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計算モデル概論(2)(コンピューティング第2回)

原理的に考察するのも必要なのだろう。

 

萩谷昌己。計算モデル概論。簡約の概念。状態と状態遷移。状態機械。現実の論理回路やコンピュータの構成。
ラムダ計算から離れて。ラムダ項をより簡単なラムダ項で。数式を同じ内容の数式で置き換えることを簡約という。数式の値を計算。7-2の部分。同じものを表現する5という数式で置き換える。値を表すので、7-2と5は同じ数式。一部を同じ内容の数式で置き換えると、=。等式が成り立つ。簡約の前の数式と後の数式が等しい。4*5を20で置き換える。23の数式は元の数式から簡約を繰り返して。等式が成り立つ。この過程をもう少し細かく捉えることも出来る。7-1-1に。6-1に簡約。簡約の1回のステップは定義は自由。ときと場合に依存する。煩雑になるかもしれないが、計算のモデルの場合は機械的に簡約が実行できる程度に細かく定義をしないといけない。前の数式と後は等しいのは同じ。意味を変えない操作。計算の対象は数に限られない。計算の対象として文字列や表や木構造なども。スカラーの数ではなく、ベクトルや関数も扱う。様々な対象の式についても簡約を定義できる。単に式と。それに加えて項、term。書き換えの対象を、項、λ項。式の簡約を繰り返してこれ以上簡約出来ない式に到達。正規系と呼ぶ。23は正規形。元の式の値。正規形の式の値を求めるために簡約を。式の値を求めるためには、式をより簡単にしなければならない。正規形に近づくように簡約を行うべき。簡単化するのが簡約。置き換えのルールを適切に作る様々な工夫。状況の書き換えについて。チューリング機械。状況。一般には計算全体の進み具合を。計算全体の進み具合。状況の一部を置き換える、ということではない。チューリング機械のテープの一部が書き換えられる。チューリング機械の計算が1ステップ進んだに過ぎない。状況の書き換え。計算したいことを初期状況に書き込む。チューリング機械の場合は文字列としてテープに。終了状況に至った時に式の値を。式の簡約は特別な場合。式全体が初期状況。簡約される式が。正規形に到達したとする。終了状況に相当。正規系そのものが式の値。
状態機械。チューリング機械の初期状況が設定。初期状況にのみ外から情報が。一部の式をより簡単に。コンピュータに書き換えると初期状況から進み続ける。停止するまで外の世界とは関係なく動き続ける。コンピュータでも機械でも外の世界とやり取りをしながら。何らかの内部状態を持って外の世界と。一般には外の世界から情報をもらい働きかけを。外の世界も何らかの情報を返すので応答する。この繰り返し。より積極的に外の世界を観測に。受け取り応答をする。入力に対する出力。この繰り返し。チューリング機械も式の簡約も同様の仕組み。停止したら出力を返す。停止しないかもしれない。ここでは外の世界から入力をもらい。入力を貰ったら停止して出力を返すことが想定される。そうでないと異常事態。出力したら入力をもらうことが可能に。何らかの変化が起きているかもしれない。XをもらいYを受け取りまたXをもらう。同じ入力でも同じYとは限らない。外から観測して出力が違うと、内部に何らかの変化が。出力が1つではない場合も。同じ入力を受け取る間に内部に変化が起こったということは、内部に何らかの状態を保持していて、内部状態を変化させることが。状態という言葉は外からの働きかけで変化する。state。状態と状況の違い。状態を実現するには何らかの記憶が必要。コンピュータのメモリなど。状態という概念は極めて一般的。コンピュータや機械から状態機械という概念。外の世界と情報の遣り取りをするもの。生物も状態機械。天体も。抽象的な数理的モデル。集合を与えて情報遷移を定義。状態機械の例。自動販売機が例になっていた。例えば紐付きの蛍光灯を。点灯を制御する機械。入力は紐を引くことのみ。紐を1回引くと点灯してもう1回引くと消灯する。機械の状況は2つ。ONとOFF。状態OFFのとき。状態ONのとき。指令を送り変化させる。数学的定義を。入力の集合は1つの要素のみ。2つの可能性。出力は2つの要素からの集合。状態の集合はONとOFFの。状態遷移とは状態を変化させる動作。状態機械の現在の状態に依存。入力と現在の状態に対応させる。入力と現在の状態の組み合わせの対応。関数になっている場合。出力などが一意的に定まる。OFFの組に対して点灯とONの組。関数。状態遷移が関数により定まる場合に遷移関数と呼ぶ。状態遷移図を用いて図示。点灯を制御する状態機械。状態遷移図では矢印などを用いる。遷移の先の状態。入力と出力はスラッシュで区切る。チューリング機械。その有限状態制御部に着目。状態が入っている。有限状態制御部に対しては有限個の集合が。状態機械とみなせる。ヘッドを通してテープを読み込むので入力の集合は文字の集合。その升目に文字を書く。出力と捉えるとその組み合わせが。有限状態制御部にとってはテープは外の世界に属する。テープから情報を得る。テープに働きかける。チューリング機械と外の世界との情報のやり取りはなくても世界の中で。テープとヘッドでやり取りが。状態遷移は関数であると考えているが。決定的であると。そう考えない場合は非決定的であると。状態遷移が非決定的である場合は一意的ではない。数学的には対応は関数でなく一般の関係に。許されている出力などの組み合わせがたくさんあり選択が。サイコロをふったり。組に適当な確率を割り当てて情報遷移を。神様の存在。将来を見通して。全て試すという方法も。組を全て。状態機械に入力が無くても状態遷移を許すことを。仮想的入力と。内部遷移。いつでも起こりうる。そのまま本当の入力に対しか内部遷移を1回行ってからすることも可能。内部遷移を許すと状態機械の遷移は必然的に非決定的に。チューリング機械は内部遷移だけを繰り返しているとも。チューリング機械全体の状況。状況と状態の相違は相対的。テープも含めて状態に。それぞれの状態機械が他と情報をやり取りしながら遷移する。分散計算。並列計算。全体と部分の。状態全体は外の世界と。外の世界と情報をやり取りしながら状態遷移を。
現実のコンピュータはどのような計算モデルで。様々な見方が。フォン・ノイマン型アーキテクチャとチューリング機械の関係。論理回路。0又は1の。組み合わせ回路。ゲートから。幾つのかのビットを貰い別のビットを返す。関数。順序回路。メモリを持つ。組み合わせ回路とメモリから構成。メモリの現在の内容も同じ数のビットから。

