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組織文化とチームマネジメント(看護管理と医療安全第6回)

個々のメンバーにマネジメントをするという意識が必要なのかもしれない。

 

働く人々を行動付ける。集団の特徴や人々の関わり合いをどうマネジメントするか。
組織文化とは?管理についてどのように重要か。管理者の対応。チーム。生じがちな問題。チームワークやチーム作り。
組織文化とは?文化という言葉。特定の集団に見られる習慣や考え方。定義。メンバーが共有するものの考え方。内的なものである。管理においての重要性。仕事をする個人の行動に大きな影響を。人間関係論。ホーソン研究。ノルマを引き上げられることがないよう、暗黙の内に調整する。組織に馴染み受け入れられるように。周りの考え方に合わせようとする。仕事は皆のものという意識が、という組織。個人が責任を、という組織。意識や行動が違う可能性。業務開始時のミーティング。経験が浅い看護師の考え方を。優劣はつけられない。ときには組織文化が悪い影響を。自分の受け持ち患者の看護について支援を求めると評価が下がる?看護ケアを無理して1人でしてしまいミスを。医療安全との関連。ミスしたことを報告しても個人の能力の問題であると理解され、報告したいとは思えなくなる。組織文化が看護ケアに悪い影響を。その逆も。ミスが皆のものと捉えられる、解決策を。管理者は組織文化が看護の質を下げるものになっていないか注意を。組織文化を把握することが重要。組織文化の種類。
組織文化がどのように根付くか、育てるために何が出来るか。3つのレベル。組織文化の外からの観察。内的なもの。日本の文化を行動から観察できるように、観察できる部分がある。レベル1。最も観察しやすい。レベル3、見えづらい。レベル2はその中間。レベル1の人工物。文書化されたルール、言葉の使い方、レイアウトなど。医療安全に関わる。安全に関するマニュアルやルールが。病棟内に確認行為を促すサインがあったり。カンファレンスでインシデント事例を。個人の問題か皆で対応する問題か、外部から見てわかる。組織のメンバーが医療安全を重視しているか。管理者の指示かもしれないけれど。レベル2。信条と価値観。良いと思われている価値観。目標やこうあるべきという。病棟目標で安全な看護が。理解しているだろうけれど、受け取り方が様々な可能性。リーダーは確認行為を怠らないだけでなく、失敗がopenである組織を。しかしメンバーが反映した行動を取っていないかもしれない。レベル3。基本的な前提認識。メンバーが当然のものとして。無意識に持っている認識。患者の為にならない行為をするのは当然考えられない。インシデントを報告しないと驚いたりする。前提認識は意識されていないので議論されることも通常無い。変えるのは難しい。管理者にとっても難しい問題に。組織のメンバーが積極的に意見を出すのが良いと思う。しかし人間関係を穏やかにする認識を持っていると、促しても難しい。無理に進めようとするとメンバーにとり大きなストレスになる。背景にある価値観を理解しながら。
管理者が理念や目標や価値観を浸透させたいと考えた時。レベル変化。どのようなことが出来るか。組織文化は経験したことや結果満足などにより成功したものが定着したもの。安全な看護を、ルールを作る。転倒転落のリスク評価のフォーマットを、入院時にアセスメント。単に決められた作業をするだけ?レベル2。目標を掲げ説明する。患者にとりどんなリスクが在るかを話し合う。徐々に意識を高めていく。大切にしたことが良かったと認識できるように。患者にとり病棟にとりどのような良いことがあったか、成功経験として意識付ける。日々の関わりも重要。ヒヤリハット事例の報告。報告したこと自体を評価する。一時的な行動では成果がない。地道な日々の関わりが。元々の文化を把握することが重要。組織のメンバーが何を大切にしているのかを把握し、どのように変化を起こすかを考える。
