私の出身高校や出身大学はやたらと栄光に縋る人間が多い印象がある（単にそういうやつしか見てないだろうとは言われると思うが）。ところで高校卒業から大学入学には1年の履歴書の上の空白があり、或る大学受験予備校に通っていた。大阪の十三（「じゅうそう」と読む）にある大阪北予備校である。学費を減免してもらえる中で最も大学合格の可能性が高い（クラスの4分の1が京都大学に合格していた）ところを選択した次第である。まあ駿台予備学校や河合塾と比較して栄光というものに欠けていたが、そんなものよりきちんと合格出来るかどうかを選択事由にするべきであろう。そしてその選択は間違っていなかった。それは大学合格ではなく、友人が多く出来たことに由来する。
