は口惜しく感じているのでは。まあ元号は10年単位では変わってしまうので、西暦にチェンジchangeするモノは多くなるのだろうけれど。情報システムを改修するコストや工数は大変なものなのだろうし。

万葉集の関連書籍が増刷されたり、新しい書籍が出たりするし、日本の「素晴らしい歴史」を学ぶ動きは出てくるだろう。ただ、更に時代を遡ると、やはり中国の古典の漢籍からのものではないかという説もあるようだ。まあ和書より漢籍の方が圧倒的に多いし歴史もあるから、徹底的に探せば、似たような言葉は何かしら出てくるのでは。粗探しをする人はどの社会にも居るだろう。だからと言って中国古来のものか?と言うのも違うだろうと考える。少なくとも候補は漢籍系譜の称号もあったので、わざわざビバ日本と言う為に新元号を選んだとも思えない。それに日本文化の結晶として万葉集は編纂されたものだとも言えるから。確かに辺境の文化だが、だからこそ愛すべきものなのかもしれない。