組織文化のマネジメント。価値観などを浸透させる基盤。集団をマネジメントする上では、メンバー間の関わり合いをマネジメント。小集団活動とそのマネジメント。チーム。組織に対し責任を共有し相互依存的な集まり。日頃から直接関わり合いを持つ小さな集団。同じ病棟や感染対策など。病院は大きな組織。全ての人達が直接の関わり合いを持つのではない。チームで活動するメリット。1人で行うよりも効率的。患者への24時間のケアを1人でするのは不可能。効率的に。自然と生まれるものではない。タスクワークとチームワーク。メンバー1人1人がする仕事。チームメンバー間での情報共有など対人的な活動、コミュニケーションが中心。他のメンバーと話をしたり支援したり。仕事全体の効率が下がることも。申し送りやミーティングで。プロセスロス。情報共有そのものがうまくいかないことや、他の人に頼ってしまう。チームワークが上手く機能するように。チームワークによってエラーを防止する。他の人のミスを予防し修正する。効果的なチームワークをどのように?仲がよい、お互い認めあっている?チームワークのモデル。構成要素とその間の結びつき。心理的側面と行動的側面。対人的な行動を意味してはいるが、前提としてチームで働くという積極的な態度も。チームワークの実際の行動の為のインプット。指向性。態度を意味する。お互いを認めあって目標を達成しようとする意識。チームリーダーシップ。メンバーの相互作用を活性化する。適切に役割分担をしたり雰囲気を良くしたり。管理者は機能させる前提としてリーダーシップを発揮する必要が。インプットがスループットとして3つの要素。チームメンバーの行動。モニタリング。他のメンバーの仕事の。フィードバック。間違いがあったら指摘したり提案したりする。支援。他のメンバーを助ける。作業を手伝ったり。日常的に見られる。調整。プロセスが進むと変化するので修正する。全てコミュニケーションが基盤。モニタリング行動に結びつき。フィードバックや支援が機能。全体の調整機能が働く。管理者はチームワークの各要素が上手く機能しているかを考える。上手くいっていない要素がある場合、前提に立ち返って考える。ある看護師だけが非常に作業が遅れる。必要に応じて手伝うなどのプロセスが機能しているか考える。意識が薄かったりリーダーシップが不充分かを振り返り考える。ミスの問題、チームワークの評価。事故に繋がる行動、フィードバックが機能しているか。
チームの成長発達とそれを促すマネジメントの。組織文化やチームワークは直ぐに改善されるものではない。タスクマン。形成期などの5つの段階を経て。新しいチームが作られて関係が終了するまで。病院内で横断的なプロジェクトチームが増えている。チームの構成が大きく変わったりもする。どのていど成熟したものかの視点。形成期。作られたばかり、互いのこともよく知らない。目標や課題も曖昧なので、共有に向けてリーダーシップを。メンバー間の相互作用のためにも。混乱期。目標達成の為の取り組みを模索、葛藤や調整が。話し合いの進め方についても模索?お互いの仕方に不満を感じぶつけたり。葛藤や衝突が起きなければ良い?避けるべきではない。時間をかけて話をして互いを理解するように。統一期。乗り越えた結果、互いのことがわかり役割分担が、共通の認識が。徐々にまとまりが。安定した関係で。機能期。チームの力が機能するようになる。状況に応じて柔軟に行動。散開期。必ずしも経験はしないが。チームメンバーが互いに適切な報告連絡相談を。人間関係の中で連携しているのが。それには弊害が。様々な考えを取り上げて議論することが妨げられ、質の低い。集団浅慮。互いに知的な刺激を与え合う。まとまりが良いチームでも話し合いが活発か振り返ると良い。どの段階にあるかを考えて。
組織文化とマネジメント。共有するものの考え方。個人の行動に影響を。組織文化を認識し育てる必要がある。小集団活動のマネジメント。介入について理解する。

