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アフリカ世界の歴史と文化を学び終えて -新世紀の新展望-(アフリカ世界の歴史と文化第15回)

確かに日本ではアフリカは無視されがちな地域であると感じる。きちんと歴史を学んだ方が良いかもしれない。

 

草光俊雄。北川勝彦。ゴードンムアンギ。吉田昌夫。新世紀の新展望。アフリカという地域の多様性。広がり。文化と人種。スワヒリ文化。大西洋ばかりでなくインド洋の重要性を。何故日本人がアフリカを勉強するのか?吉田昌夫。アフリカの経済史を。まだ遠い存在?日本の利害と関係ない遠い場所?アフリカの歴史を殆どの人が知らない。世界史でも殆ど教わらない。世界は縮まっている。交流も盛んになり遠いとは言えない。アフリカの人に聞くと、日本人の目の中がブラインドに。アフリカを無視してきた。アフリカは人口の中の大きな部分を占める。60億の人口の6分の1がアフリカに。政治や経済や文化に大きな部分を占める。知らない日本は変わらなければいけない。何故今の状態になっているかの過去の歴史の理解を。日本の人々が、学生もそうだが、アフリカに注目して理解を。アフリカはいつも遠い場所だった。存在の位置づけを反省しなければ。イギリスの歴史を。イギリス帝国の認識を。イギリス帝国史。アフリカの位置づけが重要。アフリカ史に鞍替え。日本の場合はアフリカへの認識がぼんやりと。授業を振り返って。意図したところがどこまで出来たか反省も。15回に全てを収められない。終わった時に気づいたのは、各回に重なりが。ギリシア・ローマ。ヘロトドス。サハラ交易を書いていた。キリスト教の問題を。ヨーロッパとの重なり。キリスト教は古くからアフリカに布教。北アフリカのアイデアとして修道院が。エチオピア。古くからキリスト教を。後になりアフリカ大陸が分割されて。植民地化されたアフリカの人々がキリスト教に。独立運動にも関わっていく。シラバスを見ながら。こことここが繋がっていると。一見バラバラのテーマでも関連が。アフリカとヨーロッパとの交流が相互補完的であり。奴隷貿易や植民地支配。支配被支配の関係で捉えるのも正しいかもしれないが。アフリカの主体性も見ていかなければ。ずっと長らくアフリカ史を。アウェイの方から眺めると違う見方も。ヨーロッパも色んな地域と繋がりながら。アフリカ史としての展開がヨーロッパ史に影響。ヨーロッパにとり独立との関わり。自分たちにも影響を。移民など。イギリスも世界中から集ってくる。社会をどのように運営するか。アフリカ史でも相互交流的な。交流というものが如何に重要か。ヨーロッパ史それ自体の中でも一国の歴史は重要だが、交流の中で出来上がるもの。経済活動や文化活動で越境していくシステムで捉えた方が分かりやすいことがある。新しい歴史学。古代からアフリカが如何に世界の歴史の中で様々な地域との交流をしながらアフリカの独自性を。交流を通してどのように変化してきたか。歴史を研究する分析単位。国民国家という分析単位で従来は。村や街やミクロなコミュニティ。海とシーオーシャン。海岸部の社会。違う分析単位で。帝国や海岸部。見られる人と人との繋がり。モノの流れ。アフリカの多様性。それを理解する上で全体を把握する姿勢が必要。多様性と個別性の双方を。万華鏡のような。前の構図と次の構図。そのように歴史を見てみる。非常にロマンティックだが。色んな歴史研究や学問のアプローチ。全体と個別を。少し議論を残したところ。奴隷制。ヨーロッパのことを加えて。現代の新しい視点としてアフリカ史をジェンダーの見方で議論することも今後の課題。日本でもジェンダーの立場からアフリカ史の共同研究を。著書も出始めた。アフリカ史を。現代の問題について。いわゆる脱植民地化を。その過程で様々な歴史を研究してみることを。植民地の支配を根絶することを。アパルトヘイトの終了。黒人が1人一票の選挙を。南アフリカの研究。アパルトヘイトが終わった後、歴史には勝者と敗者が出来る。勝者が敗者を裁く。アフタービクトリー。アパルトヘイトでは負けたものも勝ったものも真実を語り和解を。歴史を見る目を。勝者が敗者を、というのではなく。互いに真実を語り合い和解をするという歴史観を。歴史を持つからこそあり得たこと。普遍的なもの。世界史の中で。つい最近までは、あるいは今後も、勝者が敗者を裁く。真実和解という形で問題を解決。マンデラという個人の体験した歴史キャリア。方向性を出していった。そういう目で歴史を振り返る。1つの切り口として。マンデラの解放時の演説。人格的に高潔。アフリカの歴史全体をヨーロッパとの関わりで。どのようなタイムスパンで。時期の区切りを。ギリシア・ローマや大航海時代の切り出し方をしているが、ヨーロッパの歴史で蓄積されたもの。アフリカの歴史を区切る上でどのような発見が出来るか。コロニアル。プリコロニアルが長いが。ポストコロニアルも勿論重要。アフリカ史の時代区分。500年スパン100年スパン50年スパンと。ヨーロッパ史との区分の連動をどうするか。歴史を学ぶ上で時期区分は大事。
