F-nameのブログ

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横暴。

昨日のエントリーentryにも絡む話。専制政治では権力を持つ者の横暴を排除する統治の仕組みを作ることが難しい。例外的にイギリスは国王の権力の元でも、法の支配を徐々に形成していった歴史を持つ。しかしそれには数百年単位の時間を要した。日本も昭和前期にかけて試みが為されたが実現出来ず、結局はカタストロフィcatastropheに至った。銀河英雄伝説というスペースオペラでは、ラインハルトが英明な権力者として描かれている。確かに政治面や経済面では火事場無いように描かれる。しかし艦隊を繰り出して戦争が常態化して多くの戦死者を出したことは、教訓を導く際にも頭に入れなければならないだろう。

阪神淡路大震災から25年。

西暦1995年1月17日午前5時46分という時刻を、私は死ぬまで忘れることはない。例え認知症になろうが植物人間になろうが、何らかの反応はするだろう。そのことは、その当時に関西に居た人間の多くが等しく感じているのではないか。そう、言わずと知れた阪神淡路大震災の起こった時刻である。25年が経過したということで、マスコミの報道も例年以上に多い。だが風化も進んでいるように感じられる。だいたい私自身もあまり思い返すことが無くなっている。1000人以上が避難された西宮市の体育館も老朽化で取り壊されるという。体験や教訓を後に生きる人に語り継ぐことを、一人ひとりがしなければならない。後で起こることにかき消されがちだけど、抵抗も必要。

若者と生活ガバナンス(生活ガバナンス研究第6回)

地域で若者がしている活動に関心を持ちたいと思う。

 

