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要介護高齢者の生活支援 -認知症と看取りを中心に(高齢期の生活変動と社会的方策第11回)

自分や家族が要介護になったり認知症になったりするのは有り得ることなので、どのような生活を作るべきなのかは考えておくべき。

 

嶌末憲子。要介護高齢者の生活支援、認知症と看取り。要介護高齢者の重度化。地域での看取り。意思決定支援。IoTや介護ロボット。
認知症を有する高齢者の理解と支援。コミュニュケーションが難しい場合、環境を変える必要がある。望ましいとされるコミュニュケーションなども学習が出来る。地域ケア会議の支援検討会議での共有。患者や家族。発症予防から終末期までの認知症ケアパス。様態に応じた認知症ケアパス。地域包括支援センターに設置される体制を整える。専門医の他、専門職が相談に対応しながら家庭訪問を。認知症疾患医療センターを。機関があっても連携が必要。多機関多職種での。身体拘束。行動を抑制、紐などで、向精神薬や部屋に閉じ込めることも。身体合併症の対策が問題になり。身体拘束ゼロ。医療機関では25%から37%に。最高の医療看護介護。富家病院。自分が自分の親が必要となった時にしてもらえる看護を。院長をしてから理念は変えていない。富家病院での身体拘束ゼロの取り組み。始めて4年経って許可証を。身体拘束の数を少しずつ減らし、09年からゼロに。それから10年近く1になったことはない。前の病院で6割くらいが抑制されてきたが外すことが出来ている。進めるに当たり。身体拘束ゼロの取り組み。事故が起こったら看護師のせいにするのではなく、責任は院長が取るとの。トップの自覚や責任。身体拘束は認知症の患者にはしてしまう病院も。具体的取組として身体拘束の必要性。必要な点滴かどうか。口からご飯が食べられるのではと。半分くらい抑制を外すことが出来る。人工透析を受ける場合も。病院で身体拘束の原因になることとして、チューブを抜くことが。人工透析を受ける患者の8割に認知症があるが。認知症の患者の場合、病気というより治すものと言うより、寄り添うものと考える。認知症だからしょうがないという考え方をしない。今後は糖尿病がベースにある認知症患者では不安があるが。認知症があってその人らしく人工透析など最後まで医療を受けた人。150名の8割以上が認知症を有する。人工透析を止めるという選択肢はない。何を希望するかに寄り添うことを常に考える。人工透析に成ると食事や生活の制限が大きくストレスを。マグロや刺し身はカリウムが過ぎるからと言われるが、どれくらい食べてもらえるかを。narrativeの取り組み。物語。家庭のような病院という著書。物語を知って作っていく。枕元にnarrativeノートを。1週間に1回写真を撮ってナラティブアルバムを。重度や慢性期の患者を。その中には寝たきりでしゃべれない人が。終わったと考えないでスタッフや家族が物語を進めていくことで。ノートに書いていくことでその人の物語が進んでいくと。これ以上はリハビリをしても良くならないと言われた患者にも、少ない可能性だが諦めないリハビリを。narrativeや身体拘束ゼロを継続するための情報共有。地域包括ケアシステムの推進。訪問介護看護に力を入れている。情報の一元化を、情報システムを入れ替えて患者情報を一元化。在宅から入院までシームレスな。短い入院と長い在宅を。
関心の高まりを。在宅としての看取り。人生の最後をどのように全うするか。両親の場合は?看取りを望む場所。5つのケースの。末期がん。認知症が進行したケースについて。イメージできるか。アドンバスケアプランニングが有効。地域での看取りの実現、情報共有。地域に根ざした施設。体制を整えるのが最重要。医療福祉の専門職は相互に学び合い社会資源を作ることが。地域における情報の共有方法。病院や施設。地域でのツール。引き継ぎの。およそ2割前後で情報共有の検討が。施設の看取りを希望するが。地域に根ざした施設の看取りを目指す。人生に関する情報の共有も。
アドバンス・ケア・プランニングを目指した意思決定支援。人生の最終段階にあっても本人の尊厳が。展開の方向性と具体化。アドバンス・ケア・プランニングの展開の方向性。終末期医療の決定プランニング。最終段階で効果が。延命措置に付き本人の意思決定支援を。厚生労働省による認知症の人の日常生活のガイドライン。互いに学び合うこと。本人の意志を尊重するために、相談内容の記録を活用。アドバンス・ケア・プランニングの具体化。良好でない関係の場合でも、家族だけでなく地域が支える。関係改善のために修復的対話を。互いに相手に耳を傾ける。最後まで暮らしたいという意思を尊重するために、サポーターなど地域全体で。
介護ロボットIoT、様々な道具を結ぶ。人材不足や介護の重労働化。介護ロボットの導入経験がある施設は過半数を越えている。質の向上や負担低減のために国も力を入れている。人間型ではなく、3つの。歩行や食事などの自立支援型。介護する人に負担低減。介護者支援型。コミュニュケーションメンタルケア型。介護ロボットとともに開発されているのが、時計や寝具などのウェアラブルなどITの医療介護の記録を情報共有し最適化。ビックデータをAIにより利活用できればQOLや労働の質の改善を。17年度の実証結果。秦野正治先生のInterview。音声に答えて入力するbot。人工知能による認知症対応型の。認知症高齢者研究所。00年の介護保険。グループホームを。認知症介護。認知症の人の生活場面からのビッグデータを。科学的介護が。認知症高齢者。病変による混乱状態を補う、日常の様子を24時間。認知症の方の観察情報。サービス計画に反映。初期症状の時点から見守ることが重要。しっかりしたケアが出来れば発症も殆ど無くてス済む。在宅における認知症をセンサーで。専用ICTを。全国に展開できる状況。人工知能型システム。介護者は学習するAIと一対一でキュレーションで自動的に。介護者が使うのはスマホだけ。センサーは24時間計測、独自の人工知能を。人間関係などを推論して予測。認知症の行動心理療法を。分析と計算を休まなく。話し相手は人工知能。認知症の適切なケア方法。ケイシーズ。新しい知識などを。結果を探る。反応の成功や失敗を。介護記録に集積する経験則からも。対人援助方法の奥義や支援を。自立支援を目指したケアプランの。ケアプランのAI化。現場の介護者は適切なケアをキュレーション。相互に関連して解析。自立生活をおくれる。適切なケアプラン。先駆的。実際に介護職がスマホで入力。利用者が朝起きた時に介護記録を入力。サービスは。リビングへの介助。突然服を脱ぐ。上手くいかないと。気がかりなことは?拒否をされる。その他の記録は?いいえ。介護記録を登録しますか?はい。服を脱いでの徘徊はどのような意味があるかを。受容的な態度で。残存能力で出来ることを。達成感を共有する。通信回線の問題は日々改善されている。高知での実証実験。27人の内に49%が1ヶ月で症状が消えている。適切な機能により古い記憶を不適切に扱わない。介護業務の効率化。業務時間。直接の対応時間が増えた。記録においては時間が減る。認知症の人も安定化。地域で展開されればゆとりも出来る。事例。ドイツにする長女と会話をする両親。活用して海外に住む親族と情報共有。センサーのおかげで。事例は大切。介護職や介護者。勘に頼らず適切なシステムが。医療の専門職には残存能力を把握する。行政の方には地域包括ケアシステムの実現。エビデンスの集積が。海外の展開。保健医療分野でのAI。中国では既に展開している。地域でも活用が。
医療と介護の間での認知症患者の対応。当事者を地域で支えることが重要。老後に備えるのにボランティア活動を体験することを。当事者としての体験で介護保険事業計画へのパブリックコメントを。地域づくりを。スマートスピーカーなどのAIなどの機器に馴染む。ペンダントを外してしまいお風呂場で心筋梗塞で亡くなる母も。父も体調が悪化。身体拘束を受けることに。医療機関においても身体拘束ゼロに。修復的対話は様々な人に必要。優れたシステムを使うのは専門職。将来誰もが当事者でなりうる想像力を。