 

 

冷やかし好き。

友人と直に会うことがあると、アチコチの店を冷やかしで歩くのが楽しみの1つである。大抵は幾つか候補があるのでメニューを見て決めて、中で食べたり飲んだりして楽しむ訳である。事前に店を決めることもあり、ぐるなびなどのサイトを活用することが多い。便利になったものである。ただ敢えて複数の店を予約してしまい、直前になりキャンセルする人間も居る。もちろん他の人の好みもあるのだけど、キャンセルされた店は予め準備しているのだから泣くに泣けない。その辺りはユーザーとして自制するべきではないかと思う。

かつての日経金融新聞と戻らなかった株価と地価。

今日は新聞休刊日でありスポーツ新聞などを例外として主要新聞の朝刊は軒並み発行がされなかった。日経関連では日経産業新聞も休刊。日経MJ(日経流通新聞と呼称することも)も発行されないが、その代わり日曜日に発行される。恐らく週3回の発行を維持する為であろう(通常は月曜と水曜と金曜)。この他に、かつては日経金融新聞が出ていた。登場したのは昭和末期の1987年10月で、バブル景気で金融機関がブイブイ(死語)いわせていた頃である。株価や地価が異様に上昇していたのだが、これをバブルと断じている人間は少数派であった。そうこうしていると株価も地価も下がっていったが、いずれまた反発するだろうと誰もが考えていた。結局はそうならなかったのだけど。日経金融新聞も2008年に週刊紙になるとのことで事実上の廃刊に。せいぜい50,000部くらいしか売れなかった模様である(本紙はともかく日経産業新聞や日経MJよりも部数は少なかった)。

ソフトウェアの品質(ソフトウェア工学第2回)

オブジェクト指向はよく分からなかった。勉強し直す必要が。

 

