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アジアの成長戦略(アジア産業論第5回)

アジアの特殊性がどれほど経済発展に寄与しているのだろう?

 

市場経済と計画経済。産業政策とは?輸入代替工業化政策。近年ではマイナスに捉えられる。委託加工方式。アジアの成長がどういうものであったか。次の成長に繋がる。
市場経済と計画経済。市場経済。マーケット。市場を動かす最も重要な力はセリ。競り。魚市場で魚の競りを。仲買人が価格を知らせる。それによって数量が売り手と買い手があって決まる。需要と供給。民間企業を中心とした市場経済。一致したところで決まる。競争市場で最も効率が良くなる。厚生経済学の基本定理。第一で経済の中で競りをすれば最も効率が良くなる。経済は簡単で、競争するか政府が決めるか。価格は高くなるか低くなるか。競りをやって効率を良くする。産業政策が日本の得意技だった。一種の計画経済。政府が産業を保護し育成することが必要であるかどうか。経済学では大きな問題に。厚生経済学の第一定理。競争すれば効率が良くなる。競争しても効率が良くならないことがある、そういう財サービスが。市場の失敗。産業政策をそう捉える。狭い意味での産業政策。幼稚産業保護論。小さい子供と一緒で、子供の頃には保護して犠牲を払って育成する。育つことによって大人になったら収益を得る。その収益の方が犠牲より大きければ、netで純利益を産む。だから産業を育成しても良い。出すテーブルの基準。狭義の産業政策。第1期の保護しての犠牲。後からの収穫。必ずプラスになるとは限らない。通常はどちらかというと間違えた産業を間違えてしまい、マイナスになるという考えが欧米では支配的。非常にアジア的。スティグリッツは支持しているが。産業政策が最も効果的であった例なのが日本。良い産業保護論のように上手く行ったのかは疑念もあるが。日本ではどういう産業育成が上手くいったのか。戦後について。戦後日本の産業政策。90年位に世界的に流行。産業政策をやって経済は発展した。かなり支配的な考えに。日本の誇大的な例。45年から50年にかけての傾斜生産方式。石炭産業や鉄鋼産業が上手く行った。新日鉄に入社するのは非常に難しい時期も。今では新日鉄住金を知らない学生も。近年では大きな会社だが。50年から60年までを生産合理化政策。官民協調方式、ビジョン行政。産業政策を政府がしてきた。様々な産業を育成するのが経済産業省で。世界のモデルになった。
日本の傾斜生産方式の理解のもとに。ロシアから来たもの?韓国の重工業化が70年代から。産業政策。韓国の重化学工業化。中国の自動車産業。産業政策自体は実施されている国が。上手く行ったかどうかは様々な議論が。同じ産業政策を実施するとしても、外国資本をどう使うかが重要になってきている。経営資本技術資本財。日本の産業政策は基本的に国内で調達。保護することで技術を模倣する。日本人が独自で真似をする。韓国の場合、技術は外国を上手く使った。中国は資本技術を外国に。自分だけで産業を保護すれば時間がかかりすぎる。やり方を変える。特に産業政策が良くないのではと思われるのは、97年のアジア通貨危機。。クローリンキャピタリズム。仲間同士の癒着した経営のやり方、世界の競争には勝てない。競争による資本主義は良いのか?08年のリーマン危機。カジノ資本主義。どちらが良いとも言えない。やり方と場所による。輸入代替工業化。産業政策で。ここ数年で批判されている政策としては、ミャンマーが繊維産業を保護。輸入無しで国産で。コストが高くなる。Tシャツが非常に高くなり問題に。
部品を作る企業が立地。日本のコストでは無理なので海外移転が。現地生産に変わっていく。当初の経済発展というのが重要なのを理解を。加工区。アジアの典型的な成長戦略。65年に始まったのが台湾の高雄での輸出加工。マレーシアのペナンに移る。そして中国に移りマンションが建っている。ベトナムのホーチミンに輸出加工区を。80年台には中国が参考にして経済特区を作り上手く行った。画期的に変えたのは92年の鄧小平の南巡講話を。とんでもない飛躍をする。最も重要なのは産業政策と市場競争が上手く組み合わされる。国際競争をさせながら政府も支援をする。上手いやりかた。国際競争を促進するために100%の外資も認める。為替レートを操作して投資も安くする。優遇税制。払わなくても良いなど。融資を外貨割り当てて優遇する。工場団地が急速に発展。輸出加工区モデル。発展が将来のアジアの産業クラスターの形成の元に。国際競争を中心にしながら優遇税制など政府の介入。ベトナムでは大企業にディスカウントして販売?政府の介入。工場が来ることで労働集約的産業で雇用が増えて所得が増えて経済成長に寄与。外資を使う形へ変形する。前提条件はある。何処の国でも外資は税金が安くなるだけでは進出しない。マクロ経済が安定している。治安が良い。政治が安定している。企業としてはリスク管理が重要。自然的なリスクもあるし、政治安定や治安の良さも。できるだけリスクが小さい国に。地球全体では外資が入りやすかった地域などの格差も。アジアは3つのリスクが少なくも低く外資が進出して経済成長が加速。効果は明らかで、雇用を生んで。技術が定着しない?タイでも財閥が育って技術も移転した。所得格差の問題は大きく拡大しているが。輸出指向政策と輸入代替工業化。サイクル。比較的何年から転換したかわかりやすい国もわかりにくい国も。日本の影響が大きい。韓国台湾シンガポールが上手く続く。輸入代替政策が上手くいった時期。最初の段階では上手くいくが、国内市場が大きくないのでどうやって輸出に変えるか・輸出指向に。繊維産業から重工業、電子産業に上手く切り替えが出来れば成長が続く。アジアについては順調にいった。雁行成長論。アジアの成長は上手く飛べた。雁行経済論。64年の東京オリンピックを契機に。NIESが発展。先進ASEAN。後発ASEAN。中国はタイマレーシアより遅れたが、とてつもなく巨大な経済に。
産業政策。輸出加工方式。

 

アジア産業論―経済の高度化と統合 (放送大学教材)

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