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健康への力とは(健康への力の探究第1回)

自分が健康になるだけでは足りないと言えるかもしれない。

 

健康への力とは。健康とは何か。専門家にも様々な定義が。自分なりの思いを。代表的な定義や、力として捉える考え方を。ヒトが持っている力の向上への支援。
健康の定義。今の健康状態は?国民生活基礎調査。健康状態について良いが20%。普通が47%。良い、まあ良いと合わせると、85%の人が普通以上。健康状態に認識。怪我や病気だけが判断材料ではない。健康意識に関する調査。普段健康だと感じる?重視した事柄は?3つまで。病気がない、63%。身体が丈夫、40%。不安や悩みがない、20%など、精神面も。精神面の解答が50%以上。人とひとの繋がり、社会面。13.6%。事前に身体的精神的社会面の設問を。WHOの48年の健康の定義にも含まれている。完全に良好な状態。完全を求めれば誰でも健康ではなくなる?ネガティブなことを否定して、疾病などがあってもポジティブな面に眼を。completeの訳。3つの側面が揃っているという解釈も。1つも欠けてもならない。充分に、という訳も。3つの点で調和が取れている、という意。日本WHO協会。すべてが満たされた状態。健康の定義での3つの面。病気の定義と合わせて。慢性疲労症候群。原因不明の強い疲労が長期間。患者の語りが大切。ナラティブ。語ったもの。ナラティブへの関心が病気に注目する鍵に。医学的に明確に診断されなければ病気ではないのか。医療人類学や医療社会学。身体的な疾病、精神的な病、社会的な病気。精神的なものと偏見が。人を全体としてみる、全人的健康。98年にWHOの定義について2つの変更案。動的、を加える。固定したものではなく変化するもの。スピリチュアルを。霊的宗教的精神的。もう含まれている?mental。心理学的とも。神や霊についての文化的違い。国際的定義に取り入れることは難しい?緊急性が低いとして見送られた。
国際的に通用する健康の定義。healthについて。語源は全体や調和の意。全体論的と訳される。holistic。全体論。物事は細かな要素に分ければよいという要素還元主義とは逆。それだけでまるごと人間を理解するのは難しい。全体は部分の足し算としてではなく。まるごとの人として扱われないことに対するアンチテーゼ。身体だけでなく心やスピリットとも統合されている。社会的の代わりにスピリチュアルを。生きる意味、生きがいを持つ。身体と精神と社会は相互に繋がっている。人間を構成する3つの要素をまとまりとしてみる、生物心理モデル。システム。疾病は人間関係に影響を。心理学でも大きなテーマ。well-beingの心理学。WHOの健康の定義でも。良好の元の英語はwell-being。へドニック、生活満足度。主観的well-being。生きる意味、生きがい、自己実現、人間の潜在的能力。ポジティブ心理学でもwell-beingが中心的位置を。6つ。自己受容。自分に対するポジティブな。他者とのポジティブな関係。自立性。環境制御、能力と達成感。人生の目的。人格的成長。成長し続ける感覚。マーティン・セリグマン。5つ。ポジティブ感情。人と関係を持つ。人生に意義がある。達成すること。人生の目的や意味など、個人に限定されない。相互関係の良好さを含む。精神的に良好な状態。精神的なwell-being。生きる意味、生きがい。注目されるのは?生活の質、QOL。重視されることに共通。健康を考える時に医学的だけでなく主観的な、生活の側面。価値観などが重視。多くの人が健康リスクや慢性疾患を抱え、グローバルな環境リスクや災害リスク。逆境でも生き抜く力を。ポジティブ心理学への期待。辛いことを経験するが、全て忘れてしまう、のではなく、他者に開示することで助け合いの関係を強くする。ストレスを成長の糧にする。人間の強さへの期待。理想的な状態を求める。医療への過度の依存を?理想的な健康があるとすれば、急性疾患が主だった話に。慢性疾患には合わない。変化とともに医療が発達。医療の対象も増えている。落ち着きのない子供などが学習障害などに。肥満も対象になって長い。医療化。救われる人が居るが、様々な問題を医療に任せて社会の問題にならない懸案が。自分で健康を維持する力への注目。健康を適応してセルフマネジメントする。健康を変化できるもの、力として把握。自分で上手く対処できる。コーピング。身体的健康。環境が変わっても恒常性、ホメオスタシス。マラソン選手の脈拍数。トレーニングで30回ほどに。一般の人でも階段を使うと、ストレスへの対処。精神的ストレス。心的外傷後ストレス障害を防ぐ力を。首尾一貫感覚。SOC。困難に直面した時に理解して対処し意味を見いだせる。セルフマネジメントの強化。幸福感が上昇。ポジティブな反応が。社会的健康。潜在能力を発揮し義務を果たす。生活をマネジメント、社会活動に参加する力。チャンスと限界の間の動的関係。自立したり参加したりするチャンスを活かす。ストレスなどの困難に如何に対処するか、コーピングする力。健康だとも感じられる。健康と病気は明確に分けられないことに。それでも病気は大きな存在で、様々な研究が重ねられた。
歴史。19世紀末。細菌学の登場。感染性の病気に対応。生物医学は大きく発展。病院研究所大学などで努力が。近代化と共に慢性疾患は増加。治療するだけでは減少させるのに限界が。医療費も高騰。60年代から、運動などの行動やライフスタイルがリスクファクターに。死亡リスク。個人の行動やライフスタイルが40%。慢性疾患の対策。行動やライフスタイルについての健康教育。リスクファクターを多く抱えていても健康な人が。疾病生成要因だけでなく、健康生成要因。健康生成論。首尾一貫感覚。資源は周囲のサポートなど。病気は排除されるべきものではない。ストレスは成長の糧。健康へと向かう持続的学習。情報を入手し活用。幅広い知識がヘルスリテラシーを。学習のサイクル。健康における成長と学習。ヘルスリテラシーは家庭地域職場などのサポーティブな環境からなる資源。自己や環境の意識。エンパワーメント。力や自信を。生まれ持った潜在的な力を発揮できるようコントロールを。SOCは資源を活用してコントロール出来ること。健康生成論の流れ、社会的戦略としてのヘルス・プロモーション。選択しやすい環境を。個人のライフスタイルを変えられない場合が少なくないが、責めることが出来ない場合も。企業の広告戦略と消費文化が深く関わっている。煙草を吸い酒を煽り車を走らせる。犠牲者非難。ヘルス・プロモーション。86年のオタワ憲章。05年のバンコク憲章。コントロールすることが出来る。医学的ケアには限界が。環境へのヘルスケア。その人が出来るような環境が作れていないのが問題。貧困は最大の要因。最貧困層では早く死亡する人が。収入がより低いほど健康状態は良くない。政治的社会的経済的要因。健康格差は本人の責任ではなく、社会の不公平。個人の行動の変容への取り組みを。地域の繋がりが重要。コミュニティ。地理的のみならず価値観を共有する集団、インターネットを含む。ソーシャルサポートに着目。人々の繋がりによる支え合い。セルフマネジメントのプログラム。患者会やカフェやサロン。参加型のプログラム。ソーシャルサポートの形成。他者への支援。健康が人々の。社会関係資本。助け合いの規範。互いに信頼し合う文化や風土。人を全人的に診る。疾病だけでなく主観的な病を。地域の幅広い資源を。ヘルスリテラシーにはコミュニケーションが。対話の保つ力。共感しあい。すべての人の参加。生まれ持った潜在能力を持ち寄って社会的資源を共に育てる。

 

健康への力の探究 (放送大学教材)

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