最近にお亡くなりになられた瀬戸内寂聴氏先生は小説家として、また源氏物語の翻訳者として名高いが、2007年から日経新聞の土曜版に「奇縁まんだら」というエッセイを5年間連載されていた。著名人たちとの交友を滑稽にまた描いていて当時は楽しみにしていたのだが、こんなに明け透けに描いて後は大丈夫なのかとも感じたのを記憶している。まあ寂聴先生の人徳あらたかというか。日経新聞の連載が終了しても作家活動などに精力的であったのが印象的である。先程お亡くなりになった石原慎太郎先生もそうであるが、一旦作家になってしまうと、人生は作家の人生であるのだろう。