 

高齢期の生活変動と社会的方策 (放送大学教材)

高齢期の生活変動と社会的方策 (放送大学教材)

  • 作者:山田 知子
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2019/03/20
  • メディア: 単行本
 

 

 

生活と福祉

生活と福祉

 

 

不誠実。

日本の現在の法制度では、婚姻は異性間で1対1ですることになっている。「モノガミー」とも言うことがある。皆が当然に思うことであるけれど、モノガミー以外の婚姻も当然ながら考えられる。イスラム教が浸透している国では一夫多妻制であることが多い(実際には経済的な事情で無理な場合もあると聞くけれど)。それから日本の政治権力の内部では、側室という存在があったことも聞いた方は多いだろう。後はポリアモリーと言い、複数の人間と公然と親密な関係を築く人も多くなってきている。同性婚への対応も含め、法制度をどのように変更していくのかは重要な問題である。

年度末と人事異動と、新聞に氏名を掲載すること。

今日3月31日は年度末である。明日は色々と変化がある日なのだが、人事異動で大わらわになる会社も多いのではないか。日経新聞やら日経産業新聞やら日経MJ(日経流通新聞)やらを読んでいると、今月の中旬辺りから各社の人事異動がズラズラと掲載されている。やたらと多く思えるが、これでも限られた範囲でしか無い。会社は多数あるし、平社員まで網羅している訳でもないから。まあ氏名が掲載されると励みにはなるだろうし、得意先の情報も必要。ただ掲載する側は相当神経をすり減らしているだろう。正確に紹介するのが当たり前と感じているであろうから。固有名詞を間違えないのは社会に生きる人間にとり基本的なことだけど、皆無にするのは極めて難しい。

カインとアベル(精神分析とユング心理学第11回)

聖書は読んでおいた方が良いのかもしれない。netにも転がっているはずだから。

 

