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ソーシャルワークの主な支援モデル(社会福祉実践の理論と実践第9回)

理論やモデル、アプローチが多彩なのは踏まえておきたいと思う。

 

大谷京子。二宮知子アナウンサー。ソーシャルワーク。多様な理論、モデル、アプローチを隣接分野から援用している。予測できる知識体系。システム理論。危機理論。モデルというのはある事情について構造を定式化したもの。相互作用を。具体的な支援方法を示す。マニュアルのようなノウハウではないが、ソーシャルワーカーが支援の方向性を確立するのに役立つ。approachは迫る方法。理論とモデルとアプローチ。それらの関係。理論が土台。基礎。モデルが支援方法の骨組み。アプローチは具体的なやり方。3つのモデルと2つのアプローチ。派生した2つのプログラムを。インタビューも。
モデル。現実の事象は複雑。モデルには重視しているところと省略しているところが。実践では多様なモデルの応用を。医学モデル。医師と患者の関係。専門家の行為。専門的行為。疾患の原因を明らかにして治癒する。障害の原因である欠損にフォーカス。ソーシャルワークとしては?病気の場合は悪いところをやっつける。ソーシャルワークでは悪いところを取り除くのは適当ではない。人の生活や人生に関係する。障害の捉え方として的確ではない。働けないことについて。歩く方法に。コミュニケーショントレーニング。個人の所有する問題として考えると、克服するのは本人の責任になってしまう。機能障害の克服に焦点が、障害者には専門職があなたの為に決めた、という選択肢しかない。障害者には選択肢が与えられず、コンプライアンスが良いという受け身の姿勢が求められてしまう。選択肢が多くても困る?ただ、人生は機能障害の克服の為だけにあるのではない。専門職主導で、運営管理モデルとして批判。本人の自己決定よりも専門知識を持つ専門家が正しいことになってしまう。モチベーションが湧かないときもある。危ないから、わからないから、出来ないからということで、善意に自己選択の選択肢を奪うのは違う。専門職による人生の管理が。先ずはその人の人生が在るはず。医学モデルは基本的に合わない。医療的ケアを求めることがあるので無視するわけにもいかないけれど。医学モデルの限界を理解して協力を。生活モデル。個人の心理的側面と社会的環境を重視。どちらも説明する。生態学と一般システム理論が基盤。人と環境は相互に影響。環境との折り合いが上手くいかないことを。統合失調症の長男が合わない職種で失敗ばかり。同じ就労支援では上手くいかない。本人だけでなく家族や環境の在り方も。課題が何処に在るのか探す。あくまでものの見方。具体的方法を呈示しない?人と環境の二重の視点はソーシャルワークの原点。社会モデル。障害は社会によって作られる。障害は個人の持ち物ではない。障害者が自由に社会参加できないのが問題。社会変革を目指す。配慮しないのは社会の責任。誰もが当たり前に社会参加できる配慮を。排除する社会こそ問題。平均身長が3メートルの世界。学校も改札なども合わせて作られている。椅子に座るのも一苦労。ごく少数の160センチの人の為にお金は使えない?梯子を持つなり自分で工夫して、と言われる。障害のないマジョリティが街を作ってきた。障害のある人が不便を強いられる。少数派の障害者の話は聞いてもらえなかった。我儘とされる。認識や現状を疑い、誰かに無理を強いる社会を変えなければ。3つのモデル、全く違う。どれか一つが正しいのではない。枠組みの特徴を理解して立ち位置を理解する。
アプローチ。エンパワーメント。定義はない。抑圧された人間の矛盾に挑戦するために。中心と成る考え方。個人の力と社会の抑圧構造への着目。力、ストレングスに着目。抑圧はキー概念。本来の力を発揮出来なくする社会構造を理解する。本人の能力よりも雇用者の無理解の問題?順位付け。人が力をつけるだけでなく、社会や政治の変革を。人と社会両方を射程に。中心は人。人がより良く生きるための適切な環境も。個人レベルから政治レベルまでのつながり。個人が強くなることだけではない。人は元々力を持っている。社会で完全に発揮出来るように。社会の側を、社会変革。ワーカークライエント関係。従来の援助の枠組を超えて、パートナーシップが基盤。人も社会も力を。当事者とソーシャルワーカーのパートナーシップ。エンパワーメントパラドックス。支援者がエンパワーすればするほど、クライエントは弱い人?無力化してしまう。本来、力は自ら獲得するもの。ワーカーは力の不均衡のなかで、弱者の役割を担うことになってしまう。ワーカーが力を手放して。対等な立場でアプローチする機会を。認知行動アプローチ。70年代から。認知を修正。感情や行動を変化させる認知理論。認知行動療法。認知と行動双方に着目。クライエントが自分で自分をコントロール出来るように。行動と認知は繋がっている。プレゼンテーション。馬鹿にされたと思いこむ。余計に声も震える。きっかけとなる出来事はあるが、何をしても出来ないなどの思い込みで反応や行動に。全体的に。環境やきっかけ、認知や感情、身体の反応を整理。治療の標的として。仕組みを自分で理解出来るように。認知行動療法ではクライエントが繋がりを理解できるように。思い込みを作り直す。SSTも含まれる。ソーシャルスキルトレーニング。生活技能訓練。日本でも80年代後半に導入。学校など様々な組織で。ソーシャルスキルズ。受け入れられる技能。ものの考え方と行動を。1回の流れ、練習課題を決めて練習。ポジティブフィードバック。宿題を決めて次回に報告。