F-nameのブログ

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確信。

3年前のentryでレイテ沖海戦について書いた。

 

「天佑ヲ確信シ全軍突撃セヨ」との電報を東京から受け取った第一遊撃部隊は激怒したと書いた。そもそも突撃する対象は米軍の陸軍師団を運ぶ輸送船団であるのだが、部隊の首脳部は全く納得していなかった。部隊の参謀長は、敵主力部隊(要するに米軍の空母部隊のこと)と遭遇することになれば、輸送船団より空母部隊を撃滅すると主張して連合艦隊参謀にその旨承諾をさせている。それでレイテ島を目指して突撃するのであったが、敵の空母部隊が現れたという情報を掴んだので直前になり反転して空母部隊を探し、結局は輸送船団を攻撃することなく引き返すことになった。結果的に意思統一がされていない。まあ全く味方の航空機の援護がなく敵航空機に一方的に攻撃されているのだから、艦隊に不満が溜まり疲労もかなり蓄積していたのは事実である。しかし航空機なしの艦隊が空母部隊に勝てると考えたのは錯覚にしても酷い。そもそもマリアナ諸島が攻略された時点で作戦を立案するのに無理があったとは言えるけど。

「雨水」の頃の空模様。

今日は二十四節気で言うところの「雨水」。「立春」の次。この頃までは雪が降るが、雨に変わる。積もっていた雪も溶けていくという。なので次第に春に近づいていく。そんな時節である。ただ今年は寒気が日本列島に流れ込み積雪地帯は大雪になるとのこと。住む方々の無事を祈るしか無い。車を運転する人も大変ではないかと思われる。それで大阪や京都でもつとに冷えて氷点下近くに。幸い自宅では水道管が凍結することはなかった。停電もしていないので暖房器具を活用して暖を取っている。以前にも書いたが、これからの天候は三寒四温。終末は春並みに温かいけど週の初めはまた冷える週間予報である。

ソーシャルワークの主な支援モデル(社会福祉実践の理論と実践第9回)

理論やモデル、アプローチが多彩なのは踏まえておきたいと思う。

 