大場登。カインとアベル。旧約聖書の話。一種の神話とみなしうる。兄弟姉妹葛藤。人類に共通の。カインアベル元型とみなしうる。カインは土を耕す。カインの捧げものを神はもらわなかった、アベルと違う。母親や父親は、本能的に受け入れない子どもがいることが。どうして起こしうるかは背後の事情にもよる。生まれてきた兄弟姉妹の中で、親自身が嫌だと思う子どもが産まれることが。平等にと思っていても、どうしても本能的な拒否や嫌悪が出てしまう。意識的に取り組まないと。いわゆる虐待の背後にあることも。親にあたる者が刺激されるもの、受け入れがたい心理的傾向と時間をかけて取り組む必要がある。子供は勿論、親自身も向き合うことが求められる。心理的傷が癒やしを求めている。事情は複雑でデリケート、時間がかかる。児童相談所だけでなく行政サイドも。虐待する親も困っていて何とかしたいと思っている場合が殆ど。親を説教して解決する問題ではない。現在日本で虐待が明らかになると、子供が一時保護されたり児童養護施設に保護されたり、この期間の間に親の心の変容のプロセスに同行する作業が決定的に重要。当該の親の側は児童相談所から呼び出しを受けて説教されると思い込むことが圧倒的に多いので、心理機関を紹介した方が良い場合が。役所の一面があるので、調整機関として親を見つめることは困難。児童相談所は親の傷を見ている心理職も。ココロというものは一般的なものやマニュアルがないことは大前提。
カインとアベルというのは専ら兄弟姉妹葛藤から。エディプス元型が複雑なもの。必ずしも子供側からの愛着と同性の親への敵意だけではなく、親の側からの子供のイキという主題が認められる。親の愛情や親からの拒否との関わりの上にカインアベル元型がある。カインとアベルの話。顧みられるアベルと顧みられないカイン。何故違いが?神は全知なので、カインとアベルへの姿勢の違いは意図的に?但し色々な視点から意識的に。カインの弟アベルを殺し、追放され地上の放浪者とされてしまう。旧約聖書。親がヤダ、と思う要素を抱えて産まれてきた赤ちゃんへの姿勢。兄弟姉妹葛藤。両親の子供としての親への愛着。神は全知全能?様々な視点からの見方。アダムとイブ、お互いを意識してしまい、営まざるを得ない仕事。食べたことでエデンの園から追放された人間、労働するものとされ、死ぬべきものとされてしまった。生活を苦労する存在に。タブー審判で意識を獲得し死を迎える存在に。人間と成る。神の行いに就いても意識的に取り組むのが人間の課題。戦前は天皇は現人神とされ、探究は冒涜とされた時代が。人間の意識は現在でも発展途上。ヨーロッパでは啓蒙思想から神が死んだと。宗教に対して否定的なフロイトでさえエディプス・コンプレックスが。人間も神などを意識的に扱うことは心理的に難しい課題。人間は意識を。
カインとアベルの検討。神により拒否されたカイン。不公平を目の当たりに。神のアインへの言葉。正しいなら顔を上げれば良い。正しくなければ収めなければならない。カインに起こった怒りや妬み。更に重い罪に発展しうる。怒りや妬み、弟殺しの気持ちを抑圧するように。アダムとイブにわざと禁止を?タブーが生じて意識を得ることに。意図的にカインを顧みなかった?試したかどうかもわからない。弟を殺したカインは地上の放浪者と。殺されると悩むカインに神は。カインは神により印をつけられる。世の人がカインとわかるように、殺されないように。カインとアベルのことが永遠に忘れ去られないように。神はカインを顧みずアベルを省みる。忠告されたが弟を殺す。アダムとイブから産まれたカインとアベル。兄弟の話に意味がないはずはない。アダムとイブは再び交わってセトという男児を。イブはカインがアベルを殺したので代わりに一人の子を。セトの系統が正統となっていく。神によりカインに印が。カインとアベルの話がセトと違う話として聖書に残されているのは何故?カインが妻を娶り子孫が。家畜を飼う者の先祖などが輩出。