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病いの経験と患者の生活の質(健康と社会第2回)

医療専門職にとっての疾患と、患者にとっての病との間にはギャップgapがあるというのは頷ける話だと思う。患者にとってもcommunicationをとっていくのは大事だな、と。

 

病気になる、ということ。何をするのか、させられるのか。何を感じ、考えるのか。
薬を飲む、家族同僚に相談する、医師にみてもらう。休養する。入院する。会社を休む。大枠は同じ。保健行動。予防するということ。病気行動。自分なりに病状を把握する。病者役割行動、病人役割行動。判断された時点から。患者役割。病者役割。パーソンズ。役割から離れ、新たな役割を。2つの権利と2つの義務。治癒させる、症状を悪化させない。社会的な義務。病気行動。
内側を見る。何を感じ、考えるのか?疾患と病との区別。疾患、医師からの視点。治療法。心筋梗塞。生物学的変化。病、社会的側面。経過などが含まれる。患う経験。主観的意味。シックネス、社会的側面。何を感じ考えるのか。病の経験。
健康と社会、病と病の意味。医療や保健では、疾患に焦点、病の意味が遠くに追いやられている。クラリーマン。病の経験をまとめると、それを基に次のステップに進める。病の語り。患うことに特有の。語ることにより物語が作られる。自分自身の物語を他者に伝える。医療専門家。客観的に限定。患者にとりリアルな世界。そのrealityを尊重することから治療が始まる。医療専門職にとり大切な問題。患者の援助の為の。この病気はそもそも何か、なぜ侵されたか、なぜ今か、どんな影響を及ぼすか?色々探す。医師や看護師に聞く。少し違う場合が多い。医学的な話とはズレる。副作用について、など。説明のギャップgap。生活世界の中での病、疾患とは違う。説明モデル。ギャップを埋める方法として、何を知りたいのか明確にしようとすることが。自分自身の説明モデルを患者のそれと近づける。過去に担当した患者の事例を応用するなど。信頼関係に繋がる。
病を語る、ということ。病の語り。ナラティブ・アプローチ。物語での接近。ナラティブセラピーなど。病を抱える当事者同士の。セルフヘルプグループ。疾患別に。自主性の尊重。居場所が。互いに影響し合う。経験知が源。専門知と比較して実践的。ナラティブ・アプローチそのもの。断酒会。話し手が一方的に話す。評価を全く与えない。極めて効果的。患者の語りデータベース。自由にInternetでアクセスできる。日本では06年から。患者本人のnarrativeが整理。accessする人のnarrativeに影響を。同じ疾患になっている人のnarrativeに触れる。患者自身が知りたいことが。病の経験を知りたいのは医師や看護婦などにも。研究目的にも。アドバイザリー委員。
疾患中心に展開されている。病とのギャップを埋める。ナラティブ・アプローチ。根拠に基づいた医療と。治療、当事者同士の物語を。

 

健康と社会 (放送大学教材)

健康と社会 (放送大学教材)