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多職種協働チームが提供する子どものこころクリニックでの初診アプローチを紹介。対話重視とリラックスした環境が特徴。大学院生も参加。(保健医療心理学特論第3回)♯放送大学講義録

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このテキストは、東京都千代田区にある明治大学子どものこころクリニックと神奈川県川崎市の東横惠愛病院における外来治療のアプローチについて述べています。両施設では、多職種協働のチームアプローチが取り入れられており、特に子供とその家族に対する治療が強調されています。

明治大学のクリニックでは、初診時には通常1時間かけて、患者とその家族が医師や大学院生、心理の専門家とじっくり話ができるよう配慮されています。子供が飽きてしまう場合は、学生や心理の先生と遊んだり、別の部屋で活動することもあるようです。このように、患者やその家族がリラックスできる環境を整え、一方的な質問ではなく、対話を重視した治療を行っている点が特徴的です。

また、このクリニックは大学に併設されており、心理を専攻する大学院生の実習指導も兼ねているため、学生も治療プロセスに積極的に関わっています。これにより、治療は学生にとっても実践的な学びの場となっており、患者家族にも新鮮な対応が提供されています。

この取り組みは、従来のクリニックや病院の雰囲気とは異なり、子供とその家族がより安心して話をすることができる環境を提供しているとのことです。このようなアプローチは、子供たちの心に直接的に働きかけることで、より効果的な治療が期待できます