子孫のエメク。私は受ける傷のために若者を殺す。カインが生きたそのものを。復讐は77倍。およそ京大の間では、親側の愛情の偏りが生じうる。自我によりコントロールされない。愛情の偏りこそが癒しがたい傷を。殺害に及び得るまでの心理的可能性。兄弟葛藤を主題とする。父側の愛情の偏りが明確に。兄弟カインの殺意。三者関係の複雑なことが刻印されている。愛情によっても父母子供の愛情。エディプス元型と微妙に異なる?心理的運命的可能性。元型と表現される。虐待という心理現象に戻れば、状況が存在するところではカインアベル元型が生じて虐待の可能性がある。その方が原因探しに明け暮れないで集合的に飲み込まれているカインアベル元型を見据える可能性が。個人を超えて集合的イメージを同一化したり飲み込まれたりするのではなく、エネルギーの渦があるにも関わらず意味と向き合い続けることが重要。旧約聖書にカインとカインの末裔が存続を続け人々に刻みつけられる。当たり前だがアベル殺しが仕方がないと考えている訳ではない。だから元型と取り組む。親が本能的に極端な場合は疎ましく思う心理状況。愛情の偏りは事実として生じうる。怒りを覚えるのは当然と言える。カインは顔を伏せる。冷酷と思える言葉を。正しいなら顔を上げれば良い。神により顧みられていなかったカインは更に傷を深くする。怒りに飲み込まれアベルを殺害する。地上の放浪者に。カインは内政する。神を離れて地上の放浪者に。オイディプスと共通。誰でもカインを殺すものは7倍の。カインが殺されないようしるしを刻印する。厳格というか気ままな神だった。ところがある種の内省をしたアベル。重くて負いきれない内省に至る。神もカインが殺されないよう、人々に忘れ去られないよう印を。気ままで理不尽だったのが、内政すると転換する。神は下僕である人間との接触で意識化を。無意識な行為によりカインは傷つけられ弟殺害を。自らの嫉妬に飲み込まれた。傷のために押さえつけられなかった。人間として無自覚で衝動に飲み込まれた。カインが弟殺害に及ぶにあたり。オイディプスの場合、生まれた時に子捨てをされる。親殺しの遠因に。カインへの威圧的姿勢が弟殺しに走らせた。したがって、人間カインの内省により神も自省を。恨みと殺害の連鎖は止められるが記憶を留める。弟殺害の遠因に神の偏愛が。しかし俎上に載せられない。神が弟殺しのために追放する。ある意味では神は非常に寛大。偏愛を意識した?神により語られることはない。カインの末裔の語る言葉が家系に語り継がれる。カインの心を神が理解できた。自分に責任があると神が?削除されずに聖書に残す。神自身による意識化。言葉により伝達するという聖書。日本と大きな違いはない。核心は言葉で明確には書かれていないが。受ける傷のために人を殺すという言葉を忘れないように。ユング心理学においての影。shadow。まずは基本的に当該人物に生きられなかったもの。個人的レベルで、男の影。ジキル博士とハイド氏。ジキル博士の影としてのハイド氏。どのような人間にも影がある。多面的で宇宙のような。意識が少しずつ形成される、意識に入れてもらえない面。影には文化的な影が。価値観として排除されがちな。人間一般の悪。集合的影もある。元型としての神。元型についての教科書的な学習。神の第二の禁止がカインに。慕い求めるが抑えねばならない。カインにサタンが忍び込む。妬みを克服していたなら、根源的葛藤が明確に意識に刻印されることはなかった、善人のままだった。神も挑発的で冷酷な姿勢や傾向を意識するようになった。アダムとイブもサタンの密かな働きから。蛇の唆しがなかったら善人のままに。人間は神とサタンの両者を。真の意味での人間に成る。葛藤や苦悩こそ光に対する影に。影を包含するのが人間存在。影の意識かと言う点で神に先んじる。意識化が可能に。言い換えれば人間は本来的に将来をかけて影、葛藤や死などと向き合う。

 

精神分析とユング心理学 (放送大学教材)

