どうしても後回しにされがちな課題であると感じている。インクルーシブ教育的なものは私の子供時代にもあったけれど、成果は蓄積されているのだろうか。
安藤隆男。肢体不自由教育。これまでの成立と発展。現状と課題。肢体不自由の定義と実態。歴史と動向。教育の課題。丹野傑史。戦前から戦後にかけて公明学校の役割を。東京市立。今日に通じる課題を浮き彫りに。
肢体不自由の定義と実態。筋弛緩。原因となる病気。肢体不自由児や肢体不自由者の実態。肢体不自由児者。肢体不自由の定義。何らかの原因で骨などが損傷することで永続的な運動の障害を有する。昭和25年に学会が定義。肢体の機能に不自由が。学校教育においての定義。文部事務次官通知。昭和28年。判別基準。体幹と四肢。不自由でそのままでは支障をきたす。養護学校や特殊学級が。昭和37年に通達は失効。肢体不自由の筋弛緩。運動の障害。姿勢運動機能を支える組織の損傷。骨筋肉など。骨の疾患。骨形成不全症。骨の成長が侵される。骨折しやすい。身体のみでなく諸側面に影響。思春期以降は比較的安定。関節の疾患。先天性股関節脱臼。生まれながらにして脱臼しやすい。股関節にあると痛みとなる。筋肉の疾患。進行性筋ジストロフィー。様々なタイプが。最終的には体幹部に及ぶ。神経の疾患。ポリオと脳性麻痺。ポリオ。ウイルスが炎症を起こし麻痺を。脊椎レベルでの神経疾患。脳性麻痺。非進行性の病変が。受胎から生後4週間。周産期の原因が多い。様々な随伴障害が。知的障害など。病型。アテトーゼ型、痙直型など。複数の病型を。混合型も。肢体不自由児者の実態の調査。在宅の。300万人以上。5年間で23万人増加。肢体不自由が半数。内部障害、聴覚言語障害が次ぐ。重複障害が増している。内部障害などとの組み合わせ。肢体不自由の原因疾患。脳性麻痺。脳神経疾患。神経疾患が圧倒的。肢体不自由児の実態。児童生徒数の増大。文科省の資料。昭和60年からのデータ。重複障害は30%から40%。
肢体不自由教育の歴史と動向。萌芽。発展。転換。萌芽期で整形外科医が。高木憲次。東京大学の教授。昭和7年の公明学校。肢体不自由療育指導の父と。柏学園。大正10年に。主として脳性麻痺児を対象に。整形外科的医療などを。民間施設として。先導的役割を。公明学校。最初の公立の肢体不自由学校。小学校令に基づく各種学校。普通教育や看護婦がマッサージなどの治療訓練を。戦後の発展。肢体不自由養護学校の。養護学校は昭和22年に規定。しばらく整備はされなかった。きっかけは昭和31年の特別措置法。財政援助が。整備が進められる。肢体不自由養護学校は昭和44年に全都道府県に。就学義務や設置義務を。養護学校の義務制。整備される過程で障害の実態。肢体不自由養護学校に多く。脳性麻痺児とポリオ児。両者合わせて40%。ポリオは昭和30年に大流行。予防接種で激減。結核整骨関節疾患児。ワクチンの開発などで殆ど居なくなる。脳性麻痺児の割合が高くなる。障害の重度化複合化に。重度の障害を持つ者が多く就学。肢体不自由養護学校では在籍率が。児童生徒の筋弛緩。中枢神経系が大半。多くはてんかんや知的障害を伴う。呼吸など生命維持の機能に障害がある児童も増加。
学校間で教育の差が。学習指導要領の制定と教育課程。昭和38年に学習指導要領肢体不自由教育編が示される。自力で通学できる児童が対象。機能訓練が教科に位置づけられる。言語の訓練など。実施には医師の指導の元で、医療色が強い。機能訓練に代わり養護訓練が。幅広い内容に。教師が主体的に。教育活動を強調。養護訓練の指導のあり方は大きな課題に。
特別支援教育制度への転換。特別支援学校。複合の障害を対象に。併置型が増える。インクルーシブ教育システムを導入。肢体不自由児は増加傾向。特別支援学級や通級による指導。教育的ニーズは何かの検討が喫緊の課題に。
戦後の草創期の昭和20年代から公明養護学校の役割。丹野傑史。開校は昭和7年。2校目は昭和31年。気体や役割は大きい。研究会や会議は殆どが公明養護学校を会場に。教員養成の役割も。教員養成の大学もなかった。具体的に講習の話を。その内容。医学的なものが多い。教育的内容。校長が概論や指導方法の。公明養護学校の教員が。講習会を受講していた人。小中学校の教員。学生は対象ではなかった?学習指導要領の作成にも?殆どなかった。学習指導要領は昭和38年に。昭和32年の盲学校などの。障害における配慮事項を付け加える。医療分野が多い。当時の作成に関わる医療関係者の。当時の公明養護学校の取り組みから。子どもたちなどの環境が異なるまで一様の比較は難しい。参考にされる存在。教科指導の前段階の指導があると考え遊びなどを体系化。幼児教育や医学的内容などを取り入れる。強い使命感を持つ教師集団。柔軟性を。
肢体不自由教育の課題。児童生徒の障害の重度化複合化。重複障害。01年の調査。小学部においては半数の児童生徒が自立学習の学習過程を。10%は準じる。幅広い。実態に応じた学習計画が。呼吸などの生命維持に関する障害の児童も増加。医療的ケアのあり方を検討。平成16年度に日常的医療の検討を。痰の吸引などを、教員の医療的ケアが。肢体不自由学校が圧倒的に多い。障害の重複化や重複化。教員間や医師看護師との情報共有。専門性。外部との連携の重要性。障害の状態により必要により専門家の助言を。主体となる教師の専門性に基づき自立活動の指導を。関係者との連携で。個別の指導計画。小学校の学習指導要領で。地域の小学校等で関心が高まる。通常の学級担任。自立活動について充分な知識を持っていない。見通しを持つことが困難。まずは校内の特別支援学級の担当者などの支援を。学外からの専門化の支援を要請。成果を積み重ねており活用を。肢体不自由児の。通常学級で学ぶ者も。支援員の充実。専門的知識が無いものも。様々な随伴症状がある。認知の障害なども。見えやすい運動障害の影になり対応しづらい。支援員がつくことで任せてしまう実態も。特別支援学校では必要な助言援助を。地域支援は基本的に通常学校からの支援要請が。地域のセンター校としての役割も求められる。