少年院。社会から排除されやすい少年に関心。ユースワーカー。NPO法人でオルパという事業を。中高生のサポート。青少年センター。12年にスウェーデンに。若者は生活をガバナンス。
何故ガバナンスしなければ?脱工業社会という構造変化。欧州では若者の失業率が急増。社会への包摂が困難に。社会的排除。排除されている人々が意志形成のプロセスに参加しづらくなるという悪循環。社会の弱者に。若者政策の根底。能動的市民性。能動的な市民の在り方。欧州若者白書。若き欧州人は言いたいことは沢山あるはず。文化多様性に影響を。新たな不安定性。連帯を。異質性と対応し豊かさを見出す。若者を社会の一員とする。若者こそが困難の当事者。問題解決の担い手となることを期待している。若者は用意ができている。市民となることが求められている。突破の主人公たる若者。能動的市民性。学校地域団体に属することで、公共生活の準備を。社会に対する貢献を。参加であり連帯。普段から地域に居場所を持つという意識。町を変えていけるという意識。世田谷。住民参加が盛ん。
何故能動的市民性が生活ガバナンスと繋がるのか?伝統的に用意された役割が不安定化する。直接市民として社会に参加を。参加を個人と関わるものと。自らの地域社会の生活について関与を。脱工業社会における。生活ガバナンスとして定義。
若者の生活ガバナンスはどのように行なわれるか。伝統的な社会参加の方法は不安定に。新たなチャンネルの必要。ユースセンターなどを基盤とする余暇時間の延長。中高生が放課後を過ごす。スウェーデンの若者政策の特徴。若者政策法。市民性の保障と影響力へのアクセス。青少年庁。4つの視点。資源リソース。権利。自立性。多様性。多様なニースや欲求。大切なリソース。若者の様子で日本と違うこと。自分が社会を作る一員であるという意識。全ての市民が。日本の場合は社会と自分が乖離している側面があるが。スケートボート場を作りたい。ただ思うだけでなくて、要求していく。社会の一員であるという意識。自分で社会を変えられる。スウェーデンにおける生活ガバナンス。ユースセンターなどを基盤として余暇活動。地域や学校の意思決定の参画。ストックホルムに沢山のユースセンター。街中というより郊外。玄関など建物がオシャレで入りやすい。自由な空間。ビリヤード台など。若者がおしゃべりをしたり。もともと警察の建物?留置場の跡をリニューアルした。ソフトドリンクのバーカウンター。主に15歳から20代前半程度。週に1回、女の子だけの日。年配の?若者も。ユースセンターなどのユースワーク。ユースワーカー。発足自体が住民の声を受けてユースワーカーが作る。若者による運営委員会。利用している若者たちとユースワーカーがフラットな関係。何かやりたいとき、一緒にどのようにやるか一緒に考える。ユースワーカーが作るプログラムで無く。ユースワーカーがアンテナを。フィードバックも。言い出せば応援してくれる。余暇活動の延長。
学校や地域などの意思決定の参画。ユースカウンシル。郡部の。10人から15人の若者。9つのトピックを持った委員会。学校ではない生徒会活動。総会には誰でも意見が言える。街の問題について議論をしたり、予算を作ったりする。活動委員会の予算は市から。街の若者は9つの委員会に自由に入って活動できる。文化委員会は大きな芸術祭をやったり。市内のカフェの8割はフェアトレードコーヒーを。
学校を舞台にするのは生徒会。全国レベルの生徒会が。中学校の主としたものと高校を。学校民主主義。メンバーは既に卒業して大学に入る前に活動を。国レベルの生徒会。学校で研修をして意識を変えたり、国レベルの行政などのロビイングをする。労働組合とパラレル。
日本の話し。日本での若者の生活ガバナンスは?2つの。余暇活動の延長。世田谷区。オルパ。長野県茅野市や京都に幾つかなど。大学生から構成する。運営自体が大学生に。世田谷区の中高生活動のサポートを。NPO。世田谷区の児童館などに参加してきた人が集まって。大学生が8割ほど。オルパは中高生世代が過ごす居場所的な。中高生の運営委員会。元々金融会社の建物。金庫が残っていたりする。スタジオに?ルールを殆ど作らなかったが、必要な時は議論する。イベントも様々。地域住民と餅つき大会など。中高生と近い。親しみやすさが。現在は野毛青少年交流センターで活動。元々青少年施設として団体に貸し出していた。若者たちが逃げたので何とかしたい。プラスして中高年だけではなく、若者とのリアルなつながりが。中高生と接する時。同じ目線で同じことをやっていく。少しずつ信頼関係を築く。やりたいを引き出す。一緒に形にする。変わるかもしれないという印象を持ってもらうとアイデアを引き出しやすい。どういう経験が繋がっている?小学生の頃から地域で。背中を押してくれて同じ目線になってくれた大人たちがいた。一緒に考えてくれる。いい大人との出会い。スウェーデンの体験は?若者が社会を作る一員だという印象が残る。

 

生活ガバナンス研究 (放送大学大学院教材)

生活ガバナンス研究 (放送大学大学院教材)

 

 

専制。

最近300年間の各国家の統治体制の変遷を見ると、総じて専制政治から民主政治に移り変わっていると総括することが出来る。人間が生きるには各種の権利が守られて行使することが出来るようにする必要がある。専制政治だと恣意的に権利の侵害があったり実現が難しくなったりする。民主政治だと無しにはならないまでも有意に減らすのが可能になる。ただ中華人民共和国や朝鮮民主主義人民共和国のように、未だに民主政治が実現出来ていない国家が存在する。オマケに専制政治に逆戻りしているとの批判が民主主義国についても為されている。ワイマール憲法体制からナチズムに堕したドイツの教訓は忘れるべきではない。

休業日雑感。

今日の弊店は休業日明けなので、商品が山ほど届く。何しろ昨日の分も来ることになる(返品する商品を引き取りには来ているようだけど)。早々に出社して1つずつ処理をするが、昼休みまでに終わらないd( ̄  ̄)。 更にメインの問屋以外の問屋や取引先からも、同様に2日分商品がやってくる。検品した後は売場に並べるのだが(でないとお客様が手に取れない)、それも2日分の作業量がある。このように忙しくなるのだが、だからといって売上が2日分ある訳ではない。お客様や取引先の電話でも、休業日であることを言わないとトラブルになる。ちなみに弊店では従業員のシフト制なので、特別に休みは増えない。ううみゅ。

