昨年の「軽薄さ。」というentryで懐かしアイドル（まあ還暦を迎えられたのだから、この表現に間違いはなかろう）の田原俊彦氏について言及した。
考え直せば田原俊彦氏にとり軽薄さで売っていくのは仕方がない側面もあった。彼は「たのきんトリオ」の一員として売り出したのだけど、他の近藤真彦氏は不良っぽい印象で、野村義男氏はギタリストという印象で売り出しており、他に売り出す要素は残されていなかったからであろう。それでもアイドルとして成功したのだから戦略的には間違っていなかったと考えられる。ただ最近の男性アイドルには軽薄さで売るという発想はなくなってきているように感じられる。それに世間で言う中年の年齢になってもアイドルで有り続けるのでイメージ的に合わないのもあるだろう。まあ田原俊彦氏みたいに還暦になっても軽薄さを身に纏える人間は稀であり一般化はし辛い（同じ締めになってしまったが）。
