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大阪キタ火災の容疑者の死亡。

今日12月31日は、大阪キタのビル火災が発生してから2週間である。そしてご存知かと思うが、放火の容疑者が昨晩に病院で死亡した。一酸化炭素中毒による蘇生後脳症が死因であるとの報道である。ビル内の監視カメラで見る限り、明らかに容疑者は自らも死のうと行動している。なので彼の望み通りと言うことになるのだろう。しかし動機は本人から聞けなくなることが確定した(まあ仮に生きていても動機を語れるまで回復出来たかは怪しいが)。既に捜査に着手しているので、大阪府警はすみやかに証拠などを検察に送致することになる(書類送検と呼ぶ)。ただ刑事裁判は開けないので不起訴になる。しかしながら希望する被害者などには刑事処分を説明する義務がある(1999年に被害者等通知制度が導入されている)。本人の供述が望めないので、客観的な証拠を積み重ねて動機を推測するしかない。電子カルテシステムから情報を引き出すことが出来れば、かなりの部分が分かるかもしれないが分からないかもしれない。どちらにしても、このような犯罪を抑止出来ることに繋がるかも不明である。

 

今年は終盤になって大阪キタのビル火災に揺れ動かされた日々になった。良いお年を。来年はこのような事件が起きないよう願う。