障害児・障害者のためのアセスメント技法3:行動観察法(障害児・障害者心理学特論第6回)

単純に観察をするという営為にも技術は必要。研究に限った話ではない。

 

障害の在る方が困ることがある場合、様々なアセスメントを。行動観察は重要だが、必要な技術が見落とされている傾向に。
障害児障害者。検査法。知能検査や様々な検査法。行動観察が非常に重視されている。どのように反応しているのかはアセスメントの基礎。行動観察は決まった手続きである訳ではなく、現実的に生活する生の部分を観察。構造化されている場合と異なる。同じ世代の他の子供と比較することも出来るが。実際の行動観察法。何に役に立つのか。あらゆる世代のあらゆる生活が。
小学校の通常学級の発達障害児の事例。2年生の男の子たかし君。ADHDの診察を受けている。巡回相談を受けた心理士の立場で。席から離れて立ち歩く。授業を止めて注意を。学級全体が乱れてしまう。集中して授業に取り組めるようになすアドバイスを。現場の支援者からの情報だけで効果的な解決に繋がることは多くない。たかし君の様子を観察。常に立ち歩いているのはなく、立ったり座ったり、他の子供も。他の生徒に指導している時に。たかし君も。学級の状態も。担任の先生へのアドバイスは?学級全体が落ち着きが無くてそれが影響している。やるのがわからない場合に。他の子供がキッカケになっていることも。観察やアドバイス。経験主義的。色々見ていると、という話。データに基づくアドバイスではない。実際の行動観察、経験に基づいてではなく根拠に基づいて。
行動観察の技術とは?2つの役割毎に。行動を測定する。観察主体行動がどの程度生じているか、数値で置き換える。記憶はあやふやなもの。1週間から昨日までの手を洗った回数は?解決したい問題があるとき、印象でなく実際に増えたり減ったり言うことが出来ない。良くなっていると錯覚したり、上手くいっていないと錯覚することも。先生などの印象がズレていると話が全く噛み合わなくなる。印象のズレはよく起こる。教育や福祉でも珍しくない。回数を残すことが重要。支援の方法を一緒に考えることが出来る。
行動を測定する技術。目標行動を定義する。観察をする行動。授業中に席を離れて立ち歩く。出来る限り明確に、誰でもわかるように。授業に取り組んでいるという活動。捉え方に幅が出てしまう。教科書を読んでいる。取り組んでいるかいないか。人により考え方は異なってしまう。どちらが正解なのではなく、観察者にズレが生じないように。観察する基準を決めておく。1人の観察者が繰り返すときも同様。個人内での評価基準のゆらぎを防ぐ。予めしっかり決めておく、目標硬度の定義を。イライラしている、楽しそうだ、という内面の評価は難しい。実際に何を見てイライラするか、舌打ちをしている。机をトントン叩く、など。舌打ちをした回数など、観察可能な形で。ルールをしっかり決めておく。観察者間一致率。どういう条件で観察を行うか。いつ誰が何処で観察するか。第三者が学校などに入っていって、学校の先生が自分自身で観察を。自分で自分の行動を。ジョギングを5キロ、ノートに。自己観察。セルフ・モニタリング。行動観察を継続kにしていくことは集中力と時間が。トレーニングを受けた第三者がするのが理想だが、出来ない場合も。その場合はできる範囲で。年に1回しか観察がないのでは意味がない。どんな記録の方法が?かなり種類が。どんな行動を、どんな条件で、選べることが大切。連続記録法。決められた場所や記録で継続して行う。授業中に席を立つ。ずっと観察していて、立ち歩く時に記録を。どの側面を?頻度。手を上げて発言した回数など。持続時間を記録する方が良い場合も。なかなか戻ってこないことが問題なら、持続時間を測った場合が良い場合も。潜時。