F-nameのブログ

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G20の総括(遅い?)

G20も無事に?終わった。目立った成果が無かったように外からは見えなくもないが、各国の首脳が同席すること自体に価値があるのだろう。相互理解に繋がる。米中間の対決が煽られがちだが、幾ら嫌いでも同席すれば意識せざるを得ないし、ついでに会話を、という流れにもなりやすい。特に経済面では相互依存しているし、日本企業が中国で生産しアメリカで販売することにも影響がある。お互いに妥協点を探るしかないのだろう。

結局、日韓の会話は殆ど無かった模様。どちらかが避けたかったのか、それとも双方なのかは知らないが。米中関係以上に日韓関係は喧嘩モードになっている。断交すべきだという記事は呆れるほど氾濫状態。そんな選択肢は現実にとりようもないのだが。それでいて日韓の間を大量の観光客が行き交っている。まあ対決ムードに一々付き合う必要もないのだけれど。

ロシアの対外政策(2) アジア諸国との関係(ロシアの政治と外交第12回)

対日関係への言及は殆ど無かった。日本にしてみたら北方領土問題が全てのネックになるのではと考えるが、ロシアはあくまで北方四島に拘るのだろうか。

 

ロシアは全体として欧米諸国の協調主義からユーラシア主義へ。同時多発テロで改善に向かったが、対立へ。アジア諸国と結ぼうとする動き。欧米諸国と対立する政策の強度が問題。
ロシアは歴史的にはヨーロッパ・アメリカを意識。1810年に外務省アジア局。外務省の本流は欧米諸国。アジア局は傍流。19世紀の初頭の関係は?オスマン帝国、ペルシャ帝国。清朝。既に弱体化。支配地域に勢力を浸透させることが出来る。しかし列強はロシアと対立したり強調したり。黒海からバルカン半島へ。53年のクリミア戦争。ロシアは大敗。77年からの露土戦争。清朝の関係。57年にアロー号戦争。英仏が特権。清朝にアイグン条約。義和団事件後、満州を勢力圏にしようとしたが、日本との戦争に。満州方面でも勢力圏にすることが容易ではなくなった。中央アジアへの進出。60年台にはペルシア帝国を攻撃。中央アジア全体を版図に。イギリスがインドを脅かすと思い、アフガンへ派兵。グレート・ゲーム。その後は第一次世界大戦までイギリスロシアの関係は安定。相互に制約し合う。意識の内にヨーロッパ文明、キリスト教文明を周辺に。ロシア革命後のソビエト・ロシアは?弱小国や植民地を助ける姿勢。呼びかけはアジアに反響。次第にアジア諸国はソ連の主張を受け取らなくなった。トルコ共和国は共産主義革命を恐れる。イギリスやアメリカに接近。NATOに加わる。中国。ソ連と友好関係に。国民党と共産党の支配者はソ連と協調。中ソ友好同盟条約。中ソ友好同盟相互援助条約。仮想敵国は日本。第二次大戦が終わる。共産党は50年代まではソ連と協調。69年には国境地帯で武力衝突。ゴルバチョフのもとで和解。インドとの関係を深める。インドと中国では武力衝突。明白に中国を意識。基本的にアメリカとその同盟国に敵対。しかしアジア諸国と必ずしも友好関係になかった。アフガン侵攻で、モンゴル、ベトナムなど少数に。軍事援助に依拠。
全体とするとエリツィン大統領はゴルバチョフの姿勢を継続。国境問題を解決する姿勢を維持。中国についても。96年の外相はロシア中国インドの三角関係。99年に議定書。3つを除きそれ以外の島の領土の確定。08年に全ての領土問題を解決したと声明。日露間の領土問題の交渉。ロシアはエリツィン大統領の強い指導下で日本と接近。しかしエリツィン大統領は日本の提案を拒否。ロシアでは金融危機が。ロシア指導部は中国との将来の関係を考える。交渉力がロシアに有利になるとは考えづらい。日本の経済状況。アメリカとの関係は良くはない。NATOの東方拡大。あくまで憶測だが。90年代のロシアと中国。対中政策だけではない。インドとの関係。エリツィン大統領はインドを訪問。三国関係を維持。インドを利用して中国を牽制することはしなかった。ロシアの北朝鮮に関する政策。最低の状態から。韓国と北朝鮮に等距離の姿勢。99年の友好善隣条約。同盟関係ではない。敵対関係を作らない。経済環境の促進を。貿易関係。トルコとは貿易拡大。イランとは原子力は困難なのだったが貿易は拡大。ユーラシア主義へ。イデオロギー的変化。
プーチン大統領登場後は?明らかにロシア外交を活気づける。欧米諸国の経済援助に頼る姿勢を払拭する。第一期の4年で各国に頻繁に訪問。非常に精力的に大統領職をこなす。人気の重要な要素。沖縄のG8に。再び日本に。早くからエネルギー資源に注目。輸送ルートにあるトルコ。カスピ海周辺に位置。要の国家。90年代にパイプライン、03年に完成。関係に大きな意味。欧米諸国はエネルギー価格の高騰に向けて、ロシアを通らないパイプラインを。バクーからの石油パイプラインが。アゼルバイジャンはロシアを通さずにトルコや欧米に。天然ガスについても同様に06年に完成。トルコからパイプラインを。カスピ海からウィーンに。ナブコ計画は立ち消えに。00年半ば以降、エネルギー政策の対立。トルコはどのように振る舞ったか?ロシアとの経済関係を重視。貿易額の増大。14年にウクライナを巡った対立でも姿勢は維持された。対露経済制裁には加わる姿勢を見せていない。NATOの一員であることを自覚する?90年代以来の努力が実りつつ在る。ロシアと中国とは?01年6月には上海協力機構。領土問題も順調。同時多発テロが起こると、プーチン大統領はアメリカとの関係改善に。アメリカ軍の中央アジアへの立ち入りの許容。中国側の思惑はプーチン大統領を成約せず。しかしながら貿易額は増大する。05年では中央アジアのアメリカ軍に撤退期限を示すように。しかし中国はトルコと異なる。ゴビ問題。中国での勢力を脅かす?中露間の関係は緊密?外部の国が民主化の圧力をすべきでないという点では同様。中国の経済発展にはエネルギーが必要で、その点ではロシアにも望ましい。パイプラインの支線。ウクライナ問題。ロシアと中国は、天然ガスの輸出に合意。中国への接近を強めている?ロシア側にとっては問題を孕む。中国にとって欧米諸国と対立することはどうか?中国にとって大切な輸出先。中露両国の信頼関係の問題。長い国境を共有する問題。中国とロシアの国力差が拡大した時に、国境問題を蒸し返す?同盟関係が出来るとすれば、中国が欧米諸国支配を覆したいということからか?トルコと同様の立場を。ロシアにとり悪くはない。中国とトルコはロシアに重み。欧米諸国との対立については更に。日本との関係。大統領国後島訪問。プーチンは日本との交渉に反対しない姿勢。インド。アメリカと中国と関係を改善。BRICsの首脳会談をロシアで。その後持ち回りで。国際経済の構造の変更を。IMFは発展途上国に耳を傾けるべき。ロシア経済はBRICsの中でも見劣りする。