中谷多哉子。中島震。ソフトウェアの品質。ソフトウェア工学の工学の意味。今回は実際に開発されるソフトウェアの品質。オブジェクト指向。
ソフトウェアの品質。9126。ISO。国際標準化機構。ICE。国際電子標準会議。25000シリーズで内容が更新、9126が91年。25000シリーズ、スクエアシリーズとも。要求と評価。日本公共規格から日本語版が。原本に当たることも重要。
スクエアの内、用語の定義を。品質モデル、クオリティモデル。品質評価の枠組み。品質要求を仕様書に書いたり。製品品質モデルなどに分類、ソフトウェアの品質。クオリティ。明示的ニーズや暗黙のニーズを満たす。勝手な思い込み?発注者や要求者が持つニーズ。明文化されていない。ビジネスルールなど常識は違う。要求工学では技術も研究。まだまだ分類されていないものも。実際にどういう品質があるか。評価も分からない。個々のソフトウェアの品質特性。ソフトウェア品質に影響を及ぼす属性を分類。機能要求の一覧。ソフトウェア品質との関係。非機能要求。設計や開発言語など制約も含まれる、非機能要求の方が広い概念。開発制約。要求工学では要求を抽出したり検証したり。形容的に計測し表現する技術。継続して使えないと可用性が低下する。品質モデルを構成する品質特性。利用時の品質モデル。有効性効率性リスク回避性など。状況を全て網羅するのは難しい。利用する状況の全体集合は定義できない。障害などのリスクが小さい。
製品品質モデル。機能適合性、補完性など。使用性。使いやすさ。作り込んでいくこと。定量的に計測する。誤り件数。覚えるための学習時間。習得性。全ての機能を使えるように。アクセスビリティ。どのように作れば品質要求を満足できるか。Square。サイバーセキュリティが。
ソフトウェア開発では評価するための品質モデル。中間成果物。文書としても内容が。設計通りに作られたプログラムを。複数のモジュールから。モジュールの品質を評価。凝集度と結合度。ソフトウェア工学の文献を読む時のガイドに。英語の用語を知っていると翻訳での混乱を避けることが出来る。凝集度。データと機能がどのようにまとめられているか。大きいほうが品質が高い。凝集度は高いほうが良いモジュール。結合度。他のモジュールにどのように依存しているか。低いほうが良い。逆に必要な機能やデータが外にあると。必要なものも不要なものも取り込むと。凝集度は1つのモジュールに入るように。凝集度が高くて結合度が低いことと品質の関係。そのモジュールだけ取り出して再利用するのが容易。他のモジュールと一緒だと再利用性が低い。データと手続きが1つになっているので理解性が高まる。使おうとした品質。プログラムの品質を向上。バグを発見し修正する時の影響。あるモジュールにバグが。修正した際の影響を。新たなバグにもなる。結合度が高いのは影響が他に及ぶ。凝集度が低いと不具合を改修するのに他のモジュールにも。作業の生産性を低下。具体的な種類。凝集度。好ましい順。設計で目指すべき。情報的に凝集。複数の機能が参照する情報データがまとめられている。個々の機能は呼び出し口インターフェースを持つ。モジュールが提供する機能はデータ構造を参照。オブジェクト指向は後で。機能的凝集。逐次的凝集など。偶発的凝集は設計上の明確な意図もなく。良くない。凝集度が低いものを作るべきで無いとも言えない。再利用がなければ問題は少ない。使い捨てのプロトタイプは時間を注ぐ必要はない。速く作ることが。色々な目的で、一律に品質が高くなくても良い。結合度。無結合。一切関わりを持たない。巨大なモジュールを作る人も。2000行。他のモジュールが200行。不具合は1つのモジュールを探せば良い。保守で顔色を変える。ワンプレート。なんでも混ざる。ワンプレートでカツカレー。凝集度が高い。結合度には好ましい結合の順に。共通結合など。内容的結合度。悪い結合の仕方。共通結合や外部結合を解消する。データを新たなモジュールに取り込む。データ結合。スタンプ結合。オブジェクトを。データベース。SQLに送られる。データ結合。ファイルの読み込み。禁止されたアクセスが出来ないように管理。モジュールの結合の仕方。どういう使い方をすれば。値の範囲など。サービスの呼び出し。郵便の重さや入れない物を入れたり。呼び出しにも様々な制約が。サービスの以来。内容が該当すれば責任を持って。契約に基づく設計。サービス提供側が示す契約。事前条件が満たされたもとでサービスを依頼。サービスの呼び出し。メイヤー。アサーション。Javaの言語仕様にも。品質向上に。事前条件と事後条件。
オブジェクト指向。歴史。80年代に流れがまとまる。それまでの問題を解く。パラダイムと言う人も。分析や設計やプログラムの仕様。80年代の初め。コンピュータ雑誌。バイトマガジン。プログラミング言語の特集。Smalltalk。オブジェクト指向の発展の経緯は大変面白い。オブジェクト指向の情報は限定されていた。ワクワクした感覚。オブジェクト指向の起源は60年代。ダールなど。シミュレーション上の。効率的に作るには。セマンティックGap。表したい対象とプログラムの表現が対応しない。どのようなデータを用いて表現するか。負荷が大きい。オブジェクトが実装。同席束縛。実行時に実行するモジュールを決定。処理を進めるとともにオブジェクトが不要に。オブジェクト間のリンクを張り直したり。無駄なメモリー領域を自動的に開放する。ガベージコレクション。ゴミ集め。メモリはかなり小さかった。処理系でも使われる。オブジェクトのクラスの概念。フレームの構造とも近い。人間の知識をコンピュターに入れる。特定の目的のために。人工知能、データベースからの要請。オブジェクトの構造を持つものにアクセス。データベース。生産性が数倍になり効率性も高まるという夢。カプセル化。凝集度を高めるなどのモジュールの構造。クラス、継承。新しい用語が技術者にとりハードルになるが。オブジェクト。他のオブジェクトに送信受信。Message。コンピュター内とのセマンティックGap。仕事の依頼をメッセージとして。擬人化で理解。オブジェクトとは処理を実行する主体。手続きと参照するデータを持っている。オブジェクトが持つデータ。属性などを表す。生年月日だったり。年齢は幾つですか?生年月日と今日の日付から計算。他のオブジェクトからメッセージを。インターフェース。抽象化。あれ、これ、具体的事物に対し理解。これをコンピュターの世界で。オブジェクトとクラス。Windowを例に。それぞれのWindowはオブジェクト。クラスが中に。機能がクラスにより定義。操作に対応。オブジェクトの属性値が変更。メッセージとして伝わる。画像の変更という形で伝わる。メソッド。データ構造として定義。Windowの大きさなどが属性。情報的凝集度を説明する役者が揃う。データをつかって様々な処理を。メソッドやデータ構造が。組にしてカプセル化。新しいWindowを。メモリ領域を確保。クラスに定義されているメソッド。リンクがあればメッセージを受け取る事ができる。動的束縛。あれば複数に同じものがあれば個別のクラスに。継承。親クラスのメソッドを利用できる。再利用性を高める。品質も向上する。仮想性。動的束縛による。オブジェクト指向は最近のプログラム言語を勉強するのに必要。

