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4月29日にみる日本人の節操の無さ。

今日は日本では祝日であるが変遷が見られる。そもそも昭和期になり天長節ということで祝日になった。いわゆる昭和天皇の生誕の日である。戦後になり天皇誕生日と名称が改まった。子ども時代には天皇制の反対論者が集会を開催していたのを記憶している。平成になり天皇誕生日も移動したが、続けて祝日とすることになり、みどりの日と模様替えを。それで定着するかと思えば、最近になり昭和の日に衣替えが為された。大半の人にしてみれば祝日なのは変わりが無い。しかし祝日とされる趣旨に少しは想いを致すのが日本国民の責務ではないのだろうか?安直に理由を変えるのは単なる節操無しと言わないか?

なので昭和について少し。それにしても昭和の時代は長くて60年以上になる。戦前と戦後暫くと高度成長期以降は別の国として考えた方が説明がやり易いほどである。まあ平成産まれが多くなってきたから、昭和期も大昔として片付けた方がもしかしたら建設的かもしれない。それに昭和天皇についても議論するのは重要であると考える。差し当たり入門編として伊藤先生の本のリンクを貼っておく。

 

昭和天皇伝 (文春文庫)

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