 

ロシアの政治と外交 (放送大学教材)

ロシアの政治と外交 (放送大学教材)

 

 

破廉恥。

永井豪氏の漫画作品に「ハレンチ学園」というものがある。テレビ化もされて、発表当時はかなり物議を醸した。あいにく私が幼児の頃の騒ぎでリアルタイムには分からないが、10年後くらいに漫画を読んだが、何処が問題なのかはイマイチ理解出来なかった。ただ破滅的な結末だったことを覚えている。学生紛争の影響だろうか?まあ今とは破廉恥の基準が違っていただろうし、どの媒体に掲載したのかの問題もあったかもしれない。今やエロ絡みのコンテンツはネットが主流になった。時代の流れか。

問屋さんのドライバー。

今日の朝に職場に着くと、問屋さんからの商品が山と積まれている。月曜にしては珍しい。一昨日の土曜には問屋さんが休みで、荷物が無かったからだろう。まあ、沢山売れた分が来るので、有難いと考えなければ。昔は日曜しか問屋さんの休みは無かったのだが、一定程度は土曜も休むようになった。そうしないとドライバーの労働環境も良くならない。小売業の場合、問屋さんからの商品が来ないと商売が出来ない。そして配送はドライバーの手によるしかない。ショッピングをする時には意識はされないけれど。忘れがちだけど感謝の意を。

オープニングアップ(社会心理学第11回)

自己開示するにも相手は必要なのかも。まあ日記にコッソリ書くのも効果はあるだろうけれど。

 

