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心理アセスメント2:パーソナリティ検査(臨床心理学特論第18回)

突っ込んで学習するとかなり奥が深い。

 

小川俊樹。心理アセスメントの中のパーソナリティ検査。心理臨床の場で。検査法で用いられるのが心理検査。何を測定するか、方法で形式が。心理的機能を測定。種類の相違。学力検査や職業適性検査の開発は為されていない、心理臨床では。今回は主としてパーソナリティの測定を。以前は性格検査と呼ばれていたこともある。生活は知情意と呼ばれる中で感情などを。心理的個人差の測定。性格検査と聞くと?心理テストを実際にやってみた人も。週刊誌に載っているような。厳密には心理検査とは言えない。一定の要件が必要。標準化、信頼性、妥当性が備わっている場合。サイトメトリー。標準化。心理的個人差を測定。当該の機能などの比較。基準集団の中での位置づけ。平均値や標準偏差を明らかに。基準集団では国際基準などが。明らかにする心理的特性の考慮を。世界的に広く採用されているものも。基準の民族性の問題が。信頼性。一般的には確かなものとして信じるもの?心理測定論的には測定結果の安定性。そこには誤差が含まれるが、少なくする為に平均値を求めたり。天文観測の誤差など。測定する業務が結果が変化。誤差が大きく変わるのでは不安定。信頼性が高い。安定性の一定程度の保障。平行法など。再検査法。一定の期間をおいて相関を。同じ結果なら安定している。高い正の相関ほど。再検査信頼性。被験者にjとっては前回と同じ答えをしようとしたり。学習効果の影響が。長く取るほど排除は出来るが測ろうとしている特性によっては変化することも。一週間間後など。平行法。二度手間の負担はない。別の検査を。同時に行うので量的には2倍以上の時間を。相関が高いからといっても。折半法。質問項目の奇数と偶数などで分ける。2群に分けて相関を見る。負担は少ないが折半できない心理検査も。半分の信頼性。半分にして2つの間の相関を。通常α係数で。信頼性の算出は相関によるが。概念的理解。包丁の切れ味を例に。サビが出てきて落ちる。時間的経過。昨日買ってきたばかりで切れないのは困る。再検査信頼性が無い。手元が切れなかったり。一定程度の切れ味が。信頼性が折半法、内的整合性。他と比べて、平行法。心理検査の要件の妥当性。心理的特性を正確に測定しているか、当該の検査が適しているかの指標。内容的妥当性など4つの。内容的妥当性。質問内容が正しく測っているか。アンパンと社交性はつながらない。人とお喋りするか。特性を測っている専門家の判断を。一致度が高いほど安定性が高い。もっとも素朴な。予測的妥当性。測定特性との測定。経験的妥当性とも。基準関連妥当性。高い相関ほど。外部基準。時間的兎要因を考慮しないものも。併存的妥当性。構成概念的妥当性。一般にj客観的に観測は出来ないが操作的な概念。知能などが。特性を理論的構成概念として。相関ではなく多くの変数が共通して。因子分析法が多く。妥当性についても概念的に理解を。包丁と切る対象物との関係。万能包丁など。数多くの種類が。外国のものも。刺し身包丁ではパンは上手く切れない。包丁が刺し身包丁として確かなものか目利きが。内容的妥当性。実際に使ってみて適する。経験的妥当性。評判の包丁と切れ味を比較。基準関連妥当性、とりわけ併存的妥当性が。どのような形状や刃先が適当か。構成概念的妥当性。
質問紙法、投影法、作業検査法。客観テストと呼ばれることも。質問紙法。特徴的な行動や性格を。当てはまるか否かを。質問内容の理解。客観的に。ある程度の知能が前提。集団での実施も可能。心理測定的頑強性を。MMPI。ミネソタ大学的。ハサウェイとマッキンレー。よく用いられる。42年に開発。当時の診断名が採用。項目数は500以上。統計的有意差から基準関連妥当性が。特徴は4つの妥当性の尺度を。被験者の受験態度を測定。回答の歪みがあるが、克服しようとした。日本でも訳されているが採用度は高くない。費用の問題?日本の代表。谷田部ギルフォード検査。矢田部達郎が中心。小学生用や成人用など4種類が。成人用は120ほど。30分以内。YG検査の妥当性は構成概念的妥当性。12個の性格特性が。内向外向など。採点も容易。産業心理学分野でも。昭和30年以来改定されていない。標準化が急務。東大式エゴグラム。53個。10分以内。基準関連妥当性などの妥当性検証は充分でない。自我の3種類。批判的な、養育的な、自由な子供など。交流分析の枠組み。他の質問紙法との関連が明確ではない。様々な質問紙法がある。心理測定論的にも頑強な検査が。マニュアルに従って。客観的検査。日本では採用率は低い。得られる情報が分かっているから?新たな発見に乏しい。結果が自分の思っているのと同じなのは当たり前?個性記述的ではない。経済性には優れているが実施対象は限られる。質問紙法には若干の制約が。強制選択法。量的に異なっているかもしれない。投影法は自由に任される。回答を強制しない。反応拒否も認められる。質問紙法の対極。多くは幼児から高齢者まで実施可能。集団式での実施もあるが基本的には個人的。頑強性は数量に出来ないので適さない。日本では投影法が最も好まれる。従来は無意識水準を測っているとされたが。投影法の表記。代表的な投影法検査を。視覚連想法と呼ばれるもの。多様な回答を得ることが出来る視覚刺激を。曖昧であることが望ましい。インクの染み。様々な判断が出来る状況を。ロールシャッハ。インクの染み検査。図形や枚数も異なる。ロールシャッハが考案した10枚の。従来は何が見えたのかを重視していたが、マニュアルの副題として視覚体験を強調して数量化を。絵画欲求不満法。2人の人間が。右側の人の吹き出しに書いてもらう。24コマ。3種類。反応攻撃の方向やスコアリング。数量的に解釈。欲求不満解釈から欲求不満状況。場の理解を。攻撃は積極性なども含む。視覚的に1枚の絵を。物語連想法。絵を提示して物語を。TAT。30枚から成る絵画。性別年齢により10枚以下を提示して。現在の状況だけでなく過去や未来も取り込み自由な物語を。日本ではあまり用いれられていない。直感法が主。アメリカでは数量化が盛ん。幼児にはCATなど。高齢者のSAT。言語連想法。単語などの刺激から連想を。センテンスコンプレックステスト。未完成の刺激文を。多くのSATが。2次元から解釈を含むものを。直感法。言語連想検査。例えば緑という単語に。信号。現実的世界に。爽やか。主観的な世界を。ユングの言語連想検査。100語を、反応時間の測定も。再生実験も。ユングは遅れなどからコンプレックスを探れるも。描画法。絵の特徴から。対象により異なる。バウムテスト。一本の木を描いて貰う。多くは直感法。風景構成法。10個のアイテムを。1枚の風景画を。全体的印象などで直感法による解釈を。実施が簡便だが分析に際しては高度な解釈力が必要。過剰な読み込みという批判。作業検査法。成績などからパーソナリティを把握。内田クレペリン検査。被験者の作業曲線から。
留意点。マニュアルを覚えること無く基盤となる理論の学習を。心理アセスメントの学習において、外向性などを具体的に。

 

臨床心理学特論 (放送大学大学院教材)

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