F-nameのブログ

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卓越性。

今の世間は「卓越」という言葉が氾濫している。企業のプレスリリースにも「卓越」は頻繁に使われるし、「卓越大学院」というものがアチコチの大学で展開されている。そして大阪府の公立高校でも「卓越性」というバズワードが使われて、「文理学科」というカテゴリーが作られている。私の出身高校も文理学科になり色々と教育について模索が続けられている。ただ模索それ自体よりも、有名大学の合格者数が世間からは注目されることが多いのは否めない。大阪府内ならどの高校にも進学出来るので、文理学科を持つ高校の中でもランキングがつけられているのが現実である。

新しいテナントの営業開始。

何回か書いているが、弊店が入居する百貨店は改装工事をしている。ようやく一部の売場で改装が終了して営業が再開された。と言うか外部のテナントにとっては1つの店舗を新規に開くことになる。弊店も昨年の夏に百貨店で店を開いているが、店舗の移転という扱いである(文具売場も設けることになったけど)。朝に1人で仕事をしている時に、たまたまエスカレーターescalatorから見ると、仮囲いは撤去されて如何にも賑やかな雰囲気であった。清掃の方も弊店の清掃が終わり、次は新しいテナントに行くとのこと。同じ百貨店で働く者として、繁盛して欲しいと痛切に思う。帰りに寄るのも面白そう。なお業態は、所謂100円shopである。

グローバリゼーションとローカル社会(総合人類学としてのヒト学第14回)

グローバリゼーションで何でもかんでも同じになるとは考えない方が良いのだろう。

 