ベネベーカーの「オープニングアップ」。社会心理学には、臨床社会心理学がある。ストレスやトラウマを如何に克服するか。精神的健康を守る手段としての自己開示。非常に社会心理学的。ベネベーカーは自分を社会心理学者と説明している。自己開示。自分の気持や経験などの情報を他者に伝える。相手に自分を良く見せようと思ったりもする。社会心理学では自己提示と呼ぶ。自分のありのままを、他者に打ち明ける、自己開示。告白、に近いかも。精神的健康、ひいては身体的健康にどのような影響を与えるか、の研究。数多くの成果が紹介されている。
自己開示。自分の生い立ちや経験などプライベートな情報を打ち明ける。社会心理学では自己開示と呼ぶ。社会的コミュニケーションの一環として、循環的な関係がある。お互いに自己開示を繰り返すことで、互いに親密になる。二人の距離が縮まる。しかし効果はそれだけにとどまらない。健康状態や適応状態が良くなる、元気になることを実験で明らかに。自己開示をすることでどのような影響があるか?
個人的な情報を提供する。よく行われている。辛かった経験については誰にも話さずに生きてきた、という人も。忘れたい、という思いが。軽蔑されるかも、と胸の中に仕舞うことも。しかし、大きな不安となる。過去に辛い体験をして、自己開示をしなかった人ほど、様々な身体疾患になる可能性が高まる。抑制し続けてきたことが体調不良の原因に?多くの実験を。83年11月の最初の実験。過去のストレス経験やトラウマ経験について、健康にどのような影響が?46名の全寮制の大学生。実験参加者になったつもりで。4日連続で研究室に。指示に従い個人的な経験について開示する。文章を筆記することで。周りに人は居なかった。プライバシー保護の為、全て匿名で。筆記した文章もそのまま持ち帰って良いとされた。実験を始める前に、4つのグループに無作為に分けられた。第一グループ。つらい経験について、どのような経験でどのような感情を。辛い経験の具体的内容を。第二グループ。感情だけ。第3グループ。事実関係だけ。第四グループ、日常的な軽い話題を筆記。統制群になる。一緒に開示する第一グループ。開示群が3つなのは、どのような開示が効果的なのかを調べるため。健康状態にどのような変化が見られるかを調べる。実験の結果。開示群と統制群で差が。第一グループと第四グループで差が。第一グループは体調が悪くなる。4ヶ月後の追跡調査では、統制群に比べて開示前より健康不良が減っていた。自己開示をすることで、長期的にみると健康状態に大きな改善が。辛い体験の内容。大切な人が亡くなった話。失恋、喧嘩。薬物依存など。中流以上の大学生。比較的恵まれている層だが、辛い経験を。自分の感情も含めて開示することが健康に繋がる。後続の実験が続々と。枠組はそのまま利用されている。様々な実験の結果、かなり効果が広範囲に亘ることが分かる。感情への効果。開示の直後にはネガティブ感情を経験する。しかし追跡調査では、気分が向上している。幸福感など。プラスの効果が強く現れる。認知の効果。自己概念に対する認識が違ってくる。自分の理解が深まる。洞察が生まれる。ワーキングメモリの容量が増加する。難しい課題をこなすには、目の前の課題をしっかり認識する必要があるが、過去の経験に囚われがち。しかし未解決の話から解放され、ワーキングメモリに余裕が。慢性化した身体の緊張関係が和らぐ。不眠などの症状も緩和する。社会生活への効果。学業成績の向上。再就職率の増加。友人ネットワークの拡大。プラスの効果が。自己開示に関する研究は、多様な領域で行われている。一方、見いだせなかった研究も。統計的手法で統合して、全体としての効果を見出すメタ分析が行われている。これまでにも何度か行われている。86年から04年までの100件以上の研究について。自己開示にプラスの効果が。しかし、あまり強いものとは言えない。3日から5日するとして、それほど強い効果はない。自己開示によって症状が悪化する人もいる。健康な人が手がける健康法として、選択肢にはなる。自己開示に関する研究。開示にかける時間に多少の幅があったりする。細かには色々な違いが。メタ分析。よりはっきり生じやすい条件を見出す。性別年齢人種教育レベルは影響なし。場所については、個室の方が効果がより大きい。自宅の方が。プライバシーが守られた空間ではリラックスして出来る。プラスの効果は永遠に続くわけではない。生じるプロセスについての経験も。問いの答えを探す。研究結果は沢山報告されているが、身体まで元気になるのはどうしてか?総合的に考える必要がある。辛い経験をした時、不快感情を取り除きたいと考える。対処、コーピング。よく用いるのは問題焦点型の対処、状況に直接働きかけて、問題自体を変化させる。しかし中には難しいものもある。感情焦点型の対処。直接働きかけず、不快感情を鎮める。問題はどうにもならない場合。抑制型の対処。状況について考えないようにする。嫌な出来事を一時的に意識から放り出す事ができる。しかし、様々な面から問題が。出来事について繰り返し考えてしまう。理解を深める機会も奪ってしまう。深い感情が残ってしまいがち。付随思考の増加でワーキングメモリの容量も圧迫する。ネガティブな評価が持続し、ストレスが慢性化する。身体にも悪影響が。全身の緊張感が高まることでストレスに対応している。警戒状態。慢性化して緊張状態が長く続くと、身体機能が疲弊する。慢性疾患として表面化。密かに毒を出し続ける。心や身体を蝕む。出来事に向き合っていく、促進型の対処を行うことも可能。自己開示を行うことで、苦痛に慣れたり理解が深まる。否定的な認知や感情のコントロールが行いやすくなる。ストレス状態から解消される。身体的な緊張状態から解放される。身体状態が良くなる。心が軽くなると共に、身体状態が良くなる。心と身体は密接につながっている。自己開示研究と関連するテーマ。今後の方向性。開示を行うことが良い結果に繋がるメカニズムを。生理心理学などの最新の知見を取り入れながら。自己開示という行為が、健康に最大化するパターンを見出す。一定の成果を上げている。人が開示という対処行動を行うことを改めて捉え直す。開示実験の多くは相手を特定していない。しかし特定の開示相手がいるのが現実。相手からの評価も大きく影響すると考えられる。双方向的コミュニケーションの一環として捉えると、相手の感情の因子の考慮も。社会の中で生じる自己開示という行為の意味を。
打ち明け話をすると、身体状態が良くなるという意外な結果。特定の他者で無くても効果がある?実験室の外で行われた実験も。大きな自然災害に巻き込まれた者について長期に研究。人々が日常生活に戻っていく。経験した災害についてしきりと話し合うが、1ヶ月経つと話すのをしなくなってしまう。もっと話したいけれど、他の人が話したく無いために。2,3ヶ月経つと話す欲求が無くなっていく。自己開示は人と人とのコミュニケーション行為。信頼できる相手が必要。心の秘密を打ち明ける為には、安全だという状態が必要。分かっていても自己開示が出来ないことも。特定の人が居ない場合でも効果があるのは助けになる。日記などの形で言語化するのは難しくない筈。ずっと扱いやすい話になる。Internetは自己開示の場として有益。「インターネットにおける行動と心理」。掲示板などのインターネットのコミュニケーション。相手が見えなくてもコミュニケーションが出来る。自己開示がしやすい環境。しかし社会に開かれた存在。危険な面も。他にもトピックがあるので、自己開示に興味のある人は読むべき。

