確かさ。

「確かさ」と「確からしさ」は、形式的に言葉は似ているが、意味する内容というか、使用する場所は違う。確からしさはよく確率を論ずる際に用いられる。どれほどの確率で生起するかを考えるので、あくまでも不確実な場合である。確かさは100%(もしくは限りなく近い)の場合に使用される。西欧の自然科学は物理学を中心にして、100%の確かさを求めてきているのだけれど、量子力学という分野では、自然現象を説明するのは確率を持ってこなければ不可能になる。付き合うことをしなければならないとは考えているが、道は険しい。