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ヒトの繋がりと社会集団(総合人類学としてのヒト学第8回)

親族関係は突っ込んで考えないといけないかも。

 

人が社会的動物であるという意味。ニュージーランド。マオイ。固有の文化。多様な繋がりの中での自分。現代日本においての地方でも、小学校や祖先を確認し合う。家族や親戚、学校、会社、色々な社会集団としての繋がりを。社会的動物。しかし人間に限らない。チンパンジーの社会、毛づくろい。アリ。イソギンチャク、種を越えた社会性。人間の繋がりは豊か。幅がある。インターネットを通じて繋がる、葬式で繋がる。人の社会性は他の動物と一線を画する。
親族。世代を越える繋がり、親子。婚姻。一人の生物学的母と生物学的父。母子関係と父子関係と対照的ではない。母子関係の方が豊か?腹を痛めて産むので分かりやすい。授乳する母。生理的早産。新生児は未熟である。母は子が生まれた直後からつきっきりで面倒をみないといけない。父子関係には不明瞭なところが。父の役割は少なくならざるを得ない。山際。父の存在が無くても差し障りは無い?男が父親になるためには、二重の選択を得なければならない。父と母と子からなる家族の関係。父になり続けるためには二重の選択をし続けなければならない。一緒に居ることは不可能。高い地位に立つことが制度化されなければならなかった。父という存在はいかに文化的に作られたか。多様性。母子と父子。対して男女の関係を婚姻という。ある種の契約的関係、断つことが出来る。不安定化。婚姻関係は親子関係に勝るとも劣らない関係。年間を通じて生殖期。子の帰属を巡って争いが起きがち。性や生殖を統制する必要がある。全く制限がない社会はない。親族関係。親と子、夫と妻、兄弟姉妹という関係。最小の単位が家族。核家族。単位となる基礎的な家族関係。核家族の複合体、拡大。家族内に父という存在が確立していなかった民族も。家族というものは親族というものに埋め込まれている。親族と親族でないものの境界線は明確でない。縦方向にも横方向にも無限に。集団の成員が分からない。親族の特定の範囲を決める必要がある。
ディセント。19世紀から。ある個人が祖先に持つ繋がり。だいぶ遡る?祖先を想像している。枝葉状に増えていく。無数の辿り方がある。父子関係の連鎖。始祖。特定の人々だけが社会成員に。母子関係の連鎖。子孫の視点から。父系または母系。一人の男性又は女性に繋がる。祖先の性別に拘らなかったり、父系母系を選択してきた場合もある。一般的法則はない。別の原理も意味を持つ。父系の場合も女性は構成員に。記録されている場合。集団の歴史が長いと系譜上明らかでない場合もある。信念のもとにまとまる。父系。中国の漢族社会。女性も一生涯性を変えない。宗族。婚姻は他の宗族でなければならない。母系。ミクロネシア。必ずしも女性は優位ではない。母権的であるとは言い難い。子が生まれると父の性を。男性が権威を持つ。父系社会?親類。父方母方をさほど区別する訳ではない。父系は父権的であることが多い。
人類史。狩猟採集が殆ど。常に移動。血縁を基盤に婚姻関係が。農耕という形態。移動しないで暮らす。定住。親族に加えて地縁が意味を持つ。親族集団が分かりづらくなる反面、地縁の方が重視されることも。地縁と血縁の分離も。地縁に基づく地域共同体が。町内会。遠くの親戚より近くの他人。マオリ社会。多数の部族集団により構成される。領域の中心の場所、マラエが重要。話し合ったり死者を弔ったりする。アイデンティティの確認。都市化の進展。マオリが都市へ。故郷から遠く隔たる。地縁に基づく連帯意識が。マオリのやり方でマラエを。新たなマオリ文化。
社縁。多様な社会集団。宗教団体など。血縁と地縁とは違う。自発的に繋がる。結社、アソシエーション。個人の意思によるコントロールが可能。社会集団の違い。親族集団や地域共同体、活動は一つに限られない。結社の活動。目的は極めて限定的。多くを分かち合う必要はない。お互いを良く知らなくても良い。浅いけれど広く繋がる。インターネットを介した繋がり。パソコン携帯。情報を受信発信。情報縁。現実社会とは異なる人格として接することが可能。現実社会では物理的に離れて人とも接することが出来る。SNS。特定の掲示板サイトなどに集う場合、コミュニティが形成される。分裂的な存在として振る舞ってる?複数のaccountを持つ人は少なくない。簡単に色々と作り出せる。繋がること自体が目的。情報縁が現実の繋がりを強化する面もある。マオリ文化。インターネットで繋がる。故郷に関するupdateな情報を得る。
人は他者との繋がりに生きる。繋がりの意味や目的には多様性がある。

 

総合人類学としてのヒト学 (放送大学教材)

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