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「チームとしての学校」と校内支援システム(特別支援教育総論第14回)

困り感を抱える児童生徒はここ最近増えているように感じられる。先生方や周囲の社会資源としての専門職の方は大変だろうなと思う。

 

加瀬進。校内支援システムとチームとしての学校。前半では重要なポイントを。宮下佳子先生と対談。
小学校を想定。様々な困難の子どもたち。対象は大きく超える。特別支援教育の実践。小学校3年の授業風景。校内支援システム。困り感を放っておかないための仕組み。システムのキーパーソン。特別支援教育コーディネーター。多忙化の中で公務の一部として。多忙化を解消して一丸となった教育を。チームとしての学校。始まったばかり。
特別支援教育コーディネーターの役割。チームとしての学校。校内支援システムの概要。特別支援教育コーディネーターの役割。17年3月の文科省の教育支援体制整備ガイドライン。11の項目。学校内の関係者。支援者や専門スタッフ。専門家チーム。LDなどの判断、教育への助言。教育委員会に。巡回相談員。橋渡しをする専門職。個別の指導計画や支援計画。04年1月のガイドラインの試案で提起された役割と比べると。1日24時間365日の暮らしを支援。中心的役割は学校プラットホームを。教育ニーズを把握して。専門職との連携。チームとしての学校。何故チームであることが?05年12月。チームとしての学校の在り方についての答申。4項目。新しい時代の子どもたちに必要な資質能力を育む。多様な人々と繋がりを保ちながら開かれた。生徒指導や特別支援教育などの課題の複雑化。教員の勤務時間の長さ。チームとしての学校を実現する3つの。チーム体制の構築。マネジメント機能の強化。どんな学校をイメージするか?子供に対して左側に学校教育、社会教育、家庭教育など機能を配置。社会教育。補助的支援。登下校の支援など。学校教育と家庭教育との連携的支援。情報共有等により相乗効果を。協働的支援。人などが寄り添い支援。networkによる地域創生。教育支援人材。社会教育。登下校の安全管理。専門職員が授業に参画。社会教育施設のプログラム作りなど。家庭教育。保護者。直接的行為。一貫性を担保。PTAなどの補助的役割。健康支援などと連携する主体的当事者。健康支援、社会福祉。協働的支援。心の安定を、生活環境の整備。学習のレディネス作り。担任業務に対する補助的支援にもなる。用語の定義は抽象的になるが、子供の力を高めることと。特別支援教育コーディネーターはチームとしての学校のなかで教育支援人材と連携しながら中核的役割を。対象は多様な子どもたち。9つの類型。実像は幅広い。生活体験の格差に繋がる経済的格差。役割の脆弱さ。どのように支援を。特別な教育的ニーズ。個性としてのニーズ。学校が資源を使って個性としてのニーズを充足できるなら良いが、特別な教育的ニーズを持つ子供も。聴覚障害の学生。音声言語で行われるので、ノートテイカーがPCで聞き書きしてタブレットに送信。講義内容を把握して学習に支障が少なくなる。医学的に定義される障害のような個人因子だけでなく、環境因子としても。子どもの困難と個人因子、環境因子。延長線上に、特別支援教育からの新たな展開が。校内支援システムとは?子供が不公平感や孤独感を持つことがないよう。授業を受けることが出来る。多様なクラスメートを受け入れる基盤がある学級づくり。スクリーニング、アセスメントと支援方法の検討。支援の実践。支援の評価。このサイクルを。ある小学校が校内支援システムの4つのステージ。学校長のリーダーシップにより分かる授業づくりを。校内に広報。全児童のスクリーニング。学習行動面の。全児童の20%に支援の可能性。個別に配慮が必要な児童。発達検査などの情報収集を。個別に支援プログラムを。実践を展開し評価と見直し。グループ。様々なニーズ。通常学級を前提に。学級担任のみならず校内資源を活用。著しい学習の遅れ。外部の専門家を交えた相談支援。校内支援システムの構築。放っておかない学校。細やかな指導が可能に。しかし家庭資源や社会資源の開発、地域づくりが課題として浮上。
