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成人の問題解決と知能(成人発達心理学第7回)

知能と知恵の違いについては突っ込んで考えなければと思う。

 

日常的な問題。シアトル縦断研究。7年ごとに知能テストを。40年続く。ワシントン州の。PMAという知能テスト。各年齢群の。7年後に殆どのテストについて得点が増加する、もしくは横ばい。劣っていくのではない。流動性知能と結晶性知能。知的な刺激を。加齢に伴う認知能力の低下をカバーしうる。アンチエイジング。
問題解決。インターネットは新しい。情報を検索できる。工夫が出来る。知的機能の発達に寄与する?自分で考えて解決するというよりは、他人に任せるのは逆効果に。ゴールまでをどうたどってくるか。検索結果に頼りすぎる。飛びついてしまう。答えだけを得ようとしてしまう。
成人の問題解決と知能。高齢者特有の問題も。情報過多。人間の脳にも突然変異が?脳の容量と大きさ。問題解決について経験が豊か。なじみのあるものには有利。同じような問題ばかりだと、質の違う問題でも違いを見過ごしてしまうことも。違う兆候があっても同じ診断をしてしまう。経験が問題解決を阻害する。自分の得意分野ならともかく、そうでない分野でも同じと思ってしまう。得意分野以外でも早く処理しがち。曖昧な状態に長く晒されているのを高齢者は望まない。
知能というのは?偏差値が高くて頭が良い?ピアジェ。知能テストで語られる知能。測定しようという前提。知的な能力を分野に分類する。それぞれがどの程度ある?それらの総計として。ピアジェ。認識や世界をどう理解するか?知能のおおもと。精神年齢。年齢が上がってくると知的能力は平均的に高まる。子供が尺度上の年齢を計る。精神年齢の低い子供を発見して上昇させる訓練を。子供から大人へ一次元的な。ビネー研究所。ピアジェ。何故そういう間違いを犯したかに着目。大人では想像もつかない答えをする。子供から大人の方向へ一次元的に発達するのではない?それぞれの時代の子供は、世界の認識の仕方が違うのでは?自分なりに解釈したものを空箱に入れていく?自分が持っている感覚を使い世界を知ろうとする。感覚情報や運動から得られる情報。感覚運動的知能。3,4歳になると言葉を知る。目の前に無いことをイメージ出来るようになる。小学生。論理的に。ものを分類する、足したり引いたりする。青年期。形式的操作知能。仮定してそれを理解する。これこそ大人の知能。大人も論理的知能が得意ではない?仮説を立てて検証する。兆候を色々並べて。形式的操作。すべての可能性を潰すのではなく、ショートカット。大抵は上手くいく。形式的操作思考。一つの視点で。ディベート。自分の意見をはっきりさせて、それをもとに議論。最終的到達点が一つ。法廷。曖昧な解決ではなく。学校。推理小説。答えは必ず一つに。制限はない。現実には出来ないけれど論理的に正しい。核兵器の廃絶。大人の思考。仮説的に考えるだけではない。別の状態では別の答えがありうる。論理だけではなく主観。問題解決へ。矛盾がしばしば起こる。解答が合理的であるためには現実的でなければならない。大人の問題解決。
知能について捉え方は様々。知能と知恵の関連性は?関係ないとは言い切れないが。感情知能。自分あるいは他者の感情にどの程度敏感で把握しうるか。IQとは必ずしも相関はない?IQが高いからといって知恵があるとは限らない。青年期の形式的操作思考。他者がどう考えているか。人との交渉。動いているのは人間。人の感情を害するものでは機能しない。論理と感情の両面を加味する。感情知能。コーピング。防衛。否定的な出来事をどう解釈するか。IQとも無関係ではない。知恵の計測は?知恵のテスト?人生上の問題にどう答えるか。出来上がった解答の中に知恵はどの程度含まれているか?人生は有限。人により文脈が違う。価値観や経験に個人差がある。曖昧なことに耐えられる。時代の影響を受ける?個人がどういう生活上の変化を?観察をする。色々な概念や知識。生の人間の観察。学んだ概念だけで議論しない。自分が感じたことを重視する。

 

成人発達心理学 (放送大学大学院教材)

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