深山直子。グローバリゼーションとローカル社会。グローバリゼーションという現象。均質化と異質化の力学。ツバルを対象として調査の事例についても。
グローバリゼーションとはなにか。グローバル化はごく当たり前に。色々な断面で世界の。60年代初頭に英語の辞書に。グローバルから。あらゆるものが地球上を移動。環境問題などで地球を単位として議論する必要が。90年代にかけて普及。言葉の経緯から、グローバリゼーションは最近の現象と思う人が多い。その前はローカル社会の内側に。そんなことはない。はるか昔から。グローバル・ヒストリー。13世紀にはEuropaから中国への交易が。木造帆船。7世紀から8世紀にインド洋の海域で。そもそもアフリカ大陸で誕生した人類が拡散した事実も、物ことの移動と捉えられる。ホモモビリタス。拡散して多様な環境に適応。文化社会の多様化に。広義のグローバリゼーションには人類史と同じ長さが。しかし最近に限定するのにも意味がある。比べ物にならない。一般的にグローバリゼーションと呼ぶのは狭い意味で。近代、16世紀あたりには既に存在。速度や広がりに違いは留まらない。近代以前は多様な地域を中心。近代以降はEuropaを中心に。大航海時代。ヨーロッパ人は世界認識を広げる。プロテスタントの世界進出。オランダイギリスフランスが先導。大西洋三角貿易。蓄積された富が産業革命を。アメリカの独立で拡大。19世紀後半の植民地化。第一次産品を供給させて市場とさせることで富を蓄積。世界規模の戦争へ。冷戦に。ソ連圏の崩壊で資本主義の拡大。自由競争を重んじる。情報技術革新が進む。5次のグローバリゼーションの日本に対する影響。戦国時代。ポルトガルやスペイン。江戸幕府。いわゆる鎖国政策。オランダを通じて蘭学が輸入される。言語や文化を共有する国民国家や軍事を。植民地化を。欧米中心のグローバリゼーションへの対抗。アメリカの強い影響で高度経済成長を。グローバリゼーションを。もはや欧米化の次の段階に。中心性は文化のレベルでは曖昧。グローバリゼーションというと知識の伝達を。人の意思で。欧米型の軍事文化。身体に変化を。ナンバ走り。上半身と下半身のひねりがないあるき方。農村の文化で。軍事文化の一環でナンバという歩き方が廃れる。右手と左足を一緒に。更にグローバリゼーションにより感じ取れないものが移動。感染症の移動。パンデミック。1918年からスペイン風邪というインフルエンザがパンデミックに。日本でも半数が感染。口蹄疫や鳥インフルエンザのように動物に感染するものも。ウイルスの移動を制限するのは困難。身体動作や病なども世界を。人の思惑とは関係なしに。コントロールも出来ない。
グローバリゼーションとローカル社会の関係。ローカル社会の固有性が失われグローバルな色に。短絡的。現実にはグローバリゼーションとローカル社会の関係は複雑。食べ物の文化。ファーストチェーン店のマクドナルド。100以上の国に3万店以上。マクドナルド化する。均質化を強調。食文化はそのまま受け入れられていない。イタリアでは首都ローマで開店した時に、スローフードという抗議運動が。危機感と食文化の活性化を。世界各地でも展開。食文化の再ローカル化を。日本でも00年辺りからスローライフやロハス。健康的で持続可能な。食育が重要であるとも。伝統的な食文化の見直しを。マクドナルドが受け入れられた?ローカル社会による変容が。96年に進出したインド。ベジタリアンが非常に多い。100%のパテ?鶏肉や野菜などを。多彩な香辛料をメニューでも。食べ物自体に留まらず店舗の利用にも。日本では喫茶や休憩、仕事にも。サイドメニュー。電源が使えたり。日本の食文化。グローバリゼーションを。ニュージーランドのオークランド。寿司屋は持ち帰り専門店が多い。甘辛いソースの鶏肉などをネタとして使っている。ティータイムで寿司をつまむことも。ローカル社会はグローバリゼーションに翻弄されるだけではない。対抗してローカルな文化を評価したりグローバリゼーションな文化を変容させたり。土着化や地域化、ローカリゼーション。並行する現象。グローカリゼーション。均質化と異質化の力学を。
実際に行ったスバルでの調査研究を。人類学で長期滞在してローカル世界を深く掘り下げる研究手法が。あまり人類学には向いていない?グローバリゼーションを深く掘り下げる。フローに着目。スケープとして立ち上がる。景観を描き出すことが重要な仕事。環礁ストー。スバルという国;オセアニア。ポリネシアの西端に。多数の島を。人口は1万人弱。主たる収入源は入漁料と海外送金。19世紀末にイギリスの保護領に。78年にイギリスから独立。地球温暖化問題で世界に知れ渡る。結果。海面上昇が。国土の殆どが平面の島。キリバスなどとともに深刻な被害を。ヨーロッパ人のイメージ。未開の地など。日本でも楽園というイメージが。海面上昇の主たる原因は先進国。被害者として描かれる。前近代的イメージがより強化。沈むスバル。フィールドワークを。フナフティ環礁。人口の一極集中。建築物の数の経緯。低地が居住地として利用されるようになった。リスクを知らないとは考えられない。住民9人からライフヒストリーを。他の島の出身。55年生まれの女性。教職課程を。78年の男性と結婚して教鞭を。83年に生まれ故郷に。84年にフナフティに流産の恐れがあるとして移動。01年には奨学金を得てフィジーに。09年時点では7人の家族に。人々はキリバスやフィジーなどにも。環境問題。結果はローカル社会に留まらない。浸水や塩害のリスクも。スバル人を被害者として報道。浸水リスクの高い住居に拡張。市街地についてセンセーショナルに報道されるが。人口の過密化で。ライフヒストリー。海を超えた長距離の移動を繰り返す。移動の背景には可能にする島を越えた親族関係を。住民は能動的に。国際社会は真摯に向きあう必要があるが。たくましく適応し対応する。隣近所に島の間の移動を。近代以降のグローバリゼーションで可能になったが。前近代から先祖が移動。
一般的にはグローバリゼーションとローカル社会の関係は多様。現代においてグローバリゼーションと無縁のところはない。閉じている存在ではなく開いているものとして。

 

総合人類学としてのヒト学 (放送大学教材)

総合人類学としてのヒト学 (放送大学教材)

  • 作者:高倉 浩樹
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2018/03/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

現代マオリと「先住民の運動」―土地・海・都市そして環境

現代マオリと「先住民の運動」―土地・海・都市そして環境

  • 作者:深山 直子
  • 出版社/メーカー: 風響社
  • 発売日: 2012/05/01
  • メディア: 単行本
 

 

願いをかなえる。

私は名目上は創価学会の会員であり創価新聞が配布されている。最近の紙面の特徴は、東京都議選での公明党の候補者の紹介があることである。私が住んでいるのは大阪府だから都議選に直接の関連はない。関西独自の紙面も展開するのは可能だから、何も東京向けの記事を載せる必要はないはずである。ところが創価学会というか公明党の伝統として、衆議院議員総選挙より東京都議選を重視するのは変わっていない(そもそも宗教法人として東京都の認可を得る必要はなくなった筈だが)。なので学会員は候補者23名の全員当選のために東京に住んでいる知り合いに電話などを積極的にする。ただ創価学会員は減少傾向にあるとされているので、全員当選の伝統が続くかどうかは見通せない。