 

看護管理と医療安全 (放送大学教材)

看護管理と医療安全 (放送大学教材)

 

 

慣例。

旧日本陸軍は慣例の山であったという趣旨のことを山本七平氏は書かれていた。炯眼である。そもそも、一々決まり事があるのなら、戦況が絶えず変化する戦場では上手く戦えず敗北を喫する。日露戦争までは大して決まり事もなかったようだ。だが平時では軍の組織も悪い意味で官僚化して、何かと決まり通りにしないといけない組織と化してしまった。オマケに文書に書かれていない慣例も日本陸軍の殆どの末端では出来ていた。今で言うリンチである。国民の間でも公然の秘密と化していて、徴兵逃れが横行した。何故にこのような旧軍しか持たなかったのかは、きちんと解明が為されるべきであろう。

 

一下級将校の見た帝国陸軍 (文春文庫)

一下級将校の見た帝国陸軍 (文春文庫)

  • 作者:山本 七平
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1987/08/08
  • メディア: 文庫
 

 

日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21)

日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21)

  • 作者:山本 七平
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2004/03/10
  • メディア: 新書
 

 



 

ハーフマラソンhalf marathon。

朝に阪急の高槻市駅の改札を通ると、コンコースconcourseが異様に混んでいる。階段下には行列が出来ているのが分かるだろうか。

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歓迎の垂れ幕がある通り、今日は高槻市でハーフマラソンhalf marathonの大会があった。スタート地点の競技場は駅から距離があるのでバスを用意しているのだが、参加者が多いが為の行列である。無事に運べただろうか。今日は午前中は晴れていたようで何よりだった。少し寒かったかもしれないけれど。

ここ数年の傾向として、関西では京阪神の三大都市など、マラソン大会を開催する自治体が多くなっている。コースに観光スポットを組み込んで集客(と呼ぶのは適当なのだろうか)に懸命である。その辺り、高槻市は不利かもしれない。寺院は京都市並みにあると思うが、名の知れた観光スポットなんてものはない。端的に言えば衛星都市(と呼ぶこともあまり無くなったが)に留まっている。暮らしやすいのが一番だろうけど。

中国の産業政策(アジア産業論第6回)

中国のこれまでの経済発展は他国、特に北朝鮮にも参考になるかもしれない。問題はこれから先。一人あたりGDPはまだ大したことはないが、人口構造的に不味くはないだろうかとも思う。

 