大谷京子。二宮知子アナウンサー。ソーシャルワーク。多様な理論、モデル、アプローチを隣接分野から援用している。予測できる知識体系。システム理論。危機理論。モデルというのはある事情について構造を定式化したもの。相互作用を。具体的な支援方法を示す。マニュアルのようなノウハウではないが、ソーシャルワーカーが支援の方向性を確立するのに役立つ。approachは迫る方法。理論とモデルとアプローチ。それらの関係。理論が土台。基礎。モデルが支援方法の骨組み。アプローチは具体的なやり方。3つのモデルと2つのアプローチ。派生した2つのプログラムを。インタビューも。
モデル。現実の事象は複雑。モデルには重視しているところと省略しているところが。実践では多様なモデルの応用を。医学モデル。医師と患者の関係。専門家の行為。専門的行為。疾患の原因を明らかにして治癒する。障害の原因である欠損にフォーカス。ソーシャルワークとしては?病気の場合は悪いところをやっつける。ソーシャルワークでは悪いところを取り除くのは適当ではない。人の生活や人生に関係する。障害の捉え方として的確ではない。働けないことについて。歩く方法に。コミュニケーショントレーニング。個人の所有する問題として考えると、克服するのは本人の責任になってしまう。機能障害の克服に焦点が、障害者には専門職があなたの為に決めた、という選択肢しかない。障害者には選択肢が与えられず、コンプライアンスが良いという受け身の姿勢が求められてしまう。選択肢が多くても困る?ただ、人生は機能障害の克服の為だけにあるのではない。専門職主導で、運営管理モデルとして批判。本人の自己決定よりも専門知識を持つ専門家が正しいことになってしまう。モチベーションが湧かないときもある。危ないから、わからないから、出来ないからということで、善意に自己選択の選択肢を奪うのは違う。専門職による人生の管理が。先ずはその人の人生が在るはず。医学モデルは基本的に合わない。医療的ケアを求めることがあるので無視するわけにもいかないけれど。医学モデルの限界を理解して協力を。生活モデル。個人の心理的側面と社会的環境を重視。どちらも説明する。生態学と一般システム理論が基盤。人と環境は相互に影響。環境との折り合いが上手くいかないことを。統合失調症の長男が合わない職種で失敗ばかり。同じ就労支援では上手くいかない。本人だけでなく家族や環境の在り方も。課題が何処に在るのか探す。あくまでものの見方。具体的方法を呈示しない?人と環境の二重の視点はソーシャルワークの原点。社会モデル。障害は社会によって作られる。障害は個人の持ち物ではない。障害者が自由に社会参加できないのが問題。社会変革を目指す。配慮しないのは社会の責任。誰もが当たり前に社会参加できる配慮を。排除する社会こそ問題。平均身長が3メートルの世界。学校も改札なども合わせて作られている。椅子に座るのも一苦労。ごく少数の160センチの人の為にお金は使えない?梯子を持つなり自分で工夫して、と言われる。障害のないマジョリティが街を作ってきた。障害のある人が不便を強いられる。少数派の障害者の話は聞いてもらえなかった。我儘とされる。認識や現状を疑い、誰かに無理を強いる社会を変えなければ。3つのモデル、全く違う。どれか一つが正しいのではない。枠組みの特徴を理解して立ち位置を理解する。
アプローチ。エンパワーメント。定義はない。抑圧された人間の矛盾に挑戦するために。中心と成る考え方。個人の力と社会の抑圧構造への着目。力、ストレングスに着目。抑圧はキー概念。本来の力を発揮出来なくする社会構造を理解する。本人の能力よりも雇用者の無理解の問題?順位付け。人が力をつけるだけでなく、社会や政治の変革を。人と社会両方を射程に。中心は人。人がより良く生きるための適切な環境も。個人レベルから政治レベルまでのつながり。個人が強くなることだけではない。人は元々力を持っている。社会で完全に発揮出来るように。社会の側を、社会変革。ワーカークライエント関係。従来の援助の枠組を超えて、パートナーシップが基盤。人も社会も力を。当事者とソーシャルワーカーのパートナーシップ。エンパワーメントパラドックス。支援者がエンパワーすればするほど、クライエントは弱い人?無力化してしまう。本来、力は自ら獲得するもの。ワーカーは力の不均衡のなかで、弱者の役割を担うことになってしまう。ワーカーが力を手放して。対等な立場でアプローチする機会を。認知行動アプローチ。70年代から。認知を修正。感情や行動を変化させる認知理論。認知行動療法。認知と行動双方に着目。クライエントが自分で自分をコントロール出来るように。行動と認知は繋がっている。プレゼンテーション。馬鹿にされたと思いこむ。余計に声も震える。きっかけとなる出来事はあるが、何をしても出来ないなどの思い込みで反応や行動に。全体的に。環境やきっかけ、認知や感情、身体の反応を整理。治療の標的として。仕組みを自分で理解出来るように。認知行動療法ではクライエントが繋がりを理解できるように。思い込みを作り直す。SSTも含まれる。ソーシャルスキルトレーニング。生活技能訓練。日本でも80年代後半に導入。学校など様々な組織で。ソーシャルスキルズ。