宣言解除についての雑感。

報道で知っていると思うが、関西圏3府県を含んだ9都道府県の緊急事態宣言が期限の20日をもって解除される方向になっている。ただ関西圏の府県では、「まん延防止等重点措置」に移行することになる。アルコール類を提供する飲食店としては規制というか要請内容を緩くして欲しいというのが本音だろうけど、具体的にどうなるかは府県の匙加減による。ただ飲食店にとっては昨春からの話になるので、店を畳むところは多くなるかもしれない。叩きやすいからスケープゴートscapegoatにされている側面も否定はできない。それで医療逼迫がマシになっているから解除をするのであるが、第5波が来るというのは皆が想定している。そしてそれがオリパラに重なることも。

ICTとカリキュラム(カリキュラムと学習過程第14回)

出身高校のICTの活用はどうなっているかに関心を持ちたい。

 

奈須正裕。佐久間茂和。通信情報技術の導入。ICTとCurriculum。
ICTとの出会い。教師になりたての頃。先輩から授業名人として弟子入りする形で。学校が違うなどして違う学校では効率が悪かった。ある程度のレベルになるまで時間が必要?産業革命の道を。教育方法の道。システムや方法を学ぶ。視聴覚教育。一番合っていた。視聴覚機器やパソコンが主役に。周辺機器やシステムを含む形でICTに。技を盗む、身体に。Engineering。視聴覚教育でありICT。内容領域の1つであるとともに、科学的論理に支えられた。システム論的に。視聴覚教育、情報教育、ICTの活用。教育の方法や力量をどう考えているかに関わる。
そもそもICTとは?学校教育に導入するとは?ITから。InformationTechnology。情報関連技術。Communicationの為のIT。ITがToolであることを協調。InformationとCommunicationとTechnology。今までの教育機器であるテレビやビデオ、OHPとはどう違うのか?今は殆ど無い機器。全国レベルで定着はしなかった。ビデオもDVDに代わり、徐々に使われなくなる。ICTも同様の経過を辿る?導入の障害に。今までの機器とICTは決定的に違う。Internetやスマートフォンのように市民生活を劇的に変える。流れは変わらない。学校だけが用いないのは有り得ない。国も地方自治体も膨大な予算を投入している。企業の画策を遥かに超えている。単なる延長線上でなく一線を画する。
ICTがどのように教育で活用されているか。教室への導入のルート。ICTの歴史や性格。学校における情報。学校の情報化と情報教育。公務と授業の。公務の情報化。教科経営などの改善を。授業の情報化。学びの場におけるICTの活用。学習支援システムの必要性。児童生徒の学びの改善へ向かう方向へ発展。情報教育。最初から児童生徒の。情報の科学的理解など。2領域3分野を考慮。ICTとカリキュラムを考えるにも。6つの活用。CAIなど。CAIとCMI。コンピュータが支援した教授。具体的にはコンピュータを用いて個別指導を。コースウェアで学習。開発に時間がかかり柔軟な対応が難しい。しかし単純なドリルなどやウェブコンテンツなどで。CBT。コンピュータ上で試験を。商品の説明にも。CMI。コンピュータにより管理された教授法。成績管理や授業プランで。授業計画や教材開発など。パソコンソフトの発達で。校務処理システムなどで活用されている。CBTは発展を続けている。PISA調査などでも。最適な出題をオーダーメイドで。適応型テスト。回答パターンの解析で。受験者について多くの情報が。背後にある考え方は一般的視力検査と同じ。指示棒型。視聴覚教育の原点。対象物をクローズアップする。視聴覚教育は進化してICTに。支持棒は主に教師が使う。デジタル黒板やデジタル教科書も。ノートや鉛筆としての。児童生徒の学びのツールとして。児童生徒の環境には時間がかかった。高額な費用のため。必要性も認識されていなった。ICTの整備で徐々に。パソコン室の整備。認識が広がり教室でのニーズが高まる。Internetが整備されて実物投影機が。子どもが発表したり記録したり。交流ツールや文房具ツールなどとして。タブレットPCを導入。1人1台にする自治体も。整備のあり方も変化。もはやパソコン室も必要なくなるかもしれない。図書室との連携で学習情報センターにすることも。communicationCorporation。1人で使うだけでなく共有したりまとめたり。実現するツールとして。交流する場面や資料を作成したり。情報教育。領域が異なる。3つの目標。小学校では体験重視。中学校では活用重視。高等学校では考察重視。小学校における情報教育。情報活用能力を専門にする教科はない。適切に活用する学習活動を充実。慣れ親しむことに重点が置かれている学校も。小学校と中学校の接続も踏まえて。小学校では基本的操作を。中学校ではそれを踏まえて。情報モラル。社会に参画する態度。情報に対する責任を。
具体的にICTのカリキュラムは?ICTの活用による違いが。ドリルのようにコンテンツに組み込める。計算ドリルや漢字ドリル。Webコンテンツも。児童生徒が個々に学習。計画的にカリキュラムに配置。タブレット端末を1人1台に。算数の各単元の終わりになど。CMI系の活用。校務事務に関するICTはカリキュラムに表現できない?学校独自のシステムを構築した場合には位置づけておく必要がある。マネジメントもカリキュラム。計画通りに実施されているかも。ICTは指導のツールであり指導の本質は教科であると。ICTの支持棒やノートや教科書やcommunicationなど。授業の本質は教科であり、ICTはあくまでツールで教育方法。一番の課題になる。コンテンツとして組み込むのは難しい。教科書会社はICTの使用法を教科書に組み入れている。理科の天気の学習。衛星画像などを利用して。必ずしもICTを使わなくても良い。ICTが進まない原因。PCやタブレット端末などが整備されてきている。ICTの活用は教育課題の中でも最重要。ICTで学力は向上すると文科省は成果として期待している。カリキュラム化は効果的。教科書が鍵。ICTを活用した教育活動。教育方法も組み込む。文科省が例示する典型的ICT活用法。教師の指導ツールとして。単元計画の中で位置づける。情報教育系の活用。情報モラルなどはしっかりとカリキュラムに出来る。情報活用能力と情報モラル育成。学習指導要領で小学校では具体的目標を定めていない。ITスキルに差が。中学校の技術家庭においても大きな問題。文字入力を教えるのに時間が。中学校では簡単なプログラミングなどが。小学校でも6年間の指導計画を定める必要がある。学校の卒業生のリテラシーを保障する。社会の情報化で影の部分を理解して社会に参画する姿勢を。児童生徒にもInternetが普及していて様々な問題が。学習指導要領にも明記されている。情報モラルは具体的価値が示されていないので指導していないのが実情。情報モラルの指導は学校単位でカリキュラムにしておく必要がある。情報モラルのカリキュラムや指導計画。文科省の委託で例示した指導計画。系統性を持たせる。
留意すべき点にも独特のものが。3つのポイント。脇役。新参者の脇役。主役は教科。カリキュラムに表現されても強制力が弱い。ICTは指導法の1つ。ICTが使われないことも。教師が経験で培ったものがあるので、絵に描いた餅になりやすい。関心や理解の薄さ。情報モラルの指導。全教師や全教科で。しかしカリキュラムにしているところは少ない。最近までの視聴覚機器の導入と異なり、世界的にICT化が進むことは間違いない。黒板同様に使われるのは必然であり加速化も。ベテラン教師の授業ほどICTの効果が高い。若い先生の授業レベルを上げることを。ICTという新しいツールは新しい能力を養う。

