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調査結果を利用する(日本語アカデミックライティング第11回)

書き方を把握しておくことは、論文を読む上でも参考になりそう。

 

前回は根拠をあげる。客観的な根拠や証拠。調査。様々な。今回は調査の結果があり、それを利用する。調査結果を合理的で妥当性のある方法で。分析された結果はデータとして重要な素材に。文章の合理性を増し説得力を高める。
調査は文章の説得力を高める。データだけでは数字の羅列。意味のあるデータにして。量的調査の結果の集計など。調査票。回答の書き込み。よく分からなかったり。郵送調査や留置調査の場合は特に。点検する作業を。完全な無効票。検出して取り除く。不完全な項目を点検して改定するか無効にするか。文字型のデータ。誤字などを訂正する。通し番号を打つ。今はコンピューターの表で。有効回収率が決まる。数量的データと非数量的データが混在。具体的な数値で回答されているもの。便宜上数値に準じるもの。序数を付与される。数字が与えられているが。分位。5分位など。本来は数量化出来ないが、便宜的に与えられているもの。性別や択一性など。名前の代わりに。質的データ。質的調査のデータでなく。紛らわしいが。量的調査の場合でも数字の形をしているが、単なるグループのラベル。各分位のことをカテゴリーとして。カテゴリーデータ。有利な点が結果の分析が楽。数字のラベルで分析が容易に。余暇活動で時間がない。経済力がない、など。1から順にラベルを貼るとcomputerの集計に便宜。数値化を。連続量。職業の自由記述。農業などをカテゴリー化。年齢のように連続していて切れ目がない。20歳未満を1など。調査票の段階で最初からカテゴリーの形で示しているものも。アフターコーディング。作成の段階でコードをふっておく。回答者の負担を低減する。自由記述だけではうんざりする。集計作業の煩雑さを低減できる。プリコーディング。調査票作成の段階で。調査票作成。集計。意味在るデータに変える。平均値。変動値。標準偏差や分散。代表値と変動値を。連続量。カテゴリーデータ。カテゴリーの該当数を。相対度数。質問項目ごとの集計データ。集計表。単純集計表。クロス表。クロス集計表。単純集計表。白紙の調査票の横に回答者や相対度数を。従属変数。表頭。説明変数、独立変数。基本属性項目。白味噌と赤味噌、関西と関東。
結果がカテゴリーで得られる場合。結果が連続した量で得られる2変数の場合。相関係数を算出。EXCELなどでプログラムされている。連続する2つの変数が関連しているかどうか、どの程度か。算出方法。実際には計算の仕方よりも相関係数の意味するところを。-1から1まで。rを使う。イタリックで。+1に近いと共振性が高い。子供の体重と身長。-1に近いと逆進性が。年齢が高くなると腕立て伏せの回数が減る?順相関、正の相関。逆相関、負の相関。直線的な相関関係が見られないことも。A市住民の余暇活動。相関係数は0.6。余暇活動は収入と相関。そのくらい高いと相関が在るとみなせる?サンプル数や事象の性格によって異なる、人によっても違う。ストライクゾーンが広い人も。0.3から0.5までが弱い相関。0.6以上はめったにない。社会の現象は複雑。無数の事柄と関わる。変数間に有意な相関関係が得られても、そこから因果を導き出す事ができない。小学生の調査。母親の勉強するほど注意する頻度と学力調査の結果。有意に逆相関であったとする。因果関係を結果として出してよいか?それは正しくなる。逆方向がありがち。どちらが原因でどちらか結果とは言えない。
調査結果をデータとして手に入れる。目的があるので結果は他人が見やすい形にして提示する。独りよがりにならないように。調査結果を分析して得られて知見。理解するための根拠に。自分が理解したことを第三者に説明するために利用する。犯罪捜査に例える。様々な証拠を元に犯人を突き止めた。しかし裁判官や裁判員を納得させるのはまた別。説得力のある証拠が必要。説得。最終段階は仮説の整理をしてデータを証拠として記述する。調査の結果を文章の形で。学術的な論文以外にも。調査報告書など。しばしば混同される。調査報告書はある要素を調査結果に沿って説明する。記述の流れは調査票の順番そのもの。仮説に沿って論じるのは学術論文。証拠が必要なところにデータを。組み換えや取捨選択が必要。調査には様々な目的が。最も適当なものを選ぶ。調査報告書などと意図的に混同が行なわれる。学術論文の中身とは違う。仮説に沿って論じる。仮説が正しいか。命題を論理的に実証する。
調査結果の表現の形である学術論文。調査結果の記述の方法。データそのものが量的調査の結果なのか質的調査の結果なのか。量的調査の結果。クロス表など。予め導き出されていた命題につき証拠として。提示される表やマトリクスが絞り込まれる。結論を簡潔に表示しておく。都合のいい結果だけを使用すると批判されることも。調査の結果の部分を示して、その解説をしながら議論を展開する。調査報告書的な。冗長な印象を与えがち。グラフによる図による表記。横棒グラフなど。どんな場合に表やグラフを用いるか。特性をよく理解する。表。高密度のデータを。一見して結果を把握するのか困難。グラフ。印象的に理解できる。全体の把握も。ただ視覚的現象による誤魔化しが可能。非学術的に。再利用がし辛い。反復して読み解かれていて再評価をする場合には表が。プレゼンテーションにはグラフ。質的調査。結果の表現。記述された文章の形で得られる。論文への組み込み。データを先に示して読み解くか、議論を展開してデータを示すか。命題や議論全体が分かりやすく。スッキリするが偏って用いられているか危惧が。ありのままの状態を。素材の論理が。自己説明のみに。論旨が明瞭でなくなる。質的調査の結果には弱点。データを一括して把握しづらい。一望することが出来ない。補いものとしてチャート。フローチャートなど。どういう形で今の状態になっているかをまとめて表示。
要は習うより慣れろ。論文に数多く接する。実際に論文を書いてみる。随分大変なプロセス。調査は軽く考えられがちだが。大変と思われても困る。調査はやろうとすれば自分でも出来る。トライしてみること。

 

日本語アカデミックライティング (放送大学教材)

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