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某都議会議員の辞職と都民ファーストの会の不誠実。

6昨晩の18時過ぎから某都議会議員が記者会見して辞職すると明らかにしたのはニュースで見た方も多いだろう。恐らく批判しない人間は居ないのではないかと思うし私も同意見なのだが、今になり非難しても仕方がないので違う観点から書いてみたい。今回の無免許運転での当て逃げ事故は都議選の投票日の2日前のことであるが、これも含めて少なくとも7回ほど現職の都議会議員でありながら無免許運転をしたそうである。このこと自体が尋常なことではない。警視庁絡みの案件を審議する人間がごく基本的な交通法規を無視しているのだから。昨日の記者会見で某議員はかなり憔悴しているのが伺えた。もしかしたら体調不良は大嘘とは言えないのかもしれない。しかしあまり正常な意思決定が出来るような状態とも見受けられない。こういう人間は無免許運転をしたかどうかに関わらず議員を続けるべきとも思えないので辞職されるのは当然であるが、無免許運転を何度も繰り返す時点で既にどうかというレベルの話である。

後はなぜ4ヶ月も辞職を先延ばしにしたのかがよく分からない。本人が正常な意思決定が出来る状態ではなかったから辞職が昨日になってしまったと考えることも出来るが、辞職した某議員本人だけの問題だろうか。公職選挙法112条5項により、選挙日から3ヶ月以内に辞職したときは法定得票数を得ていた次点者が繰り上げ当選となる(今回の板橋区の場合は次点の自民党の河野雄紀氏が該当する)。ところが3ヶ月を超えると繰り上げ当選にはならず原則として欠員のままになる。辞職した某議員が所属していた都民ファーストの会は早々に除名してそれで済ませていたのかもしれないが、自民党の候補者が繰り上げ当選になるのを嫌がって放っておいたという見方も出来る。というか私が河野雄紀氏の支持者なら間違いなくそう見做す。この点でも板橋区の住民は怒って良いのではないかと思う。