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心理アセスメントとは(臨床心理学特論第16回)

かなり歴史の変遷がややこしかった。現実に役立つかどうかはいまいちわからなかったけれど。

 

小川俊樹。心理アセスメント。臨床心理士の主要な業務。心理査定。目的や役割。総論を。各論や実際についてはそれ以降。4つの専門業務の1つ。臨床心理査定。心理査定法を。個別性を描き出して活かしていく技能。相談者の個別性や特質を把握。方法は多様。心理学的な評価や判定、提案のため。アセスメントという用語は70年代ころから。今日では違和感なく。当初は違和感があったが。心理アセスメントにしても心理診断にしてもイコール心理検査と思われていたことも
心理アセスメントという言葉。人やものなどの評価判断。査定見積もり。評価判断。対象が人であれば人物評価や人柄の判断。日頃から行っている。隣の人。お店の人は?逆にお店の人は買ってくれそうな客かを。銀行員は投資話に乗りそうな人かを。人物評価は査定者が各自の判断枠で。投資や融資、預金といった経済的次元で。基準はそれぞれ。心理アセスメントの判断、準拠枠は何か。知的活動の性質や感情のコントロール、欲求、心理的働きと統合、個としてのパーソナリティ。課税する金額。資産価値の見積もり。その後の活動のため。心理学的援助のために何が最良かを決める。環境アセスメント。環境影響評価。事前の評価。2種類の意味。心理的個別性。心理的個人差を評価。心理学的援助のために心理学的判断。心理療法に対して心理診断。従来は個人差にも診断とされていた。知的な面の個人差。心理診断という用語。文献検索。86年の発行が最新。心理アセスメントを検索。最も古いのは75年。心理アセスメントという著書は80年代には皆無。心理診断という著書は80年代頃までは散発的に。69年の人格診断という心理学講座の1冊。目次にはアセスメントという言葉はまったくない。診断よりもアセスメントの方が適切という主張もあるとは書いているが。アメリカでは60年代頃からアセスメントという言葉は多様。臨床心理学体系の第5巻。アセスメントという用語が。最初に用いられたのはアメリカの報告書。特殊任務の兵員の選抜。アメリカでも10年以上定着にかかった。臨床心理学のテキスト。心理検査に日米の大差はない。用語の変遷はアメリカでもほぼ同じ。80年代の出版。第17章にクリニカルアセスメントが。先行すること約10年。診断や治療、療法と区別する。アイデンティティの問題。好ましい用語の使用。診断などの言葉を用いないように。診断の英語。2者間の識別。病気かそうでないか、疾患の鑑別。診断は病気か否か。人格診断としての心理検査。二者択一を想定していない。内向外向。得点が100点未満の場合は内向的。しかし75点はより内向的。相対的な心理的特質を問題。連続上で。本質的に診断は不適切。診断という用語の不適切な。類型。特徴を多量に持っているか否か。診断という用語は専門用語とみなされがちだが。経営診断、企業診断。通商産業省の中小企業診断士。診断は経営悪化の原因を。医者が患者を診察して症状を判断。事物の欠陥を調べ状態を判断。診断には悪いところを直すことを内包。心理的アセスメントは積極的に長所を見出す傾向が。心理診断は不適切。今日は多くの臨床心理士が。ロールシャッハ・テスト。アメリカで低迷した時期が。心理診断の危機という論文。心理アセスメントよりも心理面接心理療法に向けられたのが理由。その後はロールシャッハ・テストに関心が。70年代の境界例問題。鑑別診断の。構造化された面接に比べ構造化されていない検査で、有用性を。自閉症スペクトラム障害との関連で。心理診断が心理アセスメントに変わった変遷があるが、従来の心理診断と変わらない。心理的障害。性格診断。人格を。性格評価。パーソナリティの特質の判断を心理アセスメントと。力動と関連付けて、心理検査。目的により採用。心理アセスメントは心理的個別性の理解に。診断の場合は二段階の推論からなされる。