スクールソーシャルワーカー。スクールカウンセラー。東京都独自の。それぞれの仕事。スクールソーシャルワーカーの仕事。福祉的観点からサポート。学校で困っている子供が何に困っているのか。背景に何があるのかをアセスメント。どうしたら解決できるか。安心して学校生活がおくれるよう具体的に支援。スクールカウンセラー。しんどさを抱えている子供や保護者、カウンセリング。学校の先生にも。東京都が16年度から特別支援教室を。相談員。見立てをして状況を把握してもらう、支援方法の助言を。児童生徒に寄り添う支援。社会的自立のための学校教育の意識を。専門職としての専門性。研修などで理解と協力を求める。巡回相談心理士。かなり多様な観点で。クラスの情景。授業参観で見えるもの。学校の先生方と専門職がチームを組んでの実践例。発達障害の事例。学校生活の中で苦戦を強いられる。拘りの強さ、感覚過敏。集団の中で合わせるのが難しい。思い通りにいかないとイライラ。特性からくる学校生活の苦しさの解消。学校の中では難しい。専門職と協力をしてサポートしていく。うまくいかないと二次障害に。不登校に。どのように見立てて支援をしていくか。発達障害。医療機関と繋ぐ。学校がするのは難しい?とてもデリケートなこと。保護者にとっては戸惑いが大きい。ADHDで多動、衝動性が高くて離席したり、学校を飛び出したり。学校がいきなり病院に行って薬を飲めばうまくいくと伝えるとトラブルに。これまでの事例を考えて相談してみればよいのではと伝える。少なくとも情報提供を。医療機関と連携できるように。合理的配慮。学校の中で個別的支援。マイルールで生きる発達障害の子供。学校にも合理的配慮が求められる。しかし何が出来るか。字を書くことが難しい子供にタブレットを。学校現場では無理なく継続できることが大事。どの先生でも出来て、どのような障害でも可能なスタンダードな支援を。二次障害としての不登校。不登校の事例。年々増えている?低年齢化。小学校にも増えている。理由や原因はなかなか分からないことが多い。引きこもりに。年間30日以上の休み。不登校の原因を明らかにするよりも、出来ることにフォーカスを。人間関係や授業。家庭環境の変化など。不登校になってからnetに依存することもある。外部の機関と連携する場合に、適応児童教育やフリースクール。適応指導教室。不登校の中でもごく一部。不登校の中でもエリート。家族以外の人と関わりを。ゆっくりでも学習を。具体的な支援に繋ぐ。先生方が求める具体的支援は?不登校の場合には家庭訪問をする。学校経営の方針にもよるが、毎週1回訪問することも。家庭訪問だけがサポートの仕方ではない。声掛けのタイミング。子供がどういう状況にあるかを理解してもらう。追い詰めるような強い働きかけをすると子供に負担が。学校一丸となったチームに育て上げる。校長のリーダーシップが必要。文科省は校長の責務として5つの。リーダーシップを発揮する。体制の整備と取組。将来に大きな影響が出てくることを自覚、など。校長先生のリーダーシップは重要。最高経営者と最大責任者。とても大きな影響力。基礎学力や社会性を身に着けて自立を。特別な支援を必要とする子供は苦戦している。学校を経営する時には校長の理解が左右。校内の支援体制づくりや保護者との連携。専門職や医療機関との連携。校内研修の開催。アクティブ・ラーニング。主体的対話的深い学び。特別支援教育に関するアクティブ・ラーニングを。チームには3つの類型。タスク・フォース。期間限定。チーム。長期にわたり協働し合う。クルー、緊急事態に対する。それぞれ専門性が違うのが大きい。困り感をアセスメントする時に大きくズレが。個人の力量や価値観も人それぞれなので、知恵を出し合うチームとしても難しい。子どもの問題行動についてのケース会議。担任が混乱した状態に。行動をアセスメント。見立てや手立てを伝える時に、コミュニケーションの問題や愛着の問題など異なり収集がつかない。困り感だけを共有してしまう。それぞれの専門性に折り合いをつける。目の前の子供が安全に生きるためのチームとして、やりっぱなしにしないことが大事。うまく支援できているか、良い変化が見られるか、などの振り返りを。専門性の違いを主張しすぎない。生活諸領域のニーズへの対応。スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー。子どもの問題行動や困り感、連携に困る。家庭は大きな壁に。学校は家庭に踏み込めない。困っている子供は勇気を出して相談したのに何もしないという不信感を。専門家につないで欲しい。発達障害には特別の支援が必要。困っている行動は子どものSOS。現実には不足する社会資源の開発などが大きな課題。

 

特別支援教育総論 (放送大学教材)

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