 

カリキュラムと学習過程 (放送大学教材)

カリキュラムと学習過程 (放送大学教材)

  • 作者:浅沼 茂,奈須 正裕
  • 出版社/メーカー: 放送大学教育振興会
  • 発売日: 2016/03/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

「資質・能力」と学びのメカニズム

「資質・能力」と学びのメカニズム

  • 作者:奈須 正裕
  • 出版社/メーカー: 東洋館出版社
  • 発売日: 2017/05/29
  • メディア: 単行本
 

 

 

 

 

やる気はどこから来るのか: 意欲の心理学理論 (心理学ジュニアライブラリ03)

やる気はどこから来るのか: 意欲の心理学理論 (心理学ジュニアライブラリ03)

  • 作者:奈須 正裕
  • 出版社/メーカー: 北大路書房
  • 発売日: 2002/11/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

教師という仕事と授業技術 (学力が身に付く授業の「技」)

教師という仕事と授業技術 (学力が身に付く授業の「技」)

  • 作者:奈須 正裕
  • 出版社/メーカー: ぎょうせい
  • 発売日: 2006/04/01
  • メディア: 単行本
 

 

 

ミドルリーダーを育てる 71人が語る現場のリーダー・頼れる先輩

ミドルリーダーを育てる 71人が語る現場のリーダー・頼れる先輩

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 教育開発研究所
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: ムック
 

 

激怒。

今年にかけて携帯電話の主要3社が格安のプランを展開して、それに変更したのが100万件を越した会社もある。そもそも昨年に総理や総務相が携帯代金が高いと激怒したのがキッカケになっている。国民の負担を和らげようと目論んだこととされる。しかし消費税などの税金を下げるのではなく、民間企業者に脅しをかけて代金を下げさせるというのはどうなのかという議論もある。まあ携帯会社は公共のものである電波を使用しているのだから、携帯代金が高いままであったのは問題が無いとは言わないけれど。それから競合が生じているのは確かで、楽天モバイルが410万件でありYmobile(Softbankのサブブランド)が500万件を超えている。私もSoftbankからUQmobileにして携帯代金を下げた。