精神分析とユング心理学 (放送大学教材)

  • 作者:大場 登,森 さち子
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2017/03/01
  • メディア: 単行本
 

 

卑劣さ。

或る人間の集団が相互の仲を深めるのに最も有効なのは、誰かか何かをスケープゴートに仕立て上げるという手法である。北方領土や尖閣諸島や竹島と言った領土問題で日本国民が団結するのがその好例である。まあナショナリズムが一概に悪いとも言えないけれど。これが学校のクラスの集団になると、誰かを標的にしてイジメるのが団結を深めることになる。人間関係が重要でない訳ではない。しかしイジメられる方にしては、単に卑劣な行為というしかない。イジメの問題でイジメられる方にも非があるという議論を聞くがそれは間違い。イジメる側の事情によるのだから、イジメる方が100%悪いに決まっている。

桜の満開と聖火リレーと人出の多さ。

桜が満開(に近い)。今日の昼頃は所用で自転車で駆け回っていたけど、あちこちで桜の木があるので写真を。

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1都3県に出されていた緊急事態宣言が解除された。小売業に従事している人間としては喜ばしい(首都圏の店では来客が少なくなっていた)。それで聖火リレーや花見などで人出が多くなっている。interviewで「人が多い」等と話す方が多いが、自分のことを棚に上げて言うのはよく分からない。自分も外出しているのだから、他人事のように考えないで貰いたいところ。まあ自分が働く百貨店では多くの来客があってほしいと思うから、言う資格があるのかも疑問だけど。

今日は17時にUP出来ず。単に忘れただけだけど。

心理療法2:ユング派のアプローチ(臨床心理学特論第21回)

人類に普遍的なイメージを事前に多く持っておくことは必要になる。対話をして相手のイメージを話してもらうのはもっと大事だけど。

 

