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心理療法とアセスメント(1) —成人の場合(臨床心理面接特論(1)第6回

アセスメント手法はかなり専門的だけど、日常生活にも活かすことが出来るはず。

 

小川俊樹。坂本由紀子。埼玉県済生会鴻巣病院臨床心理士。心理療法とアセスメント、成人の場合。心理療法とアセスメント。成人を対象にした関係。心理アセスメントの役割や心理療法を進める際に心理アセスメントの役割。臨床心理学を専門にしている大学教員の多くは実践もしている。実験心理学や認知心理学の基礎系の教授と異なる。精神科病院で臨床心理の実践も。心理アセスメント。心理検査の中でもロールシャッハ・テストを専門に。
仕事の内容や関心事。鴻巣病院で精神科臨床を。内容は異なるので職場について。社会福祉法人の埼玉県支部の1つ。病院や老人保健施設福祉施設を。明治天皇が設立資金の一部を下賜。減免制度を有して理念を継続。済生会病院。多くは総合病院。鴻巣病院は唯一の精神科単科の。多機能の。精神科デイケアなど。12年には認知症疾患医療センターを。職場自体も変化。変化により心理支援のニーズも変わる。デイケア専門。家庭システムなど。デイケアには多職種がチームを組んで。家族力動。ダイナミクス。その中で家族への心理教育を。標準化された手法の担い手を育てる。統合失調症から認知症へ拡大。臨床心理科に移動。患者の心理教育も。18年のサテライトクリニック。企業と契約を結びEAPを。エンパワーメントの観点。心理検査はたしかに心理アセスメントでもあるがそれだけではない。面接や観察も。病院で期待されるのは心理検査であるのも。多くの人達の見方は間違いとも言い切れない。
心理検査にも様々。心理検査には知能検査などが。知能や人格を広範に。特性に特化。目的に応じてテストバッテリーを。組み方も被験者の負担を考慮しないわけにもいかない。力が充分に引き出せず侵襲性が。心理的負担。自分が評価される際には苦痛が。実際に多く用いるのは文章完成法や描画法など。カルテの確認が不可欠。学歴職歴や治療場面など、知能の特性を把握すると役に立つ。人格を測る。視覚情報の処理にPFスタディ。風景構成法やバウムテスト。鑑別診断。ラピッドサイクラー。加害行為がある場合には投影法検査も。発達障害に関する。自発的に来談。短時間で実施も容易な質問紙法。患者以外のニーズに。知能のばらづきも。衝動に問題が。乖離を伴う場合。認知症の鑑別診断。ADASなどを実施。長谷川式検査は他の職種が。不安を測る検査。スタイ。状態不安を。今まさに感じている。HTTP法。1枚の紙に3つのアイテムを。発達障害に関する。AQ。スクリーニングテスト。児童用と成人用。抑うつの二次障害などの質問が含まれることも。A-ADHD。多動や不注意など、二次障害についても。ビスバス。行動抑制系尺度の略称。どういった動機で。予測される脅威。報酬や罰の不在を受けて活性化。行動触発。依存症の行動特性を測る。エイダスジェイコム。認知症。服薬の効果測定にも。どのような心理検査を。医師からの指示があるか。適性に応じて判断することも。気分障害にはSDSを医師が実施。他の尺度も。心理検査の中には昔のものも。ロールシャッハ・テストは21年。大正10年。広く用いられるのは戦後だが。浮き沈みがある。完全には沈まないことが特徴だが。臨床の場の時代性。ロールシャッハ・テストは50年代60年代はともかく落ち込みが。投影法の危機。関心が薄れる。70年代には再び関心が。臨床上の問題。境界例障害や境界性人格障害。この5年ほどは減少傾向に。心理検査の使い方などの変化は?その時時で注目を浴びるものは変わる。操作的診断基準の改定で新たな治療対象に。患者数が増える。発達障害。MDB微細脳機能障害。CTなどには映らない。高機能自閉症の概念があったがマイナー。大人も定着。障害の有無を知りたくて来談する人が増える。14年頃までは人格障害が多かった。17年度には発達障害が。認知症。20年前は脳血管性が多かった。アルツハイマー型が増えて認知機能一般を。報酬の高い検査が用いられやすい。ストレスコーピング尺度も。ラザルス式の。処理するのが困難だった事案を想起してもらい方略を。健康な人にも。検査も新しいものも。生涯学習が必要。