受け入れられる技能。ものの考え方と行動を。1回の流れ、練習課題を決めて練習。ポジティブフィードバック。宿題を決めて次回に報告。対象も多岐に。SST普及協会。Interview。SSTは色々と実践。精神医療精神保健。精神科病院。リハビリの目標に向けて。リワーク、復職支援プログラム。職場でのストレスの対処など。司法の分野でも実施。刑務所では06年度から。釈放される予定の人が困るであろうスキルを。刑務所を出てきた更生保護施設。今の生活だけでなく対人スキルを。再犯防止に役立てる。誰でも参加できるSSTの。大学生に限らず。誰かと関わりながら生活。対人関係で困るのは誰でもストレスを。家族SST講座。17年に学校の先生を対象に。学校での応用。教育の分野でも。経験だけでも多岐に。効果の検証。精神医療の分野では80年代後半から効果が検証。SSTだけでなく併用すると更に効果が、魅力。参加したメンバーが近未来のことを取り上げて練習をする場所。過去ではなく自分のこれからの生活の目標に向けて機能を実現する為に練習。希望志向的。SSTは役に立つ。変わったね、と言われる。グループでSSTを。参加者が仲良くなり相互作用が目に見えて分かる。グループがなくても面接の中で活用。ポータブル。とにかく楽しいのが魅力。近未来、ということがポイント。多職種で実践できるのが魅力。ソーシャルワークに活用。目的を達成する方法として、グループワークの1つとして。必要な時や所で。多くの職種の中でのソーシャルワーカーの役割。アセスメント。一人ひとりが生活の現状や身につけたいスキルを。対人関係や将来の希望、環境の中の人というapproach。SSTでは汎化という言葉を使う。実際に実践するのを重要視。般化。環境にも働きかける。担当ワーカーとして個別支援の中で、スタッフの1人として。誰でも参加できるSST。当事者と一般の人が同じ問題を共有して取り組む。市民参加は普及啓発の1つに。ソーシャルワーカーがやるSST以外の取り組みとの違い。それほどない。何を目的にグループを?お茶を飲みながらミーティングをしたりすることも。適宜SSTのエッセンスを。ファシリテーターの力量が重要。個別支援や他でも活かせる。当事者研究。自身が仲間と一緒に研究。浦河ペテルの家。自分自身を取り戻す。当事者の視点から助け方を。策を練ればそれが財産に。当事者研究の現場は笑いとユーモアに溢れる。当事者研究についてInterview、浦河ペテルの家。統合失調症の人を中心に。今は発達障害者が多いのでそれをベースに精神疾患を抱える人も。抱えている生活上の苦労、生きづらさ。日々暮らしの中で生じる生きづらさ。実際にトラブルだったりするのも研究の材料に。問題解決志向ではない。自分で日々に生じているトラブルを引いて見られる。心の負担が軽くなる。人によっては生きる行動パターンの見直しに繋がる。問題解決ではないが、見通しがある暮らしぶりに。生き方が変わるところまで。対人関係だけでなく個人のこだわり、偏った習慣なども。当事者研究の魅力。当初からは何一つ問題は解決している訳ではないが、心が軽くなる。本人だけでなく参加する人にとっても、自分ごとに感じたり、仲間にとっても共感的な理解に。私だけではなかったという慰めや心が軽くなる効果を。セルフヘルプグループとは違い。専門的援助というにははばかられる。専門職という垣根がない。専門職の人にも当事者性が。素材が日常生活の些細なことを。それ以前に1人の人として苦労している主観的な。同じ立場で。援助するされるではなく同じ地平で。1人ではない。皆が同じ地平に。生きづらさを抱えて、みんなが居るから自分がいる。病気や障害と言われているものを生きていく。主観的な体験はその人しか分からないが、共有できることは多い。もう一つの繋がる感覚。解決思考ではない、だからこそ連帯できるという逆説。ソーシャルワークに当事者研究の貢献は?当事者の力の活用。当事者研究は役立つ道具。当事者の力は強くなる。パワフルというのではなく元々持っている力。病んでいるからこそ見いだせる力。元々持っているからいかんなく発揮できるように。当事者研究の様子。相談するソーシャルワーカー。詭弁ではなく。相談する相手は当事者研究での当事者。姿勢が参加していないクライエントの中でも。相談を持ちかけられると一生懸命考えようとする。問題解決に向けて困っていたはずの本人が主体者になれる。そういう姿勢づくりに活用できる。対等な関係という基盤が。具体的には?具体性がなかなか見いだせない中で残る感覚。アセスメント力を上げるのに有効。特に初学のソーシャルワーカーだと幅広くクライエントのことに関心を向けるのは難しいが。当事者研究では事実を把握するので、事実の聞き取りの仕方が上手くなれる。問を立てることが上手くなっていく。自分の為にも当事者研究の視点が。問題解決を目指していないが心が軽くなる。仲間が一緒だから。問題の原因を探さないこと。宿題を持って変えることなどが共通点。SSTは技能を特定。当事者研究は空間を重視。それぞれの活用を。ソーシャルワークは2つのapproach以外にもたくさんある。目の前の人と社会の要請に答えて新しいものを。一緒に参画していくことが大事。