 

ソフトウェア工学 (放送大学大学院教材)

ソフトウェア工学 (放送大学大学院教材)

 

 

修道者の。

今世紀になり各国のカトリック教会の多くの聖職者が児童へ性的虐待を行なっていることが明らかになっている。例えばフランスでは独立調査委員会が2年半かけて聞き取りやアンケート調査を実施している。その報告書では約3000人の聖職者が性犯罪を犯したことが明らかになった。被害者が沈黙を強いられて長らく表面化しなかったと考えられる。これ以外にも構造的問題があり表面化していない犯罪となる被害が、もしかしたら各国の社会に存在しているのかもしれない。私の住む高槻市では地元高校集中受験運動というものの被害者が多数居たのだけど、他の地域でも似たような運動があったのが明らかになっている。

会計検査院の検査結果と会計監査を受ける側の心理。

この時節になると会計検査院が国の収入支出を検査した結果が内閣に送付されたとするニュースが流れる。この検査は日本国憲法90条の規定に則り実施されている。今回の平成2年度の指摘事項は2000億円ほどになる(これには改善を済ませた事項も含まれ今回はそれが大半である)。中には所謂アベノマスクの保管費用などについての指摘があったりもする。いずれにしても一般で言う会計監査に該当するものであり、国に限らず組織一般で実施しなければならないものである。株式会社は勿論、私の住む町内会や高校時代の生徒自治会においても行なわれている。私は生徒会の会計をしていたのだが、会計監査の人間が生徒議会で選出され会計監査をするので、領収書などを整理して差し出した記憶がある。公明正大にしていた(つもりな)ので何も指摘事項は無かったのは幸いだった。まあ会計監査をする側も神経を擦り減らすのかもしれない。

