F-nameのブログ

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戦艦「大和」と、年老いた自分を感じたこと。

昨晩に放映されたNHK総合の「ブラタモリ」(最初に見たときはプラモデルを何故にタモリさんが作るのだろうと勘違いした)は呉市が取り上げられていた。呉市と言えば「大和ミュージアム」。最初しか放送は見られなかったが、宇宙戦艦、ではなくリアル戦艦大和の10分の1の模型が映し出されて大きさにビビった。そして主砲の砲弾の届く距離は約40キロと聞き今更だが喫驚した。日本海海戦の成功体験からか戦艦同士の艦隊決戦に拘った日本海軍が、仮想敵国であるアメリカ海軍の戦艦より射程距離を大きくするために巨大な戦艦「大和」を作り上げた(そして同型艦の「武蔵」も建造した)。しかし現に戦争になると様相は変わり、航空機(そしてそれを搭載する航空母艦)同士の戦いになる。そして航空機の傘の無い戦艦は、敵の飛行機に対抗することは出来なかった。戦争の末期になり、「大和」も「武蔵」も米軍の航空機により撃沈されている。

話は変わるが、ある職業訓練校で7年前に訓練生の誰かが「大和ミュージアム」のパンフレットを自慢していたら、20代の別の訓練生は言った。

「だいわみゅーじあむ」

いや証券会社じゃないから。だいたい「宇宙戦艦ヤマト」を知らないのはどうだろうか。このようにして私も年老いていくのだなあと感じたものである。