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批判。

「批判的思考」と言う概念というかバズワードというか、そんなものが世間では取り沙汰されている。英語では「critical thinking」。相手の言う内容を盲目的に受け取ることはcritical thinkingの反対側にある。それには同意されるであろう。だからと言って、何もかもを懐疑するのもまた違う。過剰になると単なる相手の粗探しに堕する。先ずは自分自身に対し懐疑的になるのが肝要である。その意味でいうと、デカルトDescartesが「方法序説」で展開した思考の流れはcritical thinkingのお手本になるのかもしれない。