東アジアの近代(現代東アジアの政治と社会第2回)

日本と中国朝鮮の帰結を分けたものは何だったのかは明確にしておく必要があるかもしれない。

 

家近亮子。東アジアの近代。学び舎としての日本。西洋の衝撃と東アジア。東アジアの近代は西洋の衝撃により。近代資本主義を非ヨーロッパに流しこむ。精力的に。帝国主義の時代。多くの国が植民地に。東アジア諸国は開国に。いわゆる中華世界はイギリスに変容を迫られる。近代的外交関係を求めて。中産階級が財力を持つようになり、資本家階級の家でも紅茶を。アフタヌーンティー。中国との貿易が必須に。中国は無関心だったので銀の流出は深刻。貿易赤字の解消のためにアヘンの密貿易を。銀の逆入現象が。密輸量は急増。1839年の欽差大臣に任命された林則徐。2万箱のアヘンを海中に。40年にアヘン戦争が。42年の南京条約。清朝が不平等条約を。領事裁判権と関税自主権の喪失。民族資本の成長を阻害。賠償の支払いのために増税がなされ農村が疲弊。太平天国の乱に。アヘン戦争の情報を詳細に日本に。44年までの間に19件が残される。ほぼ正確に。江戸の学者たちは原因を分析。清朝の支配層が情報に疎く西洋諸国を無視した。西洋の武器が強力。いたずらに西洋と争うべきでなく技術に学ぶべき。内政の改革も。開国論の根拠に。外国の情報に熱心だったのは重要な意味を。東アジアのグローバル化は進んでいく。42年に外国船に燃料や食糧を。46年に浦賀に来航。53年にぺりーを使節として来校させ開国を迫る。黒船で再来航して。日米和親条約。鎖国政策の終焉。58年には日米通商航海条約が。関税自主権の喪失や領事裁判権が入った不平等条約。井伊直弼の暗殺。桜田門外の変。内戦、戊辰戦争が。大政奉還を申し出て王政復古の大号令が。徳川家の支配は幕を閉じる。明治政府の発足。新政府は政治経済などを全て新しく。明治維新の語源。明治憲法は15歳という若さ。68年に五箇条の御誓文を。最初には広く会議を興し万事口論に徹すべき。グローバルな価値観を共有。方向性を決定。明治政府は三大改革に。学制の改革など。73年に徴兵令。軍国の基礎に。文明ならしめる。72年に学校建設に着手し義務教育制度を。休息に実行できたのは教育重視からの識字率の高さ。73年に地租改正条例を。税制改革。金納に。近代的租税体系。産業の振興に力を。産業革命はスムーズに。ひたむきにヨーロッパを模倣しそれが近代の証に。近代化の模範に。中国でも朝鮮でも日本を模倣することに。
19世紀後半は帝国主義の成熟期。世界分割。列強による勢力拡大。中国朝鮮の次は日本。両国に改革を迫る。興和論。中国と韓国との違いをアピールする。脱亜論。福澤諭吉。35年産まれ。幕末の混乱で蘭学を身に着けようと長崎でオランダ語を。独学で英語を。咸臨丸で渡米。ヨーロッパ各地を回り再び渡米。万国公法はあるが国家間は平等ではないことを。最大の関心事は如何にして日本を文明化するか。その方法を学問に。72年の「学問のすゝめ」。ベストセラーになり近代化論者の代表に。明るい明治を。暗い昭和に繋がる。アジア蔑視に。ここでは教育論と国家論。同書は72年から全17篇で。人の上に人を作らず人の下に人を作らず。自ら語ったというのは誤解。真実ではなく、人は様々。差は学ぶと学ばざるとによると。学問は出世のための唯一の必要条件。人の上に立つために学問に。学問をしない人は人の下に。この論理を国家関係にも。国際的に先進国に肩を並べるのに学問を。怠ると劣等国の道を。帝国主義の論理に。興亜論者だった。慶應義塾に81年から朝鮮からの留学生を受け入れ近代化教育を。82年に朝鮮の日本公使団が襲撃される。朝鮮の謝罪で収まったが、2人は福澤と交流したが、日本のような近代化を目指すように、帰国後に近代化を民衆に広めようとする。危機を感じた清朝は3000名の兵士を進駐。2大派閥に分裂。金玉均らは甲申政変を。このクーデタは清朝の介入で失敗する。福澤は新聞で朝鮮独立党の処刑という記事を書き清朝などを攻撃。脱亜論。既に朝鮮中国の独自の改革に見切りを。脱亜の二字あるのみ。日本は西洋の文明に。近隣に中国と朝鮮。旧態依然のまま。このままでは亡国に。最後に日本は文明国と進退をともにすることを。脱亜入欧の宣言。金玉均は94年に暗殺される。遺体は朝鮮で晒し者に。
