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日本における皇室。

令和時代?の2日目。日本国挙げての祝賀ムード。皇室への潜在的な関心の高さが伺える。新たな天皇陛下と皇后陛下は、平成と性格が違うながらも、日本国民と寄り添う姿勢を崩さないのでは、というのが第一の印象。各勢力も総じて祝賀の意を。日本共産党が即位にお祝いをするのは、過去には考えられなかったこと。まあ100%ではなくて、東京では反対デモもあった様子だけど。

天皇家は代々、少なくとも奈良時代辺りから続いている。なので日本という国もずっと続いている、というのは単純な見方で、主な権力が交代したり、群雄割拠の状態になったりしたことがある。そもそも中央の政府が地方の豪族や大名たちをコントロール出来たのかも、実は怪しいものがある。それに「日本国」の領域も現在のものになったのはせいぜい明治期からである。北海道や沖縄県は江戸期でさえ範囲ではなかったし、九州南部や東北も、領域になるまで時間がかかっている。日本国というのも単なるフィクションと捉えるべきだろう。

つらつら書き連ねたけれど、リソースとしての皇室には、国際社会に大きなソフトパワーを持つ。差し当たり皇族の方々が乗り出しても、政治的イメージが少ないままでプレゼンスを保てるのは日本に取り大きい。即位に際してなどで皇室外交を展開出来るのもメリットだろう。政治利用されるデメリットにも充分配慮する必要はあるけれど。