知的障害を持たない子供にも当てはまることではと。
佐藤愼二。知的障害のある幼児児童生徒の理解とその支援。まず困難さ。学校教育や支援の大切なこと。
知的障害とは。国際的な定義。3項目。明らかに平均以下の知的機能。読み書き計算。言葉だけで考えたりイメージしたりするのが苦手。社会的行動に支援を要する。日常生活などの社会生活に支援が必要。18歳以前から。発達期の障害。認知症と区別。以上の3項目は国際的定義を。日本では一般的定義は示されていない。各法律で。教育の世界。学習指導要領解説。一般に認知や言語に関わる知的機能の困難さ。他人との意思交換が困難。適応能力の困難。生活全般でも。知的能力とコミュニケーション能力と適応能力が困難で支援が必要。認知的側面の困難さ。思考力などの困難。学校で教科書を使う。テキストと声で。知的障害がある場合はそレが苦手。抽象的物事を考える力。目の前にないことを。抽象的イメージやそれに基づく行動が。年齢や生活経験に違いはあるが、通常の学習内容方法では困難な場合が多い。言語やコミュニケーションの困難さ。表情を通してなど。言葉などで伝える表現力。表現などを受け止めることに困難。読んだり書いたりの困難さ。授業風景。通常の学校教育の対応で理解しづらい。具体的体験を通して支援を。社会的関係理解についての困難さ。距離感が取れなかったり。不自然な行動をしてしまう。社会的行動面でも困難。具体的に丁寧に支援を。年齢や生活経験により違ってくるが。運動面でも遅れが目立ったり。感覚知覚面の困難も。何処で苦労しているか寄り添う。言葉にないことを。成功体験が少ない。出来ないと言ってしまうと教育にならない。何かに困っている子供と考えて具体的支援を。出来る手応えや自信や前向きに。変わりうるという視点を。
知的障害のある子供の理解。障害をなんとかしようとするイメージが。障害に対応するのは必要。まず確認したいこと。子供ならではの当たり前の思いに寄り添う。学校に期待すること。毎日が楽しいこと。手応えと満足感を分かち合いたい。障害があるなしではなく、出来なさの克服のためではない。自立や社会参加に向けた主体的取り組みを支援。自分で取り組む前向きな気持を。ニーズを把握して改善克服するために必要な視点を。持てる力を高める。良さや出来ることに目を向けて伸ばす。日常生活や社会生活の中で。書かれているのはシンプル。障害による学習上生活上の困難を克服して。障害克服ではない。学習上の特性。知識や知能が断片的になりやすく応用できない。経験が不足しがち。実際的具体的な指導が必要。抽象的指導より効果的。教育的対応の基本。10項目。望ましい社会参加を。習慣が身につくように。職業教育を重視し態度などを。具体的活動を中心に据えて実際的状況下で。自立と社会参加に向けて子供の姿を受け止める。日常生活で出来ることなどを丁寧に確認し手立てを見極める。働く力などの実際的で具体的力の観点から理解を深める。支援が可能に。支援との関係での理解。出来ないことを探そうとしたら沢山。教育にならない。力が湧いてこない。期待するから伸びていく。持てる力を発揮。出来ないことを障害の責任にしない。子供を理解する必要が。子供の行動と表現。どのように。子供の力、個体要因。授業づくりの支援。掛け算されることで行動が成立。子供の行動=子供の力×支援。支援が良くなれば行動が良くなる。具体的に。個体要因。得意、好きなこと、出来ることなど。どの子供も苦手や困難さを抱える。寝不足など生理的要因も。支援要因。活動が面白いか分かりやすいか。教育の良し悪しを決定する。主体的に取り組むことを目的にするために。補助する道具や教材の工夫などを。人的要因。教師の指導も。学級集団の雰囲気など。掛け合わされる要因が不適当なら行動は良くならない。支援の実際。得意な部分を発揮できるように。力は容易に変えることは出来ない。支援要因は教師の努力次第で変えられる。教育の醍醐味。正直なので行動も良くなる。味方になって支援を変える。仕事は子供を変えるのではなく。奢るのではなく。支援を変えて行動を良くする。支援が適当かを見極めることが必要。
知的障害の子供への援助の観点。学習上の。指導要領には具体的な指導が必要で効果的。知的障害教育の。通常の授業と違う。実際の活動を通して身につきやすく。学んできたような教科は?実際的具体的な。それを踏まえて独自の教科が設定。知的障害の特徴や学習上の特性を踏まえて必要な態度などを身に着けるように。通常の教育の教科と別に独自の教科を。学習指導要領解説では生活的な狙いを。生活に即した内容を段階的に指導。自立と社会参加を目指す。領域と教科を合わせた指導。各教科等を合せて指導。国語や算数などを一緒に合わせて指導。合わせることが効果的。従前、日常生活の指導などを。生活単元学習など。独自の教科が用意。領域と教科を。作業学習。畑で野菜を。駅のコンコースで販売。物を作り。国語や算数が関連。様々な教科の内容が合わさっている。教科別よりもより生活的に具体的に。その方が効果がある。生活の生活による生活のための教育。自立と社会参加を重視する目標などを重視する独自の教科が。より生活的に展開。
自主的主体的に取り組むことの重要性。微分積分。今でもサインなどを使いこなせる人は多くない。それを使わないから。使わない力は身につかない。子どもたちは力を繰り返すことで力を高める。部活動。繰り返し練習をしてどんどん上手くなる。教育で大切なのは自主的主体的に取り組み力を使うこと。支援の原則は力を使いたい環境を作ること。自分から目を輝かせて。やってみたら上手くいったので繰り返しやりたいと。自主的主体的に取り組める環境を。
幼児期から卒業後。個別の教育支援計画が。幼児期からあるかは地域差が。精一杯応援するという意味で計画が。障害の告知により親は不安や戸惑いが。乳幼児期は親を支えるのが子供を支えること。安定した家族環境が必要。保護者が前向きになり具体的手立てを。入学前の支援が極めて重要。出口の支援を。進路の支援、学校生活の発展が社会生活に結びつくように。中等部高等部は作業学習で働き移行を。働く生活の連続性。さらなる自立と社会参加。福祉分野一体となる。間口を広げる。福祉的就労を。
親は一生、教師は一時、勤務経験がある。保護者から教えてもらう。この1年に期待していると。皮肉としても使われる。親のことは教師に分からない?娘1人を残して家を空けることはない。教師の一時に意味はないというわけではない。卒業して7年。たどたどしい言葉で。しかし学校は大好き。1週に1回卒業アルバムを。母校と言う言葉の意味を。二度と戻ることは出来ない。どんなにいい先生や友達がいても。戻ることが出来ないから母校。卒業して7年しても戻りたいと思わせてくれるのも学校であり先生。教師という仕事はかけがえのない仕事。
学びにくい子へのちょこっとサポート 授業で行う合理的配慮のミニアイデア (特別支援教育サポートBOOKS)
- 作者:佐藤 愼二
- 出版社/メーカー: 明治図書出版
- 発売日: 2019/04/11
- メディア: 単行本