中国の産業政策。78年の改革開放政策の後の中国の成長を。郷鎮企業が。経済特区制度。外国資本をうまく利用。鄧小平が南巡講話を。外国直接投資が急速に入り成長を飛躍。三大改革。自由競争が重要。WTOに加入。10年には世界第2位のGDPに。マイナス面も。公害、環境問題、格差の問題。成長のやり方を変える。科学的発展観。労働集約型では先が見えて来たので、新しいやり方を試している。産業構造の高度化が必要。アジア全体の問題。中所得国の罠。成長のやり方を新しい方向に変えないといけない。産業構造を高度化しないと。
先ず改革開放。78年。新幹線に乗る。NHKの大地の子。日本企業が中国の発展に大きく寄与。現代のパナソニック、新日鉄。鉄の生産や電子商品の生産。パナソニックは中国に100近くの工場があったことも。新日鉄の技術移転。発展の仕方。依然として社会主義。3つの大きな考え方。中国の特色ある社会主義。科学的発展観。特色ある社会主義。マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論。3つの代表。科学的発展観。人間本位主義の立場から均衡の取れた発展を。成長一辺倒からの転換。成長過程で重要なのは98年からの三大改革。その後の中国の発展に重要。中国の発展。経済を運営する方式。計画経済と市場経済。政府の役割か市場の競争か。競争経済へ転換していく過程。78年から改革開放政策。マーケットがない状態から。低価格で。農家は政府から生産を請け負う。上納部分以外は自由市場で販売できるようにする。中国を大きく変える要因に。政府に売る以外の販売で余剰が資本になる。当初は繊維産業が。郷鎮企業の発展。かつての人民公社が開設したものが前身だが、発展を支える。
郷鎮企業の定義。人民公社が始めた企業。78年には152万の。95年には2000万を超える。重化学工業の重視から軽工業を、繊維産業を。数量の統制や価格の統制。自由化で繊維を作る企業が大量に出来る。繊維産業の特徴。輸出指向。外資との合弁。委託加工方式。労働集約型。第2期の市場の形成に。86年から変化。産業政策の準備。87年に自動車産業において重点事業が。東風汽車など。上海汽車など。8つの企業が指名。88年には産業政策部が出来る。89年に産業政策の名のもとで重点産業が。92年に産業政策が発表。支柱産業が示される。94年に画期的な2つの政策が。産業政策要項。自動車産業政策。自動車という産業に。支柱産業として4つの柱を育てよう。電子機械、建築、自動車、石油工業。時代により変わるが。産業政策は汚職に繋がる。産業間で利害関係の対立がある。電子機械。政府部内の調整に失敗して成立しなかった。産業政策の難しさ。市場を導入する面。地域政策。鄧小平が南巡講話を92年に深センで。白い猫も黒い猫もネズミを捕る猫は良い猫だ。企業は利益を産むことが大事。講話が中国内で市場競争の認知がなされた。市場経済を。対外開放。外資の導入。92年から。発展していくのは深セン。象徴となる。上海を発展させる。その後、天津。新幹線で30分。内陸の重慶まで全体に波及する。見事な戦略。良い面だけではない。三大経済改革。98年から。次の発展に向けて重要。国有企業の改革。行政機構の改革。銀行改革。短期間で成果があったのは行政機構の改革。省庁間の。不良債権の処理。最も難しかったのは国有企業改革。ベトナム等に対し、中国の国有企業は経営と資本を分離させる。市場経済のマインドを持った人が経営を。急激なスピードで。計画経済の時点ではただであった土地に価格をつけて価値を産む。退職金などに回し上手く使って改革を。政府が持っている、株券だけを持つ。経営も上手くいく。国有企業から世界企業になるものが大量に出る。成長戦略が上手かった。三大改革だけでは上手く行かなかった。WTOへの加入。外国資本が入りやすくなる。上海を中心に外資が。中国の画期的な経済成長に。
01年にWTOに加入。経済特区の発展が急速に。90年には香港台湾をモデルにしたものが出来る。92年に52箇所。郷鎮企業まで含むと8700箇所も。定義にもよるが。逆に減らすのが大変な時期も。04年前後に転換点を迎える。人々が生存水準で生きていくのに必要な所得。カロリーに必要な、物を購入するのに必要な生存水準。11億や12億の人口。何年かかるか。無限に転換点は来ない?意外に早かった。賃金が上がる地域が出始める。最低賃金が上昇に転じるところが出始める。経済成長の在り方を再考しないと行けないという議論が。科学的発展観。04年に打ち出す。人を根本とする。合理的な持続的発展を。2つの大きな問題。環境問題。鉄鋼産業。東北の鞍山。市内に入るとスモッグが。製鉄所でも相当やり方が古かった。構造改革をどう進めるか、産業構造を転換する必要性。東北では重化学工業を中心とした面があった。三農問題。農業に関連する。農民農村の問題。格差をどう是正するか。科学的発展観が必要に。産業政策の高度化。環境問題、所得格差。どう取り組むか。産業政策が議論。98年前後にアジア通貨危機が。アジアの国々が問題を。タイやマレーシア、韓国など。アジアの国々は産業政策を間違えたという議論が。産業政策を捨てていない。WTOを推進。中国に自主ブランドは要らない、外国資本で賄えば良い?産業政策により中国の自主ブランドの自動車は成長の核となる。会場の方が皆拍手をされて産業政策の必要を再認識。結局中国では汚職などの問題は消えないが。相対的には育つ企業があった。08年にリーマン・ショック。資本主義もおかしい?博打をうつ。産業政策は残る。中国が壁に。中所得国の罠。中所得の定義は決まっていない。推計する研究はあるが。1万ドルから2万ドルまで来ると成長が止まる国が多々ある。そうでない国もあるが。抜け出すことは可能。中国は13年に上海の機構を。産業構造を変える為に上手く使う。抜け出す方法。投資を改善する、設備投資をする。ロボットや機械を導入して生産性を高める。消費関連のサービスを強化する。消費の質を上げる。日本の粉ミルクや紙おむつ。日本のコメも人気。衣食住から質を一段階上げる。日本の企業戦略に繋がる。どういう方向で?かなり上手くいっているが。成功モデルを各地に広げる。金融業やサービス業を。農業、食品環境、観光産業のクラスターを。文化の必要性。中国はこれからどうなる?上位企業500社の中に、95社が中国に。マイナス面の修正は必要だが。消費の質の高度化。