心理検査。症状や心理的特徴、一時的推論。診断を試みる第二段階の推論。心理診断とは診断の確定を心理的症状で。心理的機能の把握。心理アセスメントは個人の心理学的理解。場合によっては従来のものも。知識基盤。異常心理学や精神病理学。心理アセスメントとは他者を理解するために記述する。人の環境との関係。決定過程。パーソナリティの仮説を構成する研究法。人の環境との関係について介入を。決定過程。心理診断。パーソナリティに関する仮説を検証する研究法。査定心理学。古くて新しい分野。アメリカで心理学叢書。査定心理学。心理学者や臨床心理士の心理アセスメントが心理学の専門領域を構成。個人の理解と個性の尊重。
心理アセスメント。面接、行動観察、検査。心理学研究法として。面接法、観察法、検査法。心理検査。知的な働きや不安の強さ。心理的機能の把握。多くの心理検査が開発。面接法。会話をしながら人柄などを理解。二者間の会話。英語のInterview。お互いに見る。目的や意図は2つに大別。クライエントの心理的理解。支援や介入を意図した面接。アセスメント面接、治療的面接。広い意味でのお話療法。アセスメント面接は情報収集が目的。クローズドクエスチョン。オープンエンドクエスチョン、拡散的。クローズドクエスチョン。はいかいいえ。パーソナリティ検査の質問紙法と投影法の違いが。閉じられた質問はどちらでも用いられるが。解釈という形で閉じられた質問が。アセスメント面接についても開かれた質問が、面接を比較的構造化されていない形式とされている形式。自由連想法、非支持的技法。DSM4のための構造化面接。自由連想法やクライエント中心療法。治療的面接に多く認められる。アセスメント面接は一般に治療的面接の前に。インテーク面接。受理面接。相談がどのような性質のものか、出来ないならどこに紹介するか。インテーカーが受理面接を。インテークカンファレンス。事例を受けるか、誰を担当者とするか。受理会議。事例記録は多くの施設で決まっていてインテーク面接は半構造化されている。受理面接では来談者の主訴や経過など多くのことを。根掘り葉掘り長くなりがち。目的は患者の生の特徴パターン。大学の心理相談室では経験者が。トップダウン的な。実習の一環として教員のインテークに陪席した後に。事柄のみに、形式的に。聞きながら頭にこの点はどうかと自然に浮かぶ。storyを読む。印象も重要な情報。来談者の服装なども、面接は会話。どうしても話された内容に注意がいきがち。どのようなイントネーションだったかなど話の口調や調子にも。専ら言語的なものだけではなく。主観的な側面だが必ず記載を。インテーク面接では担当が異なるのが一般。インテーカーとセラピストが一緒の場合、治療契約までの。中には明確に5回までの面接をインテーク面接と。観察法。面接時の来談者の表情など。目を合わせない、興奮して話すなど。心理アセスメントの1方法として観察法を面接法に含める?伝統的なそれと行動的な。伝統的な観察法。パーソナリティの現れ。行動的な観察。パーソナリティは関係で表出。行動アセスメントと呼ばれる。基盤となるのは学習理論、行動療法的approach。環境との関係を。関数分析。反応とは悩みの。標的行動。通常客観的に測定しやすい。生理学的な測定値。行動的アセスメントの方法。自然観察法。自然な環境で。予め準備。自己モニタリング法。内省報告。観察者が自分自身で比較できるよう記録を取り客観化。統制された観察法。人為的な環境下で。
心理アセスメントの方法。治療者や面接者側からの視点。しかし一方通行的なものではない。被検者も観察。2者関係における面接であるという特質。関与的観察。精神医学のデータは関与的観察による。サリバンなどが論じている。

 

臨床心理学特論 (放送大学大学院教材)

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投影法の現在 (現代のエスプリ別冊)

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