対象も多岐に。SST普及協会。Interview。SSTは色々と実践。精神医療精神保健。精神科病院。リハビリの目標に向けて。リワーク、復職支援プログラム。職場でのストレスの対処など。司法の分野でも実施。刑務所では06年度から。釈放される予定の人が困るであろうスキルを。刑務所を出てきた更生保護施設。今の生活だけでなく対人スキルを。再犯防止に役立てる。誰でも参加できるSSTの。大学生に限らず。誰かと関わりながら生活。対人関係で困るのは誰でもストレスを。家族SST講座。17年に学校の先生を対象に。学校での応用。教育の分野でも。経験だけでも多岐に。効果の検証。精神医療の分野では80年代後半から効果が検証。SSTだけでなく併用すると更に効果が、魅力。参加したメンバーが近未来のことを取り上げて練習をする場所。過去ではなく自分のこれからの生活の目標に向けて機能を実現する為に練習。希望志向的。SSTは役に立つ。変わったね、と言われる。グループでSSTを。参加者が仲良くなり相互作用が目に見えて分かる。グループがなくても面接の中で活用。ポータブル。とにかく楽しいのが魅力。近未来、ということがポイント。多職種で実践できるのが魅力。ソーシャルワークに活用。目的を達成する方法として、グループワークの1つとして。必要な時や所で。多くの職種の中でのソーシャルワーカーの役割。アセスメント。一人ひとりが生活の現状や身につけたいスキルを。対人関係や将来の希望、環境の中の人というapproach。SSTでは汎化という言葉を使う。実際に実践するのを重要視。般化。環境にも働きかける。担当ワーカーとして個別支援の中で、スタッフの1人として。誰でも参加できるSST。当事者と一般の人が同じ問題を共有して取り組む。市民参加は普及啓発の1つに。ソーシャルワーカーがやるSST以外の取り組みとの違い。それほどない。何を目的にグループを?お茶を飲みながらミーティングをしたりすることも。適宜SSTのエッセンスを。ファシリテーターの力量が重要。個別支援や他でも活かせる。当事者研究。自身が仲間と一緒に研究。浦河ペテルの家。自分自身を取り戻す。当事者の視点から助け方を。策を練ればそれが財産に。当事者研究の現場は笑いとユーモアに溢れる。当事者研究についてInterview、浦河ペテルの家。統合失調症の人を中心に。今は発達障害者が多いのでそれをベースに精神疾患を抱える人も。抱えている生活上の苦労、生きづらさ。日々暮らしの中で生じる生きづらさ。実際にトラブルだったりするのも研究の材料に。問題解決志向ではない。自分で日々に生じているトラブルを引いて見られる。心の負担が軽くなる。人によっては生きる行動パターンの見直しに繋がる。問題解決ではないが、見通しがある暮らしぶりに。生き方が変わるところまで。対人関係だけでなく個人のこだわり、偏った習慣なども。当事者研究の魅力。当初からは何一つ問題は解決している訳ではないが、心が軽くなる。本人だけでなく参加する人にとっても、自分ごとに感じたり、仲間にとっても共感的な理解に。私だけではなかったという慰めや心が軽くなる効果を。セルフヘルプグループとは違い。専門的援助というにははばかられる。専門職という垣根がない。専門職の人にも当事者性が。素材が日常生活の些細なことを。それ以前に1人の人として苦労している主観的な。同じ立場で。援助するされるではなく同じ地平で。1人ではない。皆が同じ地平に。生きづらさを抱えて、みんなが居るから自分がいる。病気や障害と言われているものを生きていく。主観的な体験はその人しか分からないが、共有できることは多い。もう一つの繋がる感覚。解決思考ではない、だからこそ連帯できるという逆説。ソーシャルワークに当事者研究の貢献は?当事者の力の活用。当事者研究は役立つ道具。当事者の力は強くなる。パワフルというのではなく元々持っている力。病んでいるからこそ見いだせる力。元々持っているからいかんなく発揮できるように。当事者研究の様子。相談するソーシャルワーカー。詭弁ではなく。相談する相手は当事者研究での当事者。姿勢が参加していないクライエントの中でも。相談を持ちかけられると一生懸命考えようとする。問題解決に向けて困っていたはずの本人が主体者になれる。そういう姿勢づくりに活用できる。対等な関係という基盤が。具体的には?具体性がなかなか見いだせない中で残る感覚。アセスメント力を上げるのに有効。特に初学のソーシャルワーカーだと幅広くクライエントのことに関心を向けるのは難しいが。当事者研究では事実を把握するので、事実の聞き取りの仕方が上手くなれる。問を立てることが上手くなっていく。自分の為にも当事者研究の視点が。問題解決を目指していないが心が軽くなる。仲間が一緒だから。問題の原因を探さないこと。宿題を持って変えることなどが共通点。SSTは技能を特定。当事者研究は空間を重視。それぞれの活用を。ソーシャルワークは2つのapproach以外にもたくさんある。目の前の人と社会の要請に答えて新しいものを。一緒に参画していくことが大事。

 

社会福祉実践の理論と実際 (放送大学教材)

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失敗ポイントから学ぶ PSWのソーシャルワークアセスメントスキル

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ソーシャルワーク関係―ソーシャルワーカーと精神障害当事者

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