 

社会心理学 (放送大学教授)

社会心理学 (放送大学教授)

 

 

寛大さ。

他人の間違いに寛大な人種は、どの地域や時代にも一定数は居る。今の私には、とてもなれない種族。まあ人の間違いを指摘しても改善されないのが常だから、敢えて寛大な姿勢で臨むのは合理性があるとは思う。ただ、その場合は違うことが致命傷にならないことが前提になるのではと考える。組織の崩壊に直結するような危機管理的な問題では、幾ら寛大であろうとしても限界がある。寛大な姿勢を崩さない人種は、危機の経験がないからそう出来るのでは、と私は疑ってしまう。まあ捻くれているのかもしれない。ううみゅ。

G20と会誌作成、茨木高校の体育祭の日程。

G20も無事に終わったらしい。大阪人の私にとっては、かなり生活が振り回された感がある。テロが無かったのは何よりだった。透析を受けている患者さんが影響を受け、入院を強いられたりしたのには同情するけれど。分かっているなら対応すべきだったと考える。大阪のアピールにはなっただろうか。国際政治の進展もどうだろう。近視眼的に判断するのは避けるべきか。

昨日はG20を横目に、茨木高校の同窓会の会誌作成をしていた。専ら原稿を読んでいただけだけど。無事に印刷所の方に原稿の引渡しをする。打合せも順調にいき終わったと思っていたら、データを渡し忘れていた。ううみゅ。順調にいっている時に落とし穴があるのは気をつけないと。校正の後、8月後半には出来る予定。

茨木高校の同窓生に重要な連絡。今年の体育祭は9月3日。雨天順延はあるけれど。