大場登。心理療法のユング心理学。スイスの。世界的には分析心理学と呼ばれる。16年8月末に京都で学会が開催。ユングの無意識論。臨床面接特論でも。ただ両方とも1週間に2回。分析心理学、ユング心理学に。急に昔話や神話、違和感を?人間の心の世界と深く関わる。日頃は意識していないイメージや夢。何千年も語りづかれている、心的イメージに関わる深い理解。意識的無意識的に繋がることが出来ているはず。昔話や神話は心の世界と深く関わる。イメージの宝庫。心理療法という心の世界と。現代の人にも共通のイメージが頻繁に。集合的無意識や元型という言葉を使わなかったフロイトも、エディプス・コンプレックスを。エディプス元型を。ユング派の心理療法は夢が取り上げられることが多い。1つの夢を検討。なせ夢を扱うことが多いか。個性化の過程と結びついている。人間の意識は絶えず無意識からの働きかけを。無意識の訴えに耳を傾けるのは大事。無意識からのメッセージを。1つの具体的夢を。ある男に愛人が住んでいる家に行く。何百回も。男から家の鍵を預かり入ろうとする。玄関に大きな犬が。びっくりして目が覚めた。夢自体が心の表現。クライエントからのナマの夢そのものではない。典型的モチーフ。沢山居る。心理療法場面で慣れていない人も。夢からクライエントの心について語ることが出来る?夢分析についても。心理療法の夢。夢そのものを出来るだけありありとイメージして、どんな特徴が心に残るか。夢の中のイメージ、KEYWORDが印象に?男と愛人との緊密な。謹厳実直な中年男性。愛人の鍵を使い入る。男の愛人に留まらないかもしれない。牛のような大きな犬に吠えられる。愛人や女性、エロス的なものとどのように関わり、どのように妨害されるか。もし実際に臨床場面で取り組むとすると、仮説を元に印象を問いかける。夢のメッセージと取り組む。直接的解釈という強引なことはしない。意味あるところを共に探索する。なんとなくの仮説を持ったとしても、問いかけを投げかけたら、ある回想が語られるかもしれない。仮説と対応するか対応しないかが様々。後者なら修正し耳を傾ける。自分の心と取り組むことが。セラピストが能動的になる必要はない。まず、ある男というイメージ。どんな男か。夢見手はどのようにみているか。知り合いなら愛人を作るタイプか。全く考えられないタイプも。共同探索。夢に対応するタイプなら、実際にどのような人物か、愛人についてのエピソードがあるか。男性像を語ってもらい夢のイメージは膨らむ。どのような関係にあり印象を持つか。男が女性との関係を取り持つような?あまり具体的だと鍵を渡されるという怪しい関係に。もっと比喩的象徴的に。自然に女性に導く。様々な関係や抱く男性像。セラピストは耳を傾ける。男のイメージを知人そのものと感じるのも1つのApproach。男性像だけでも仮説は他にも。おそらく河合隼雄先生の書物を読んだ人も。同性の人物像。まるで生きていなかったような人生の反面を象徴するような。外界の知り合いの男であると同時に。夢の男性像は住む男性イメージ。影、シャドー。当事者により生きられていない心の反面。謹厳実直と違い遊び人的な。内的な影のイメージ。愛人に案内する人間。影を投影された同性の人物。嫌われている影イメージの導きで新しい豊かな。実に複雑微妙な。生きてこなかった心の反面。触れないとあまりにもったいない。夢の中で殆ど描写されていないイメージに他の可能性も。ある男として出てくるイメージは見たことが無いという場合。遊び人。個人的な影、シャドーイメージと。未知の男性をどう考える?伝説の世界の人間として異様。ある男と言ったが足しか見ていない、など。ごく一般的に普通の意味での男とセラピストが決めつけるのは問題。色々確認するのがセラピストの第一の仕事。その足は羽の生えたサンダルを履いていると、など。それこそギリシア神話のヘルメス。とても多面的なイメージ。単一のキャラではない。神を騙すことも得意。様々につなぐもの。ゼウスの子供。狡猾。アポロンの牛を返すよう命じられる。竪琴を奏でる。アポロンはヘルメスの竪琴が欲しくなり交換条件で。結局はアポロンと親友に。アフロディーテなどとも。旅人の守護神。羽のついたサンダルを。死者の国と行き交う。親和的連想も突飛ではない。随分と真面目なクライエントを女性と導く。やすやすと女性と結ぶことをしないのもヘルメスらしい。家に入ろうとすると牛のような大きな犬が。現代人の夢の中に神話や昔話のイメージを。人間に普遍的なイメージと。神話や昔話との。セラピストイメージとも捉えることも可能。クライエント、心理的症状を抱える。女性との困難か、強迫性で困難を。セラピストはクライエントの心のなかで積極的に。女性像への鍵をクライエントに渡す。クライエントの導きに応じる。トラウマを伴う母親との?夢の男性像はセラピストとの関連で。フロイトでは転移を重視。同じ男性の夢イメージでも随分と異なって捉えられる。夢の愛人像について。夢の中の男を現実の知り合いと見るように、愛人へ接触を。夢の異性像は心の中のもの?テクニカルタームやジャーゴンは意識的には使用したくないが、聞き慣れない言葉があるかも。どうして?異性像についても。男性の心の中の女性像。男性の中の女性なるもの。女性的なるものとは?母性的な?母性的とは異なる?エロス的な面が。智慧と繋がる。関係性のイメージも。宗教的な面が。女性の属性の象徴として理解すれば?夢見手は鍵を手にするが、女性の家の玄関脇には犬が吠えかかる。コンタクトを獲得するには犬を何とかしないといけない。犬のイメージやどんな犬か。放し飼いか?度々訪れれば少しずつ懐きそうか?牛のような大きな犬のイメージと。完成した夢を第三者的に解釈していくということではなくて、面接場面でもっと生き生きと生々しく感じる。より深く直接的に対話して関わっていく。牛のような大きな犬についても心理的エネルギーを。そうするとイメージ自身との関わり方が変容する。現実では心理的リビドーを傾けると時間とエネルギーなどで働きかけると関係性の変容が生じる。夢も現実も共通。牛のような大きな犬でさえ、どのような姿を思い出すことをするとイメージする力が。超現実的な。女性の番をしている、女性を守ろうとする。人類の心のイメージの宝庫から解釈を。何処かで聞いたことがある?日本の昔話には文字通り牛のような大きな犬が。女性を要求する化物。悉平太郎。探し回ると牛のような大きな犬が。飼い主に貸してもらう。女性が届けられそうになった場面を。救われた。牛のような大きな犬は女性を救出するイメージ。未知の様々な可能性。吠えかかった牛のような大きな犬。ひょっとしたら関わり方次第では援助者になる可能性が。様々な可能性が不確定に。個人を越えた文化や人類に普遍的なイメージの文脈で理解できるとすれば、個人史の枠内ではなく人類史のイメージの中で。

 

臨床心理学特論 (放送大学大学院教材)

臨床心理学特論 (放送大学大学院教材)

  • 作者:小川 俊樹,倉光 修
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2017/03/01
  • メディア: 単行本