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健康生成論(1) ストレス対処と健康生成論(健康への力の探究第2回)

いわゆるストレス理論は最新の理論を学ぶ上でも前提になることが理解できた。

 

健康生成論。日本国内でも注目を。発想の転換。様々なところで。健康の分野ではあまりなかった。社会情勢で不可避的なものとして。アントノフスキー。健康生成論を発見。79年に。経緯。カリフォルニア大で。イスラエルでも研究を。60年代から健康と社会の研究を。直面した現実。逆境の中で生きる人にも元気な人がわずかながら居る。イスラエルの高年期女性を。第二次世界大戦で強制収容所に収容されて移住した人も少なからず居た。強制収容所の経験がある群とない群。凄惨な経験があるから当然?約30%は良好な状態であることに関心を持つ。人間的な成長の糧にしている共通の特性とは?人間の生命や健康に関わる医療では予防だけでなく外科的手術を。疾患そのものなど。それを取り去る。リスクファクターを探して取り去る。疾病生成論。疾患ではなく健康に光をあて、回復させ増進させる要因を育むことはあまり行なわれていない?そういう研究があってもよいと考えた。健康要因。何が健康を作るのか。健康生成論。この立場で研究をする必要。疾病生成論は累々と研究が。危険因子を探り低減するのを目的として知識を蓄積。癌の危険因子。肺がんでは喫煙。癌の種類により様々。肥満や運動量不足など。こうした外的な要因だけでなく遺伝子の変化など内的要因も。健康要因とは?健康への力。最も有力な健康要因。アントノフスキーは様々な逆境を経験した人にインタビューを。広範な研究においての成果を分析して、健康生成モデルを作る。健康要因の前に、健康とは何かについて。健康の意味が大きく異なる。健康の再定義。疾病生成論においては二分法のモデルで。疾病でない状態が健康。危険因子を取り除けば疾病にならない。多くの人にとりわかりやすい。病院で風邪薬を貰う。運動などで疾病予防を。健康生成論での健康は?安楽でない状態。健康破綻。健康。両端にした連続線上のどれかに健康状態がある。健康破綻健康の連続体モデル。健康の連続体モデル。健康要因の位置づけ。健康の連続体モデルではどのように健康破綻するのか?負のエントロピー。エントロピーは熱力学第二法則の重要概念、乱雑さ、無秩序さ。負のエントロピーは秩序だっている。人は無秩序性に向かっている。その中でも秩序を保って生きている。あらゆるシステムにおいて無秩序へ向かう動きに抵抗して健康を保っている。無秩序と秩序が一直線上にあり、無秩序へ圧力をかけられている。無秩序が健康破綻に。健康から健康破綻に繋がるストレッサー。負のエントロピーの要因が健康要因。疾病生成論の健康概念より分かりづらいかもしれないが大事な考え方。花粉症。マスクするなど花粉を除去。完全に治すことは今の所出来ないので、花粉症と一緒に生活を。薬を飲んだりして症状をコントロールする。糖尿病などの慢性疾患はより健康に生きるべく上手く適応している。二分法モデルよりも健康の連続体モデルの法がフィットする。ストレッサー。健康生成論に概念の理解が重要。
ハンス・セリエ。人間は厳しい環境に入ると耐えきれなくて病気になる。厳しい環境をストレッサー。人と環境との相互作用を加える。環境と関わる中で何がどれほどストレスなのかを決める、認知的評価。湧き上がってくる感情を処理、コーピング。ストレッサーはストレスの要因。ライフイベント、人生上の出来事、日常のいらだちごと。ライフイベント。事故に巻き込まれたりするのは突然のことが多い。重要なストレッサー。配偶者の死を100としてライフイベントを点数化。列挙して健康に与える影響度を。過去1年間での値が高いほどストレス関連疾患に。日常の苛立ちごと。交通渋滞や夫婦喧嘩、職場で不本意な対応。頻繁に体験する出来事をデイリーハッスルと。悪影響を与える。慢性ストレッサー。サービス残業が続く、困難にも関わらず給与が少ない。有期雇用で先が見通せない人も。騒音などの物理的刺激が続く人も。長期間に亘ると精神的負担が大きい。慢性ストレッサー。身体的にも精神的にも健康状態が悪化するとの研究は多い。夜に寝ている時など、体内では副交感神経系が。心臓の鼓動はゆっくりしたものに。ビックリするなどすると交感神経系が働く。状況に対応できるよう体内が準備を。血液の中にアドレナリンが。血糖値を上げる、更に不快なことが起こると身体の様々な症状を改善する。副作用をもたらす。糖質コルチコイド。糖を作る。皮膚や粘膜の傷が治りづらくなり、胃の粘膜にダメージを。免疫能力が低下。ナチュラルキラー細胞。リンパ球。交感神経が働いていると弱くなる。ストレス状態が長くなると病気に。メンタルヘルスへの影響。気分が落ち込むなどの症状が。鬱状態に。その他の精神疾患にも。交感神経や糖質コルチコイドの副作用。高血圧など。基本的な知識を踏まえて。
健康生成論。川の流れに例えて。川の中で流れに逆らい生活している。流れはストレッサー。急流だったりもする。文学の世界でも。妥当なたとえ。あまねく存在するストレッサー。流れは様々な要因で。戦争中では過酷に。大変なストレッサーに。なんとか泳ごうと努力する。泳ぐ能力は何によって決まるのか?アントノフスキーはインタビュー結果や研究成果や最新の理論について検討する。究極と言える健康要因。首尾一貫感覚。SOC。SOCとは?泳ぐ力の源。ストレス対処力。健康生成力。健康生成モデルが構築。健康生成モデルはSOCを中核に左右に。一番左側には歴史的文脈など。健康の源としての歴史や社会。難民キャンプや先進国の家庭。社会的な情勢などで不安定。健康の割合が違ってくる。歴史社会文化的な背景で。汎抵抗資源。川の流れに抵抗するための資源。何かの助けになるもの。天然資源も人間の助けになるもの。人間がストレッサーに抵抗するためのお金や文化など。困った時に頼れるもの。健康生成モデルの流れにおいて2つの役割。人生経験の質が定まり、SOCの形成要因に。SOCによって機能するかどうかを見極める。SOCの役割とも大きく関わる。健康生成モデルの右側。資源を動員してストレッサーに対処。一次評価。回避するべきなのかストレッサーではないのか。この判断にSOCが大きく関わる。ストレスの認知的評価の一部。アントノフスキーにより組み入れる。緊張状態を解除するように対応。緊張処理に成功するとSOC自体も強化される。失敗すると健康破綻に。SOCは健康要因の究極と言える。SOCの形成。人間の世界の中でストレッサーはあまねく。ストレッサーは川の流れ。なんとか適応しようとするのが健康生成論の基礎。エントロピーをシステムに取り入れる。部屋の掃除を怠るとゴミが山積する。ストレッサーはどんどん部屋に放り込む。生活する限り続く。しかし掃除をして整理整頓した状態になる。不要なものやゴミ、エントロピーの増大。整理している、秩序に近づける。健康破綻と健康。綺麗に整頓した状態に。健康要因。首尾一貫感覚、SOC。

 

健康への力の探究 (放送大学教材)

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