 

社会福祉実践の理論と実際 (放送大学教材)

社会福祉実践の理論と実際 (放送大学教材)

 

 

 

失敗ポイントから学ぶ PSWのソーシャルワークアセスメントスキル

失敗ポイントから学ぶ PSWのソーシャルワークアセスメントスキル

 

 

 

ソーシャルワーク関係―ソーシャルワーカーと精神障害当事者

ソーシャルワーク関係―ソーシャルワーカーと精神障害当事者

 

 

改宗。

Internetで時々見受けられる事例として、日本人の女性がイスラム教徒と結婚してイスラム教に改宗するという話がある。日本ではイスラム教徒はかなり少数派である。様々な統計があるが、2010年時点で大きく見積もっても20万人は超えないとされる。しかしながら恋愛をするのはもちろん自由であるから、それで結婚して改宗するのも当然ある話。しかしイスラム教徒はやたらと女性を差別しているという認識が一般に流布している。そもそも女性を一定の枠に閉じ込めるような要素はキリスト教や仏教にも過去にあったし今でもあるかもしれない。ただ男女平等が求められている現状では宗教も変化するべき。今後のイスラム教がどのように変容するかは世界的に重要な問題である。

消極的な学歴詐称のこと。

世に経歴詐称をする人間は数多いが、最近になり「京大卒の医師」と詐称したとして逮捕された人間が出たとニュースが叫ぶ。京都大学絡みの経歴詐称となると、自分の経歴を語らない訳にはいかない。私は昭和末期に京都大学法学部に入学して、8年在学したが卒業はしていない。神に誓うが(しかし何の神なのだろう)、「京都大学を卒業した」と人に話したことは一回も無い。要は積極的に経歴詐称はしていない。「京大に居た」ことを話したことはあっても。しかしながら、卒業してないことを付け加えなかったことはあるかもしれない。そして日本の大学は中途退学が殆どないから、聞いた人からは京都大学を卒業したと勘違いされるかもしれない。そうなると消極的とは言え経歴詐称になる。なら京大ネタを封印できれば良いのだが、8年も居ると自分自身に多大な影響を及ぼしている。ゼミのOB会にも出ているので、アイデンティティの一部になっているのは否定出来ない。ううみゅ。

対話的な学びの中で何が起こっているか(1)(教育心理学特論第9回)

このような授業は理想だとは思うが、教師の下準備が大変なようにも思える。

 