指示してかかった時間。在る子供は数分かかる場合など。強度。どれくらいの強さなのか。声の大きさを5段階でチェック。ずっと観察をする。時間的にも労力的にもかなりのエネルギーが。観察時間を区切って記録する。インターバル記録法。予め決められた時間の間隔。それぞれのインターバルで生じたかどうかの記録を。30秒毎に立ち上がったかどうかの記録を。残りの20秒間は不要。タイムサンプル記録法。5分毎にその瞬間だけ観察をする。実際の観察場面では応用して複数の子供につき観察したり、複数の行為について観察したりすることが出来る。記号を割り当ててインターバルの中で生じたかどうか。連続記録法では複数の行為を観察するのは難しいが。
観察した記録をどのように扱うか。記録用紙が溜まって数が多くなると、全体としてどうなっているのか読み取ることは容易ではない。紙などでは充分に活用できない。記録をグラフ化する。標準的なsimpleなグラフ。1分間のインターバル記録法。しっかり参加していれば100%。半分の時間なら50%。ベースライン、介入。距離観察のときの何もサポートをしていない場合。グラフ化することで観察した記録がひと目で分かる。影響なども分析できる。
行動観察の、行動を記述する側面。行動がどのような条件で状況で起こっているかを記述する。行動は起きるなりの理由がある。あらゆる行動は環境や文脈により左右されている。休日にあるカフェに入り珈琲を飲みながら読書。落ち着いた雰囲気。非常にいい気分。多くの人も再び行くのでは?カフェに行く行動。その行動が起きやすくなる条件。接客の態度、好みのBGMなど。環境側の条件。とても良い気分になったり、ポジティブな。行動の結果。1つでも欠けると変わるかもしれない。椅子が硬くて疲労がしたときなど。行動が生じる前には何らかの条件があり、結果がネガティブだと繰り返しは起きづらくなる。環境に大きく行動は左右される。問題行動の見え方も違ってくる。椅子から立ち歩く。理由が在るはず。行動観察をすることによって、条件や理由を見つける。大きな解決のヒントになる。環境側の条件を整理する、機能的アセスメント。そのための行動観察の技法。カフェでの読書の例。3つの箱に。三項随伴性。時系列で3つの箱に当てはめる。先行事象。焦点を当てている行動そのもの。行動の結果。後続事象。3つの箱、というのが非常に大事。先行事象。接客態度、座り心地など。行動の結果。変化など。楽しい気分など。行動の結果が起きやすくなったりもする。記録用紙を使って状況や結果をエピソード的に記述。ABC技法。観察には労力を必要とする。ABC記録だけに焦点を充てた方が良い場合が多い。できるだけ主観を交えずに、5W1Hの記録だけを記述する。三項随伴性によって。
エビデンスに基づくアプローチ。行動観察で得られたデータによる。焦点を充てて観察する能力は援助するにあたって重要なスキル。

 

障害児・障害者心理学特論―福祉分野に関する理論と支援の展開 (放送大学大学院教材)

障害児・障害者心理学特論―福祉分野に関する理論と支援の展開 (放送大学大学院教材)

 

 

騒ぎ。

私が通っていた当時の茨木高校には、文化長屋と呼ばれる文化系の部室棟があった。木造でかなり老朽化していた。新聞部に入った私は、3年間をそこで過ごした。さんざん文化系クラブの同級生や先輩後輩と騒いでいたが、騒ぐだけのネタがよくあったものだなあと思う。何しろ3年の2月に卒業するまで、大学受験そっちのけで騒いでいたのだから、かなり常軌を逸していたと言える。そして教員の方々も何も言われなかった。大丈夫だろうと信頼されていたのか、呆れられて放っておけと思われたのかは判然としないが、たぶん後者ではないかと。まあ濃い人間関係を築けたのは良かったと思う。