F-nameのブログ

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蜃気楼。

俗に「儚い」ことを蜃気楼の比喩で言い表すことがある。というか富山県の魚津市に行けば蜃気楼を見ることが出来ると地元出身の人間から聞いたことはあるが、蜃気楼の実物を私は拝見したことがない。まあ消えるような事象は何でも蜃気楼と強弁することは可能であろう。極端に言えば自分の生命でさえも。まあ死後の世界がない限りは、世界を認識する自分が死ねば、認識されるところの世界も消えて無くなるはずだから、世界全体が蜃気楼のようなものと強引に論理を引っ張ることも可能である。逆に蜃気楼でない事物は何か存在するのであろうか?