 

アジア産業論―経済の高度化と統合 (放送大学教材)

アジア産業論―経済の高度化と統合 (放送大学教材)

 

 

結合。

Excelの操作でセル結合というものがある。セルという項目を2つ以上一緒にして、見映えを良くしようという目的で為されることが多い。Excelで文書を何でもかんでも作成する職場では重宝されている機能である。しかし評判が良くない機能である。そもそもExcelは表計算やデータベース(Accessで作るべきだろうがExcelで代用することが多い)のソフトなのだが、セル結合を使っている箇所があれば、並び替えなどの操作が極めてやり辛くなってしまう。事務の派遣で新しい職場に来る人も、大抵それでトラブルになる。次のバージョンでセル結合を出来なくすれば良いのだけれど。

最後のセンター試験。

例年の恒例行事のセンター試験が行われている。今は1日目が終わった頃だろうか。センター試験は今年で最後になり、来年から新テストに衣替えする。当然だが試験形式も変わるだろう。高校の指導要領から外れることはないと簡単に見る人が居るが、話はそれほど単純ではない。受験生にとり得意不得意はあるし、きちんと指導要領に沿った内容を教えられているとは限らないのは、俗に言うランクが下の(非礼な表現だとは思う)高校の出身者には自明だろう。いずれにしろ受験生は大変な思いをしている。何しろ成績如何で進学する大学が変わり、自分の運命も変わるのだから。受験生には今日の試験結果は忘れて、明日やそれ以降の試験に全力を尽くして欲しいと願う。昔話を書こうとも思ったがやめておくことにしたい(書いたかもしれないし今後書くかもしれないが)。

感性脳を活性化する超知覚情報(音楽・情報・脳第6回)

1つの研究の破壊力をこれほどまでに見せつけられたことはない。学びを続けていける醍醐味があった。

 