中国の近代化。洋務運動。重税下で農民が苦しく。太平天国の乱。洪秀全。南京を占領する。正規軍だけではなく漢民族の軍隊を。洋務運動の指導者が出てくる。鎮圧の功績で発言権を。外国から技術の導入を。中体西用。西洋の技術の導入で補完維持。重工業中心の近代的工場などが建てられる。しかし民衆への増税に繋がる。諸外国からの借款で賄おうとしたので外国が干渉を。84年のフランスとの戦争と日清戦争で破綻。ベトナムと朝鮮の独立を争う。清仏戦争に敗北。日清戦争。60年に創始された新興宗教。独自の競技を持つ。東学党の乱。農民反乱。時代党は清朝の出兵を要請したが、日本にとり口実に。出兵を閣議決定。94年に日本は清朝に最終文書を朝鮮政府に。王宮を武力制圧。8月1日に清朝に宣戦布告。95年3月に李鴻章が来日して交渉。下関で。伊藤博文など。清朝と朝鮮の相続関係の解消。賠償金。2億テール。日本の国家歳入の2年分。下関条約。朝鮮を植民地する基本条件に。金本位制に切り替えることが出来る。軍事大国への足がかりに。台湾については台湾総督府を。97年から民政に切り替えられ後藤新平がインフラ整備などを。日清戦争後の清朝。康有為。日本化による近代化。日本の変法、制度改革。上書はなかなか取り上げられず。中国は列強に分割される可能性があるので資本主義を。教育の充実を。光緒帝。わずか4歳で皇帝に。西太后が実権を。自ら政治を行うべく上書を採用。科挙の廃止。学校の創設。新聞の発行など。日本の明治維新を模倣。しかし限界もあった。光緒帝の改革に対していわゆる守旧派はクーデタを起こす。康有為らは日本に逃れる。変法派は壊滅的打撃を。戊戌の政変。百日維新。西太后と側近グループに政策変更を余儀なくさせたのは義和団事件。98年に天災が頻発し流人が大量に。キリスト教会を襲うように。扶清滅洋をスローガンにして排外運動に。天津北京を占領。八カ国連合軍が連合して出兵。西太后は一気に外国勢力を駆逐しようと宣戦布告。日本は主力に。列強の仲間入りを。中国における権益と地位を得ようとして駐留。八カ国連合軍は北京を占領。01年の北京議定書。合計11カ国と。賠償や外国軍の常駐。天文学的数字。数年分。清朝の財政を壊滅的に。中国を植民地以下に。西太后らは初めて改革の必要性を。光緒帝の開学案の殆どを復活。立憲君主制を。科挙の廃止を。立憲の準備を。留学ブーム。05年は日露戦争の勝利。多くの学生が日本に。清朝も積極的に推進。渡航費が安いので人員を増やせる。漢字文化圏で学習しやすい。清朝が05年に科挙を廃止して私費留学生も一挙に増える。06年には1万7千人に。蒋介石なども留学した。留学生を受け入れ近代的教育を受けさせ中国の近代化を期待する。

 

現代東アジアの政治と社会〔新訂〕 (放送大学教材)

現代東アジアの政治と社会〔新訂〕 (放送大学教材)

  • 作者:家近 亮子
  • 発売日: 2020/02/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

蒋介石の外交戦略と日中戦争

蒋介石の外交戦略と日中戦争

  • 作者:家近 亮子
  • 発売日: 2012/10/25
  • メディア: 単行本
 
毛沢東語録 (平凡社ライブラリー)

毛沢東語録 (平凡社ライブラリー)

  • 作者:毛 沢東
  • 発売日: 1995/12/11
  • メディア: 文庫