ゴードンムアンギ。多文化理解と共生。マーサイ族の人の妻が日本人。学校の福祉の活動を。地球は村になっている。民族などと言う時代ではない。通じないこともあるが。日本人がマーサイ族と結婚。女性の活発さ。ケニアより日本に長く居る。こういう時代なので。borderを破る時代に。尖閣諸島の問題などもどうなるかだけど。日本が素晴らしい活動をしている。あまりにも言わないから、中国より凄いことをしているが。これまでの教育は西洋の影響があるが、それを越えないといけない。中国のプロバガンダがアフリカで行われている。中近東でも。各地域の歴史を学ぶことは日本が生き残ることに繋がる。
ムアンギ先生。アフリカにおける日本を認識して日本の生きる道を。アフリカを学ぶ意味を見出す。苦労していても楽観的。アフリカに限らず多文化マルチカルチャーを理解。異文化を理解するのは欠かすことが出来ない教養になる。そういう認識を得るために歴史を。ついつい今の時点で解釈しがちだが、それぞれの時代に生きている人をどう見ていたか。我々の認識と付き合わせて理解を深めるスタイルが必要。人間は何処かに普遍的なものがある、それだけでなく時代時代に生き方や考え方の理解がある。歴史家として考えなければならない。史料の読み方も時代を追体験する。同じ時代の別の人がどう書いているかを突き合わせる。日本のこれまでの歴史研究。リファレンスがヨーロッパを中心に。規範的なものや認知的なもの、視覚的なもの。ノーマティブでpositiveなものもあればNegativeなものも。リファレンスが1つではなくバラエティを持たせて。英和辞典や英英辞典など広がりをもたせて。シラバスを組むときにも必要。結局は自分たちを見るのは鏡。色んな像を描くような。イギリスやアフリカ、中国などを絶えず比較して自他を知るということ。歴史を考えることは未来を見ること。過去を真っ直ぐ見るのが先を進むには必要。脇見もしたほうが歴史理解に。事故にならないように。

 

アフリカ世界の歴史と文化―ヨーロッパ世界との関わり (放送大学大学院教材)

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  • 作者:草光 俊雄,北川 勝彦
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2013/03/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

ヨーロッパの歴史〈2〉植物からみるヨーロッパの歴史 (放送大学教材)

ヨーロッパの歴史〈2〉植物からみるヨーロッパの歴史 (放送大学教材)

  • 作者:草光 俊雄,菅 靖子
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2015/03/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

現代アフリカ経済論 (シリーズ・現代の世界経済)

現代アフリカ経済論 (シリーズ・現代の世界経済)

  • 作者:北川 勝彦,高橋 基樹
  • 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
  • 発売日: 2014/10/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

脱植民地化とイギリス帝国 (イギリス帝国と20世紀)

脱植民地化とイギリス帝国 (イギリス帝国と20世紀)

  • 作者:北川 勝彦
  • 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: 単行本