情報学の成功例。
ハイパーソニック・エフェクト。可聴域上限。超えても脳の最高中枢の機能を高める。聞こえない音でも。大橋力が発見。「AKIRA」の音楽。音の職人。発見のキッカケはレコード制作の中で。CDの普及。過渡期の出来事。
LP。溝を刻む時に色んな周波数を。音楽そのものは変わらないけれど、音が良くなるような気が。芸能山城組。1つの評価に。LPからCDの過渡期。スタジオのCDプレーヤーで聞く。狙った音が出てこない。無味乾燥に聞こえる。光ディスク。周波数をどこまで記録するかが大きな問題。聞こえる周波数を。人間は20キロヘルツが限界?そういうものではなさそう。同感だった人もある程度いた。2つの音の聴き比べ。実証されるばかり。高い周波数を強調することで音の効果が。聞こえてないものがあったのかもしれない。生物学者としての自分。ビタミンが在る時と無い時。抗生物質の効き方。規格を決める研究は1つの刻みで。次は40キロ、80キロ。20キロまでは沢山データがある。100キロでやってみた。筑波のメインフレームに入っているだけ。こっそり忍び込む。ガムラン音楽に着目。高い周波数の効果。音の中にアルコール成分が。アナライザーを使う。民族音楽は色々在る。ビクターのレコード制作の部門で民族音楽を。地球の様々なところを周り、現場で音楽を。エッセンスの匂いがあったりなかったり。強烈に感じたのはガムラン音楽。スピーカー。電気信号を変換する。新しく作る。やっと高い周波数をコントロールされた形で。音楽に含まれている高速フーリエ変換で。ようやく使われた超高速周波数。ピアノの音は10キロ程度。ガムラン音楽は100キロ。超高周波を記録するレコーダやスピーカーシステムも、そのまま使える既成品はなかった。オリジナルな機材を開発。効果をどのように突き止めたか。聞く人が高周波のあるなしを質問紙に。主観的な方法で。超高周波の効果を脳の反応として捉える。身体に聞く。脳の働きの脳波に着目。感動が増すという体験から、報酬系の実験回路を。快さのα波が増えるという仮説。脳波を指標とする実験。医療現場での脳波計測ではシールドルームで電極を。ネガティブな反応を。超高周波を含む音楽の影響を測ろうとしても、埋もれる可能性が。脳波の計測法を抜本的に見直す。無線で送る方法。脳波計測を制約せずに行う。装着方法も工夫を。テレメトリーシステム。実験室の窓を二重窓に。音を美しく響かせる実験室を。資格情報環境を。リスニングリームでの。
道具立てが整う。90年代始めに。超高周波をカットしたときの音楽の反応。α波の分布状況。パワーは維持される。超高周波を取り除くと、急に減少。時差を伴ってα波を。残像が消えた後を。α波パワーが有意に。脳のなかのどの部分を?空間情報の問題。活性化される脳の領域を。PETという脳イメージング。計測機器が眼に触れないよう工夫を。非常に大規模高度。脳の何処が活性化するか。ガムラン音楽の可聴域だけを。超高周波だけを。同時に提示すると血流量が増大する。脳の奥の部分。美しさを感じる拠点。基幹脳ネットワークの活性化。基幹脳の活性変化。免疫活性が。アドレナリンやコルチゾールが減少する。最適音量調整法。刺激を求めて接近。心理適応。より美しく。複数の原理の異なる。統計的有意性が。ハイパーソニック・エフェクト。ネガティブな反応は見出されていない。
超高周波であればどのようなものでもハイパーソニック・エフェクトが?ホワイト・ノイズ。合成ノイズにフィルターを。ゆらぎのない人口高周波を。導くには極短い時間で揺らぐものが必要。40キロヘルツ以上。尺八やガムランのように超高周波で。極めて短い変化を。定常性が高いと導きづらい。人間のどこの?身体の表面に触れさせると。耳にだけのイヤホンを装着する。超高周波を耳にだけ聞かせても効果は無い。耳には超高周波が入らない場合にもハイパーソニック・エフェクトが。スピーカーからでないと。人間は聞こえない超高周波を身体全体で。脳内のメカニズム。二次元知覚モデル。可聴音。古典的な聴覚系で処理、メッセージキャリア。認知心理的反応。超高周波。身体の表面から受容。一種のゲートを介して。連続性アナログ性の。超高周波と可聴音双方が必要。情動制御系と生体制御系。ポジティブな情動系など。超高周波により活性化。心の働きの強化。行動実験により裏付けられる。ホメオスタシス。ストレスホルモンの減少。
歴然たるハイパーソニック・エフェクトを何故従来は見逃してきたか。脳波の時間的挙動が問題。時差を伴う。ゆっくりと脳活性が。シナプスでは神経伝達物質による伝達が。受容体という鍵穴に入りゲートが開く。感覚神経系。直ぐにゲートが開く。受容体から取り除かれるのでゲートは直ぐに閉じる。遅延も残留も無視できる。脳では音を聞いたりするのに時間遅れがない。報酬系で働くドーパミンなどの。情報を中継して。鍵穴がはまったあと伝言ゲームで。伝達物質は長時間滞留する。出た違いに大きな遅延と残留を。音響学の研究とは結びついていなかった。短い時間で音を切り替えた。参加者のスタジオエンジニア。分からなくて辛かった。残像がかぶって同じに聞こえ、違いが分かりづらい。脳の残像が消えてからだと音の違いが聞き分けられるようになる。音響学領域の方法はミリ秒単位での聴覚系に適する。脳の報酬系の関与が想定される実験、より長い時間の音提示が。鮮明な結果を。学際研究の成功例。
00年6月に。長らく10位以内に。高い国際的注目を。現代病の予防、治療などの応用が広がるという期待が。ハイパーソニック・エフェクトの着想の発端。芸術の領域で。従来の音響学を超えた治験を総合して為された。音楽について様々な領域が渾然一体となったアプローチを。応用可能性も多くの領域に及ぶ。情報学という広がりのある分野の先駆的な研究成果。

 

音楽・情報・脳 (放送大学大学院教材)

音楽・情報・脳 (放送大学大学院教材)