F-nameのブログ

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専制主義。

田中芳樹先生の「銀河英雄伝説」(またかよという声は聞こえないことにする)というスペースオペラがある。その一方の主人公(主人公は1人しかいないというファンは敵である)のラインハルトは、銀河帝国で専制主義の君主として善政を敷く。彼はやたらと艦隊決戦など軍事行動をとるが、そのカモフラージュcamouflageとしての側面もあると考える。まあロクでもない君主よりは明らかに優れていると作中では評価されている。対して自由惑星同盟の方は民主主義だが迷走している。どちらの統治の方が優れているかは難しい問題である。まあそれも作中では一定の評価は為されているようだ。しかし歯止めの効かない専制主義国家を止めるには膨大な血が必要なのも確かなことだと思う。