斎藤萌木。飯窪真也。知識構成型ジグソー法を実践した時の授業の事例。対話的な学び。参加する人の理解の深まりのための相互作用。建設的相互作用が起こりやすい型。グループでの話し合い。他者と対話して考えることで一人ひとりが深く理解する。建設的相互作用による学びの深化。わからない人が話し合うことで、考えを前に進める主体的な深い理解のプロセス。正解を受け取るのではなく。対話的学び。様々な人間が教室にはいるが、潜在的な学びの環境。目指す学びを上手くデザインできるように。実際の事例を。建設的相互作用とは?
公立の上位進学校で、高校3年。世界史。カール5世は何故ルター派を?全体像を。対話を通して。時系列で追っていくと自身の分からなさやこだわりを示す。ジェスチャーなどの多様な表現。少しずつ認識されて納得の行く回答に。授業デザイン。カール五世によるルター派の容認という出来事を軸に。国内問題と2種類の国際問題の読み物。授業の流れ。答えを書いて読み物を読む。関連性に着目して取捨選択をして国際状況を図式化。全体で交流。改めて1人で答えを。16世紀のヨーロッパ。横のつながりを踏まえて理解するのが苦手。出した答えを比較して学習効果を。期待する学習の要素。国内事情と国際事情。前後の記述。理解が深まっている。より具体的だったり複雑な事情について深めたり。しかし深まり方が異なる。宗教改革と国内情勢の絡み。敵がルター派と具体化。場合。固有の着眼点が維持。期待する回答の方面に向かっているが、一人ひとりが自分のこだわりに即して。理解の深まりのプロセスは?ある1つのジグソーグループ。3名。それぞれ担当。報告を聞きあって。ハンガリーの王権争い。他の人が腑に落ちない。自分たちが何処が分かっていないのかが具体的に。宗教改革の枠組みで混乱。言葉にしようとしたことで手助けが得られて。領土問題という枠組みを。オスマンやハプスブルクがどっちサイドかが問題。オスマンはルター派を応援?ハンガリーが欲しいだけ。領土問題。当初、宗教的対立と誤解。発言をきっかけに領土問題と見直す。自分自身の拘りの明確化。国内の権力争いを見直す。国の地理的な関係。複数の国家の闘い。擬人化。各国の関係。複数の勢力争い。宗教改革と領土問題の2つの枠組みというベース。最後の段階では表現がまとまる。枠組みを統合してみる、行き場がない。仲間と多いルターがくっつく。関係図を書きながら。十字軍でも負けている。宗教的問題だけど。贖宥状。神に従え。教皇の権威を否定。破門状をルターは捨てる。宗教的枠組みについて。神聖ローマ帝国という皇帝の権威が否定。どんどんルターの仲間が増える。ドイツ農民戦争。長いものに巻かれろ。その時にはルターに。諸侯も離れる。storyを作っていく。正解に近い局面でも3人が1つの考えにまとまる訳ではない。ルターの視点か。各自の思考の深まりは他者に支えられている。要点を確認したり接続詞を使ったり。互いの言葉をリソースにして考えを先にすすめる。一人ひとりにこだわりがあり追求している。正答の方向に深まる。1つの正解を共有するだけでもなく。互いの考えから理解を深める。
公立の上位進学校。伊勢物語。単元を通して1つの課題を。自分なりに理解を深めるプロセス。古文読解の経験も。ある程度のstoryの解釈が出来る。作品や背景理解を深める。3時間のうちの1時間。伊勢物語の3つの段を。平安貴族が求めた雅について。それを手がかりに時代背景と美意識価値観を。イメージを捉え直す。授業を通じて課題に。雅とは?エキスパート活動。段の読解。ジグソー活動で持ち寄って課題について気づいたこと考えたこと、次に持ち越したいことを。伊勢物語。平安初期に。1125段で。男女の恋愛を中心に様々なテーマが。和歌を中心にした歌物語。平安貴族が求めた雅とは?論述できることがどのように変わったか。記述量。課題について論述。最初と最後。単純に5倍弱に。内容面。和歌と雅。レベルの詳細。いずれの内容についても素朴なイメージ。抽象度が高まり適用範囲が広がる。レベルが深まっている。書けることの質が上がってきている。授業後の記述。学習を通じて視点の多角化が。blogと同様。雅の普遍性。授業前には見られなかった。ジグソー活動のやり取り。あるグループの対話。第3段、第4段、第5段、第6段を題材に雅とは?エキスパート活動で読んだ段の情報共有。