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社会移行期の障害臨床例:障害学生支援、就労支援(障害児・障害者心理学特論第10回)

コーチングの話が出たのは意外だった。

 

高橋知音。社会移行期の障害臨床例。障害学生支援、就労支援。人生において働く立場へ。社会移行期。人生の大きな転換期。良い準備が必要。中核的教育機関の大学。合理的配慮について。障害のある人の就労に関する。
障害のある人が利用できる資源。ライフステージ。教育機関。就労。利用可能なチェーン。障害があることで利用できる資源。有無に関わらず利用できる資源。一貫しているのが合理的配慮。小学校中学校高校大学。幼稚園は省略。9割以上が高校に進学。重なるところに就労。選択肢は多様。高校にも全日制などが。高校以外にも高等専門学校や高等専修学校などがある。障害のある人の場合は特別支援学校の高等部も。18歳以降は5割強が教育機関に。それ以外は就職など。特別支援教育。インクルーシブ教育で一緒に学ぶことも増える。大学は教育機関。合理的配慮やサービス。自分から利用しようとしなければ提供されない。子供本人が求めていくケースは多くない。親や支援者なども意識の転換を。障害があっても支援や配慮を必要としない、一般就労。仕事の仕方などで配慮をしてもらいながら。障害者雇用。規模の大きな企業などは一定の人を雇用することが。45人以上の企業は2.2%以降。就労系福祉サービス。就労継続支援事業所など。実施可能な作業を。固定的なものではなく、別の形態へと。
高等教育機関にどれくらい障害のある学生が居るか?障害の種類も。大学短大高専。毎年調査を。平成29年度。全学生の0.98%。学生支援機構で最新のデータを。障害の種類で多いのは病弱虚弱が。大学における支援の中心の合理的配慮。障害者の法的定義を。障害者基本法。機能の障害がある人が生活に制限を受けている場合。生活に制限を受けているのは社会的障壁があるから。試験は印刷された紙を見て解答を。視覚障害者には障壁が。物理的障壁だけではない。やり方や決まりも障壁に。試験の例で言えば試験問題を点字にするなどすると。社会的障壁。障害の社会モデル。心身の疾患や機能障害とする医学モデル。大学での合理的配慮の決定過程。求められた合理的配慮が妥当なものであるために。有識者会議。障害のある学生の。医師の証明が。根拠資料。過重な負担がないこと。教育の目的内容評価の本質を変えないこと。意思表明。本人からの申し出。意思表明の過程を支援することも。学生が合理的配慮の制度や手続を知らないことも。伝えることから始める。配慮の内容。妥当なもの。読むことに時間がかかるから試験時間の延長を。根拠を。ディスレクシア。文字を読むことの障害。根拠と成る。自閉スペクトラム症の診断では障害として読むことは含まれない。標準的な検査が難しければ実験的に試験と同じ状況を作り測るなど。心理士は根拠資料の作成で重要。社会的障壁の除去の方法があっても過重な負担があると問題。それは組織レベルでの判断。事業への影響の程度。損なうか。実現可能性の程度。体制上の制約。費用負担の程度。事業規模。財務状況などの要素を。教育の目的などの本質を変えないこと。大学のポリシーとして習得すべきものなど。大学での配慮例。プレゼンテーションとディスカッションが必須の演習で免除してほしいという申し出が。どんな配慮が?本質により変わってくる。本質ではないとしたら別の課題が可能。本質の一部なら免除は出来ない。教員と一対一なら可能というなら、教員の研究室で行うことも。学生が録画して授業中に見たり。合理的配慮は授業の本質を変えない限り様々。学生と教員双方が納得するものを。
大学における支援体制。専門部署を設置するところが多いが支援の程度には差がある。16年の調査。国立大学では4分の3以上で専門部署を。公立や私立は1割台。支援部署は名称が様々。分かりづらいかも。障害学生支援室や障害学生支援センターに加えて。専任スタッフの配置状況。専門分野。臨床心理や特別支援教育など。障害学生支援では具体的にどのような支援を?日本学生支援機構の調査。授業支援。教室内の座席配慮は負担もない。ニーズがあれば実施。実施率も高い。依頼文書の配布。授業担当者に依頼。学生にとっては安心して配慮を。実技実習配慮。とりわけ学外の施設を利用する場合は様々な問題が。学外の実習機関では利用者と。患者や子どもたちに配慮は求められない。受入機関と打ち合わせを。出席に関する配慮。発達障害や精神障害。体調の不安定さで配慮が。特定の障害がある学生に対し多く提供される。聴覚障害の。補聴器、ノートテイク。パソコンテイク。聴いて理解しきれない部分について文字で。視覚障害の。教材の拡大、教材のテキストデータ化。学生が自宅のPCで読み上げ。授業以外の支援。専門家によるカウンセリング。発達障害や精神障害の割合が高い。肢体不自由などでも低くない。身体的な不自由のカウンセリング。居場所の確保、休憩室など。実際にはこの障害だからと簡単には決まらない。一人ひとり状況は異なる。授業にもよる。学生のアセスメント、授業などの情報共有。充分な意見交換が必要。
合理的配慮もその他の支援サービスも学生本人が申し出ることが基本。就労の場面でも自分で求める必要。自ら支援要請の力を。自己理解を進める。自己決定の機会を持つ。自分の得意不得意を知る。上手くいく工夫を。実際の経験とつなげて時間をかけて。先回りすることは避ける。失敗にも意味がある。何故上手くいかなかったかなどを一緒に考える。自己決定についてはいきなりではプラスの決定が出来るわけではない。最初は選択肢を提示して一緒に考える。自分で選択肢を考えて良い点悪い点を。段階的に。支援要請の力を。コーチングを。問いかけを中心とした。ADHDの患者をアメリカでは対象に。コーチング・セッション。課題どおりに出来ることを。課題やレポートを。どのくらい時間があるか締め切りを書き出す。一番良い時間を。予定表を作って時間を確認。全部の活動を書き込む。確実に習慣をつける。今日から?先に伸ばす理由はない。まっすぐ図書館に。読解が出来る。きちんとやれるようコーチを。実際にやれる自信がないので確認を入れたい人も。進捗状況やEメールや日記を。報告が役に立つ人もいる。実行しやすくなる。Eメールで報告。何らかの理由で届かない場合は連絡を。忘れているということ。Eメールの内容は?もしやっていたとしたら?明日は?計画通りにやっていなかったら励まして欲しい。改善の質問を。フィードバックをはっきりさせる。カウンセリングとは違う。多くの質問を。結果の確認方法も。助けの仕方まで自己決定。発達障害の学生で母親が協力。大学進学を希望し受験入学などを。母親が協力しているが最終に本人に。やれるようになる支援を。ノートが取り切れない。集中すると書けない。書くと話が耳に入らない。20ほどの研究室を。事前に講義資料を。対応は様々。結果得られたもの。多くの先生に支援要請を。特性要請の実地を。それが重要。誰にいつ何を支援要請をするかを。

 

障害児・障害者心理学特論〔改訂新版〕: 福祉分野に関する理論と支援の展開 (放送大学大学院教材)

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  • 作者:大六 一志,山中 克夫
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2019/03/20
  • メディア: 単行本