F-nameのブログ

はてなダイアリーから移行し、更に独自ドメイン化しました。

中国の産業政策(アジア産業論第6回)

中国のこれまでの経済発展は他国、特に北朝鮮にも参考になるかもしれない。問題はこれから先。一人あたりGDPはまだ大したことはないが、人口構造的に不味くはないだろうかとも思う。

 

中国の産業政策。78年の改革開放政策の後の中国の成長を。郷鎮企業が。経済特区制度。外国資本をうまく利用。鄧小平が南巡講話を。外国直接投資が急速に入り成長を飛躍。三大改革。自由競争が重要。WTOに加入。10年には世界第2位のGDPに。マイナス面も。公害、環境問題、格差の問題。成長のやり方を変える。科学的発展観。労働集約型では先が見えて来たので、新しいやり方を試している。産業構造の高度化が必要。アジア全体の問題。中所得国の罠。成長のやり方を新しい方向に変えないといけない。産業構造を高度化しないと。
先ず改革開放。78年。新幹線に乗る。NHKの大地の子。日本企業が中国の発展に大きく寄与。現代のパナソニック、新日鉄。鉄の生産や電子商品の生産。パナソニックは中国に100近くの工場があったことも。新日鉄の技術移転。発展の仕方。依然として社会主義。3つの大きな考え方。中国の特色ある社会主義。科学的発展観。特色ある社会主義。マルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論。3つの代表。科学的発展観。人間本位主義の立場から均衡の取れた発展を。成長一辺倒からの転換。成長過程で重要なのは98年からの三大改革。その後の中国の発展に重要。中国の発展。経済を運営する方式。計画経済と市場経済。政府の役割か市場の競争か。競争経済へ転換していく過程。78年から改革開放政策。マーケットがない状態から。低価格で。農家は政府から生産を請け負う。上納部分以外は自由市場で販売できるようにする。中国を大きく変える要因に。政府に売る以外の販売で余剰が資本になる。当初は繊維産業が。郷鎮企業の発展。かつての人民公社が開設したものが前身だが、発展を支える。
郷鎮企業の定義。人民公社が始めた企業。78年には152万の。95年には2000万を超える。重化学工業の重視から軽工業を、繊維産業を。数量の統制や価格の統制。自由化で繊維を作る企業が大量に出来る。繊維産業の特徴。輸出指向。外資との合弁。委託加工方式。労働集約型。第2期の市場の形成に。86年から変化。産業政策の準備。87年に自動車産業において重点事業が。東風汽車など。上海汽車など。8つの企業が指名。88年には産業政策部が出来る。89年に産業政策の名のもとで重点産業が。92年に産業政策が発表。支柱産業が示される。94年に画期的な2つの政策が。産業政策要項。自動車産業政策。自動車という産業に。支柱産業として4つの柱を育てよう。電子機械、建築、自動車、石油工業。時代により変わるが。産業政策は汚職に繋がる。産業間で利害関係の対立がある。電子機械。政府部内の調整に失敗して成立しなかった。産業政策の難しさ。市場を導入する面。地域政策。鄧小平が南巡講話を92年に深センで。白い猫も黒い猫もネズミを捕る猫は良い猫だ。企業は利益を産むことが大事。講話が中国内で市場競争の認知がなされた。市場経済を。対外開放。外資の導入。92年から。発展していくのは深セン。象徴となる。上海を発展させる。その後、天津。新幹線で30分。内陸の重慶まで全体に波及する。見事な戦略。良い面だけではない。三大経済改革。98年から。次の発展に向けて重要。国有企業の改革。行政機構の改革。銀行改革。短期間で成果があったのは行政機構の改革。省庁間の。不良債権の処理。最も難しかったのは国有企業改革。ベトナム等に対し、中国の国有企業は経営と資本を分離させる。市場経済のマインドを持った人が経営を。急激なスピードで。計画経済の時点ではただであった土地に価格をつけて価値を産む。退職金などに回し上手く使って改革を。政府が持っている、株券だけを持つ。経営も上手くいく。国有企業から世界企業になるものが大量に出る。成長戦略が上手かった。三大改革だけでは上手く行かなかった。WTOへの加入。外国資本が入りやすくなる。上海を中心に外資が。中国の画期的な経済成長に。
01年にWTOに加入。経済特区の発展が急速に。90年には香港台湾をモデルにしたものが出来る。92年に52箇所。郷鎮企業まで含むと8700箇所も。定義にもよるが。逆に減らすのが大変な時期も。04年前後に転換点を迎える。人々が生存水準で生きていくのに必要な所得。カロリーに必要な、物を購入するのに必要な生存水準。11億や12億の人口。何年かかるか。無限に転換点は来ない?意外に早かった。賃金が上がる地域が出始める。最低賃金が上昇に転じるところが出始める。経済成長の在り方を再考しないと行けないという議論が。科学的発展観。04年に打ち出す。人を根本とする。合理的な持続的発展を。2つの大きな問題。環境問題。鉄鋼産業。東北の鞍山。市内に入るとスモッグが。製鉄所でも相当やり方が古かった。構造改革をどう進めるか、産業構造を転換する必要性。東北では重化学工業を中心とした面があった。三農問題。農業に関連する。農民農村の問題。格差をどう是正するか。科学的発展観が必要に。産業政策の高度化。環境問題、所得格差。どう取り組むか。産業政策が議論。98年前後にアジア通貨危機が。アジアの国々が問題を。タイやマレーシア、韓国など。アジアの国々は産業政策を間違えたという議論が。産業政策を捨てていない。WTOを推進。中国に自主ブランドは要らない、外国資本で賄えば良い?産業政策により中国の自主ブランドの自動車は成長の核となる。会場の方が皆拍手をされて産業政策の必要を再認識。結局中国では汚職などの問題は消えないが。相対的には育つ企業があった。08年にリーマン・ショック。資本主義もおかしい?博打をうつ。産業政策は残る。中国が壁に。中所得国の罠。中所得の定義は決まっていない。推計する研究はあるが。1万ドルから2万ドルまで来ると成長が止まる国が多々ある。そうでない国もあるが。抜け出すことは可能。中国は13年に上海の機構を。産業構造を変える為に上手く使う。抜け出す方法。投資を改善する、設備投資をする。ロボットや機械を導入して生産性を高める。消費関連のサービスを強化する。消費の質を上げる。日本の粉ミルクや紙おむつ。日本のコメも人気。衣食住から質を一段階上げる。日本の企業戦略に繋がる。どういう方向で?かなり上手くいっているが。成功モデルを各地に広げる。金融業やサービス業を。農業、食品環境、観光産業のクラスターを。文化の必要性。中国はこれからどうなる?上位企業500社の中に、95社が中国に。マイナス面の修正は必要だが。消費の質の高度化。

 

アジア産業論―経済の高度化と統合 (放送大学教材)

アジア産業論―経済の高度化と統合 (放送大学教材)