最初のイメージとは違い雅のイメージを表現。特に第3段。理解し難い。ひじきを恋する女性に贈る。注釈がついていて、掛詞。鍵になる歌。歌の意味の解釈は容易に可能?掛詞のための行為が納得できない、意味づけようとする。ひじきの解読。何故ひじきが?和歌に書きたいから?敷物にして一緒に寝よう。あなたが今貧しくても構わない。私の袖で。エキスパート活動で充分解釈しきれなかったので一緒に考えようと。贈ったので読んだと解釈したが、因果関係が逆に問い直される。和歌の現代語訳をして納得させる。別の解釈も。ひじきそのものに価値が?電子辞書を使ったり他のグループの話を聞いたり。掛詞の効果を引き立てるために贈った?ひじき、一応春の季語。伊勢物語しか出てこない。通例掛詞として。そこまでしてわざわざ歌を。わざわざ現物も用意する。やっぱり掛けたいから用意する。そこまでして和歌を。常識では考えられないが、男の歌への執念を。正解らしい答えが出ているにも関わらず探究が進んでいる。平安貴族の世界との隔たり、あまり自覚していなかった。男の行為を自分なりに納得したい。注釈がついていたひじきを電子辞書で調べたり。最初の論述と授業後の感想。自分たちと平安貴族の生活の違い。雅とは?いずれも気持ちを和歌に載せるということ自体が雅ではないか。ひじきが解決できていないことにも言及。後2時間のジグソー活動で9つの段を。どの論述も気持ちを和歌に載せるという平安貴族の普遍性、感覚の違いを説得的に論じる。単元を通して探究は世界の違いを掘り下げる端緒に。雅とはという回答。どんな状況でも自分の気持ちを喩えるのと歌にするのと。時間と心の余裕から生まれる人生観や自然観。本人は意識していなかっただろう。心情を和歌として出す時に和歌に含めている。風流さが感じ取れるように。歌を読むこと自体が持つ一個の優雅さ。質の違いがあって、よし悪しではなく技法は意外性をもたせる。修辞技法を用いたり、死に際に飾りは必要ないと。雅とは妖艶さだけを表すものではない、雅は和歌に内在。深い読み取りを。成果として大事にしたいのは解釈の多様性が。業平自身は思っていなかった。言葉にしないで感じ取る。心情を和歌として出す時に内在化。分かった先に考えの理解が。共通の土台の上に新たな学びの契機が。分かったからこそ違いが、学びの契機に。
対話的な学び。深化させる。1つの正解が共有するだけでなく、自分の納得行く説明を求めて考えを変化させる。世界史。クローズドエンド。答えは1つでも学びのプロセスは多様。自分の考えを深める。学びのどの局面においても他者の存在に支えられる。分からないことを言い合える他者の存在。他者がわからないという気づき、考えの深化に繋がる、疑問の感覚を、着眼点を少しずつ良くする。伊勢物語。建設的相互作用を通して。一筋縄ではいかない。意味を一旦把握した上で意味づけようと。1人がたどり着いても誰かがわからなさを。そういう状況に支えられて。最初と最後の回答を比較。ゴールを1つの基準に。考えをより深く。共通の理解を深めた上で疑問が出てくる。協調学習が上手くデザインされて。主体的対話的な建設的相互作用の学び。勿論、どのような子供でも多様性を活かせる訳ではない。対話的な学びの中で授業デザインについて。

 

教育心理学特論 (放送大学大学院教材)

教育心理学特論 (放送大学大学院教材)

 

 

 

「主体的・対話的で深い学び」を実現する 知識構成型ジグソー法による数学授業

「主体的・対話的で深い学び」を実現する 知識構成型ジグソー法による数学授業

 

 

 

「主体的・対話的で深い学び」を実現する 知識構成型ジグソー法による中学校国語授業

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回心。

極めて大雑把な意味としては、「心理的状態を180度転換させて宗教的な立場に変化させること」となるのではないかと考える。法然は回心を遂げて浄土宗を開祖して人々に教えを広めた(彼が没した地の知恩院に恩師がおられる)。キリスト教でも頻繁に回心を遂げてイエス・キリストの教えに帰依した人間は大勢居る。そもそも仏教の回心とキリスト教の回心は違う内容を持っているのではと思うが、大半の日本の人々は宗教的な人間ではないので同じことなのだろう。