実際は面説や観察を通してのアセスメント。アセスメント面説や査定面接。インテーク面接が一般的。分けるには人的資源が必要。医師の指示でカウンセリングを。情報収集など。電話のやり取りから始まる。同じように内容を伝える。繰り返しが必要なことも。人格特性かを仮説として。縛られずに会う。インテーク面接では発達特性の仮説をたてて特徴を聴く。疾患の有無も。他の職種からの情報と照らし合わせる。数回行いサポーティブな面接にするかを考える。情報収集がメイン。カウンセリングが進む中で新たな情報が。観察。ウェイス3。極力観察内容もメモを。面と向かい合うので相互に観察が。観察は重要。言語表現が不得手な人などは動作が雄弁だったりする。言語表現上に不安が多かったり。テストでも各図版で解釈にも関係。心理士も観察されている。メモをすることも見られている。
心理アセスメントの概念。診断は医学用語。二者択一的な概念。心理的な連続的な。70年頃からアセスメントや査定という用語が。診断鑑別診断ということでその点では心理診断と言って間違いはない。評価と査定の重要性。ワイナーは臨床的見立てと力動的見立てを。臨床的見立てはサポーティブ的な洞察的な同意を取るアプローチが。精神病的や脳の障害、支持的な。病態水準の把握。診断的見立て。力動的見立て。クライアントがどのような人であり今抱えている心理問題は?一個人として見る。心理アセスメント的な。精神科病院は心理診断的なことが多い?医師からは圧倒的に診断補助。患者の理解力や発達の偏り。力動的見立ては医師に確認を。医師の指示する心理査定。サポーティブに関わるのは常識の範疇。操作的診断基準が出来ても病態水準が重要。力動的見立ては必須。心理アセスメントはかなり広い概念。支援する人、家族や社会との関係性。日常の活動の中で。
臨床心理面接。それとアセスメントの関係。別のもの?心理療法やカウンセリングが主要な業務でアセスメントは殆ど行ったことがない。アセスメント手法を知らない。50年代や60年代はテスターと呼ばれることが多かった。心理検査のプロフェッショナル。心理職が心理面接に関わることが多くなりセラピストと自称他称で。独立して自主的な活動というニュアンスが強い。心理面接と心理アセスメントとの関係。心理検査を実施するかどうかに関わらず心理アセスメントは必要。主訴に対して何が最良か見立てる。精神科臨床の中では検査という枠組みがあるのて多職種に説明しやすい。精神的な問題を数値として見ることでモチベーションが。しかし全てではないので幅広い情報も。病態が重い患者には家族や他の職種から情報を。面接自体もサポーティブな。途中で検査を進めることがある。他の心理士に依頼する。
スーパーバイズ。記録や録音などを元にスーパーバイザーから指導を。心理検査の実施法や解釈法を学ぶ初心者向けの方が多い。心理アセスメントのスーパーバイズ。個人スーパービジョンや集団スーパービジョン。対話や観察による見立ては指導しやすい。ロールシャッハ・テストの逐語録を。駆け出しの頃は指摘を受けても何をどう聞いたら良いかは分からなかったが。事例研究会で気づいた。経験を重ねると被験者の仮説を考えながら。それなりの時間が必要。スーパービジョンの継続が大事。先輩に心理検査をしてもらったことは役に立った
アセスメントなしの心理療法は地図や気象情報なしに山に登るようなもの。

 

 

 

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